オリックス優勝の可能性(2021年)は?優勝はいつ?何年ぶり?成績予想
今回はオリックス・バファローズの優勝の可能性についてです。ここ数年下位に低迷していたオリックス・バファローズですが、2021年はここまで好調をキープし、ソフトバンクなど強豪チームを抑えて首位をキープしています。
オリックス・バファローズが2021年に優勝する可能性は50%
と私は予想しています。また、チームの成績予想についても、私は2~3位で終わると予想しています。その要因と根拠について述べていきたいと思いますが、まず初めにオリックス・バファローズが優勝できる可能性を秘めている3つの要因は下記になります。
①先発投手陣の安定
②クリーンアップの定着化
③若手の台頭
以上については、後述の各章で説明していきたます。
その前に、オリックスが仮に2021年にリーグ優勝を果たすとすると、いつぶりになるのでしょうか。遡って見ると、1996年、1995年の仰木監督時代にリーグ連覇したのが最後であり、実に25年ぶりとなります。イチローがメジャーリーグに挑戦する前で、日本でバリバリやっていた頃のまさにオリックスの全盛期と言っていいかもしれないですね。
オリックスの優勝の可能性は?歴代優勝回数とメンバーは?最後の優勝はいつ?
オリックスの歴代優勝回数は12回(前身の阪急ブレーブス時代を含む)を誇ります。このうち、オリックスだけとしての優勝回数は1995年、1996年の2回だけとなります。仰木マジックと言われた、名将・仰木彬監督の功績は輝かしいものですね。
この1995年の主力メンバーは下記となります。
1 イチロー(中)
2 馬場敏史(三)
3 田口壮(左)
4 ニール(指)
5 藤井康雄(右)
6 D・J(一)
7 小川博文(二)
8 中嶋聡(捕)
9 勝呂壽統(遊)
1996年の主力メンバーは下記となります。
1 田口壮(左)
2 大島公一(二)
3 イチロー(中)
4 ニール(指)
5 藤井康雄(右)
6 D・J(一)
7 小川博文(遊)
8 中嶋聡(捕)
9 馬場敏史(三)
イチローは言わずと知れたレジェンドであり、今や日本の宝というよりもメジャーリーグでのスーパースター・レジェンドでもあります。イチローの他にも、同じくメジャーリーガーとして活躍した田口壮(現オリックス・外野守備走塁コーチ)であったり、中嶋聡(現オリックス監督)などが全盛期として活躍した時代であります。
数少ないオリックスのリーグ優勝を経験している2人が、現チームの首脳陣として在籍しているのは、チームにとって大きな財産ですね。シーズン終盤になってからの優勝マジックの減らし方、後半戦の戦い方など十分に心得ているのでしょうね。
オリックス優勝の可能性と順位予想(2021年)の根拠①「先発投手陣の安定」
前述したオリックスが2021年に優勝する可能性を秘めている3つの要因をおさらいしましょう。
①先発投手陣の安定
②クリーンアップの定着化
③若手の台頭
ここでは、1つ目の「先発投手陣の安定」にいて示していきます。今シーズンのオリックス・バファローズの一番の強みは何と言っても強力な先発投手陣と言えるでしょう。強力な先発投手陣と言っても、厳密にはエースである山本由伸と宮城大弥の二枚看板の大活躍が先発投手陣の大黒柱となってチームを首位に牽引しています。
【山本由伸の8月までの成績】
17試合登板、10勝5敗、防御率1.76
※山本由伸の詳細記事はこちら
【宮城大弥の8月までの成績】
16試合登板、11勝1敗、防御率2.01
※宮城大弥の詳細記事はこちら
この2人だけで8月までに21勝をあげているに留まらず、貯金も15積上げてくれています。しかも、着目すべきは2人の防御率であり、山本由伸に至っては1点台、宮城大弥も2点台ではあるものの、ほぼ1点台と言っていい成績を残しているのです。この2人の安定感がチーム首位浮上に導いていることは間違いありません。
この他にも、田嶋大樹、山﨑福也、山岡泰輔、増井浩俊などの投手もおり、上記2人ほどまではいかないまでも、そこそこの成績で勝ち星を拾ってくれています。以上が1つ目の根拠であります。
【田嶋大樹の詳細記事はこちら】
【オリックスの先発ローテーションについてはこちら】
オリックス優勝の可能性と順位予想(2021年)の根拠②「クリーンアップの定着化」
2つ目の根拠は、クリーンアップの定着化を図ることができたことです。これまでも首位打者タイトルを獲得したことのある吉田正尚や、ホームラン王を獲得したことのあるT-岡田など、ある程度の長距離ヒッターはいたわけですが、今年ブレイクした杉本裕太郎を4番で定着できたことが一番大きいでしょう。
【杉本裕太郎の詳細記事はこちら】
3、4、5番のクリーンアップをこの3人に定着できてから、やはりチームの攻撃力も安定してきたように思います。特に「ラオウ」と異名を持つ、杉本裕太郎のここまでの活躍はシーズン前には全く予想することができませんでした。
彼がここぞのチャンスでホームランやヒットを打ち、チームを勝利に導いている試合がいくつもあります。このままシーズン終盤まで突っ走り続けてくれたら、オリックス・バファローズが優勝する可能性はさらに高まるかもしれませんね。
ただし、懸念材料としては8月下旬に入り5番を打っていたT―岡田選手が故障により離脱したことが挙げられます。8月22日の西武戦、右太ももにデットボールを受け、右ハムストリングスの軽度筋損傷により登録を抹消されています。
優勝に向けた追い込み時期にクリーンアップの一角を欠く状態になってしまったのは不運ですが、チームの状態はいいのでT―岡田が戻ってくるまで、誰かが穴を埋めてくれるのではないでしょうか。
オリックス優勝の可能性と順位予想(2021年)の根拠③「若手の台頭」
今シーズンのオリックス・バファローズは若手選手の台頭が目にとまりますね。前述したピッチャーの宮城大弥なんかはまさに新人王の筆頭に挙げられるでしょう。その他にも、野手で活躍しているのは、宗佑磨や紅林弘太郎がいます。
宗佑磨は当初は外野手登録の選手でありましたが、サードにコンバートされて今シーズンは既に90試合近くに出場し、打率もチームトップ3入りしている活躍を見せている選手です。俊足好打に加え、勝負強さが売りの25歳です。
また紅林弘太郎については、大型内野手としてショートのレギュラーになりつつある若手選手です。一番の魅力は長打力であり、キャンプのころからホームランを連発して首脳陣へのアピールに成功し、今シーズンは既に90試合近くの出場を果たしています。
厳密には、本塁打数、打点、打率ともにまだまだ物足りない数字ではありますが、恐らく首脳陣も数年後を見据えて我慢して起用している姿が伺えます。
将来のオリックスのクリーンアップ候補として、ぜひもう一皮剥けてほしいところですね。
【紅林弘太郎の詳細記事はこちら】
以上、今回はオリックス・バファローズの優勝予想とその強さの根拠についてでした。
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