広島カープ先発ローテーション2021年、大瀬良大地、九里亜蓮、森下暢仁

予想

広島カープ先発ローテーション2021年、大瀬良大地、九里亜蓮、森下暢仁

今回は広島カープの2021年の先発ローテーション投手についてです。2016年から2018年にかけてリーグ三連覇を成し遂げたのが遠い昔のように思えるほど、ここ数年のカープは以前のような力強さがなくなっているため残念です。

昨シーズン2020年も5位に低迷しており、あわや最下位争いをするところまできてしまいました。今シーズンの2021年も5月時点で5位に低迷しており、佐々岡監督の去就すら危ぶまれているという噂を耳にするほどです。

それでは、具体的に2021年の広島カープの先発ローテーションの投手陣を見ていきましょう。

【2021年の広島カープの先発ローテーション】

  1. 大瀬良大地(おおせらだいち)
  2. 九里亜蓮(くりあれん)
  3. 野村祐輔(のむらゆうすけ)
  4. 森下暢仁(もりしたまさと)
  5. 床田寛樹(とこだひろき)
  6. 高橋昂也(たかはしこうや)
  7. 中村祐太(なかむらゆうた)

【5月26日時点の先発投手の主な成績】

大瀬良大地 2勝1敗 防御率1.71、登板4試合

九里亜蓮 5勝3敗、防御率3.00、登板8試合

野村祐輔 0勝3敗、防御率5.64、登板5試合

森下暢仁 3勝3敗、防御率1.84、登板7試合

床田寛樹 1勝2敗、防御率3.35、登板7試合

高橋昂也 2勝1敗、防御率2.01、登板4試合

ここまで5月の成績を振り返ってみると、チームを支えているのは九里亜蓮、森下暢仁の2人と言えるでしょう。九里亜蓮はチームの稼ぎ頭として既に5勝をあげています。昨年の新人王、森下暢仁も勝ち星には結びついていませんが、防御率1点台というのはさすがの成績です。エース大瀬良大地の離脱はチームにとっても痛かったですが、無事に5月中に復帰してくれたので良しとしましょう。

誤算だったのは、野村祐輔ではないでしょうか。勝率5割でもいいので、先発ローテーションを守り抜いてくれるかなぁと期待していましたが、1度も勝利を上げられないばかりか、防御率も5点台と投壊しています。二軍などでの調整、立て直しが必要な状態と言えるでしょう。

予想以上に良い働きをしているのは高橋昂也です。4月18日の中日戦からは先発ローテーション入りして結果を残している若手です。防御率も2点台というか、ほぼ1点台に収めており、今後の活躍が期待できそうな投手です。

 



広島カープの先発ローテーション予想(2021年)大瀬良大地(おおせらだいち)投手が開幕投手、その後に故障で離脱も戦線復帰へ

広島カープの開幕投手は、3年連続でエースの大瀬良大地投手が務めました。昨シーズンはコンディション不良に悩まされ、11試合に登板して5勝4敗、防御率4.41と本来の大瀬良らしいピッチングをすることができませんでした。(コンディション不良の中5勝も挙げて、しかも勝ち越すあたりはさすがです!)。2018年から3年続けていた二桁勝利が未達に終わる結果となってしまいました。

そして、2020年のシーズン中である9月に登録抹消されて右ひじのクリーニング手術を受けました。手術明けで、2021年シーズンには間に合うのか、術後の球威、球速はどうかなど心配もされていましたが、見事に復活を遂げています。

オープン戦では3試合に登板して、15イニングを投げ、防御率0.00、失点0と見事な成績を残しています。球速も最速149キロを投げており、手術後の球威の低下も心配なくクリアしていました。

【2021年4月19日:追記情報】

4月16日に、大瀬良大地が「右腓(ひ)腹筋挫傷」により登録抹消されることが判明しました。前日15日の練習中に痛めた模様です。開幕投手を務め、ここまで3試合に登板して2勝をあげ、防御率0.89をキープしていたエースの離脱は広島カープにとっては大きな痛手となりそうです。全治や復帰時期は未定とのことで、東京五輪の出場にも赤信号が点ってしまいそうです。

 

【2021年5月24日:追記情報】

5月18日に行われた巨人との試合で復帰登板。6回を8安打3失点で抑えたものの負け投手となりました。今季初黒星で成績は2勝1敗へ。



 

広島カープの先発ローテーション予想(2021年)九里亜蓮(くりあれん)投手

広島カープの今や主軸である九里亜蓮(くりあれん)投手。

昨シーズンは、20試合に登板して8勝6敗、防御率2.96、2完投と先発ローテーションの役割はしっかり担ったと言っていいでしょう。防御率もギリギリ2点台に収めていますので、まずまずの成績です。

もう少し贅沢を言えば、これまで一度も二桁勝利を収めたことがなく、超一流投手になるにはもう一皮剥けないといけない選手だと思います。

この辺りは、九里亜蓮(くりあれん)自身が一番強く感じているところでしょうから、石にかじりつくくらいの気概で今シーズンは頑張ってもらいたいと思います。

オープン戦では、3試合15イニングに登板して失点3、防御率1.80の好成績を残しています。奪三振15も素晴らしい結果だと思いますし、チーム内の先発ローテーション争いでは大瀬良と共に頭一つ抜けた安定感だと思います。シーズン開幕後もこの調子で継続して貰えたらと思います。



 

広島カープの先発ローテーション予想(2021年)野村祐輔(のむらゆうすけ)投手

広島カープの3戦目の先発は野村祐輔投手だと思われます。3戦目の先発ではありますが、開幕直前での滑り込みでローテーションが決まった模様です。というのも、昨年10月に「右鎖骨下静脈血栓症除去術」の手術を受けた影響で、春季キャンプ中も二軍での調整が続いておりましたが、開幕ギリギリで間に合ったようです。

3月21日のソフトバンクとのオープン戦に先発して、5イニング、被安打2、無四球、無失点の好成績を収めました。

2017年以降のここ数年は、二桁勝利から遠ざかっているため、2021年は手術明けということもありますが、野村祐輔投手にとって再起をかけたシーズンになるでしょう。

ちなみに、広島カープの開幕カードは、本拠地マツダスタジアムで中日ドラゴンズとの三連戦となります。本拠地での大事な三戦目の締めくくりとして、ぜひ野村祐輔投手には勝ち投手となってもらい幸先のいいスタートを切ってもらいたいと思います。



 

広島カープの先発ローテーション予想(2021年)森下暢仁(もりしたまさと)投手・開幕4戦目、2カード目の先陣投手!

4戦目2カード目の先陣は森下暢仁(もりしたまさと)投手です。昨シーズンデビュー1年目でいきなり二桁勝利を達成して、新人王のタイトルも獲得したスーパールーキーです。

18試合に登板して10勝3敗、防御率1.91と勝率もさることながら、防御率1点台も驚異的な成績です。間違いなく将来の広島カープのエース候補と言えるでしょう。いや、もはや昨年はチーム一の勝ち頭でしたのでエース級の活躍ですね。

【森下暢仁(もりしたまさと)の詳細記事はこちら】

森下暢仁はイケメン、かわいい!オリンピック先発で活躍!
広島東洋カープ、いや球界のエースとして活躍をしているのが森下暢仁選手ですね。森下暢仁選手は2021年シーズンで2年目という若い選手ですが、すでに結果を残しており、オリンピック代表選手にも選ばれました。先日も重圧のかかるオリンピックの試合...

2021年のここまでのオープン戦でも、2試合8イニングに登板して、被安打6、失点1、防御率0.00の好成績を残しており、今年も順調な仕上がりを見せています。

ただ、私が個人的に森下暢仁(もりしたまさと)投手について心配していることが2点ほどあります。1つは、2年目ジンクスと言われるものであり、1年目に活躍した選手でも2年目は伸び悩み、プロの壁にぶち当たる選手が多いという点です。

これは、推察にはなりますが各球団のスコアラーが血眼で分析し尽くしてくることや、各球団のバッターも変化球の曲がりや投手の特徴を掴み始め、慣れてくるということが関係していると思います。これは、森下暢仁(もりしたまさと)投手も例外なくぶち当たる壁ですので、どうブレイクスルーするかに注目しています。

2つ目は、故障の心配です。森下暢仁(もりしたまさと)投手は見た目もそうですが、少し細身であり、大卒ルーキーではあるものの体が出来上がっていない印象があります。

それだけでなく、入団1年目から18試合に登板して122イニング投げているわけですから、肘・肩に負担がないわけがありません。昨年の疲労がどこまで回復しているのかも含め、状態を注視しながら起用していかなければならないのではないかと思っています。

とは言え、昨年の実績はまぐれでも何でもなく、実力で成し得た結果ですので、今年の活躍も期待してしまいますね。ジンクスや不安を一掃するくらいの成長と活躍を森下暢仁(もりしたまさと)投手には期待したいと思います。



 

広島カープの先発ローテーション予想(2021年)床田寛樹(とこだひろき)投手・開幕5戦目

5戦目は床田寛樹(とこだひろき)投手です。身長181cm、26歳の左腕であり、飛躍が期待されている投手でありますが、なかなか思うような成績を残せていない状態です。昨シーズンは、15試合に登板して5勝8敗、防御率4.93とパッとしない結果でした。飛躍を誓う2021年は開幕ローテーションの座を確保したわけですから、このままの勢いでぜひ結果を残してもらいたいです。



 

広島カープの先発ローテーション予想(2021年)中村祐太(なかむらゆうた)投手が6枚目の先発ローテーション

開幕6戦目の最後のローテーションの枠を確保するのは、中村祐太(なかむらゆうた)投手です。2013年ドラフト5位から這い上がってきた25歳。150キロを超えるような剛速球タイプのピッチャーではありませんが、140キロ台のキレのあるボールを武器に安定感ある投球をする投手です。

2020年はシーズン終盤から先発として8試合に登板し、3勝4敗、防御率2.31の成績を残していますから、2021年はさらなる飛躍を期待したいところです。



 

広島カープの先発ローテーション予想(2021年)から外れた投手たち

以上が、2021年の広島カープの開幕先発ローテーション投手となります。

この他にも広島カープには、遠藤淳志、矢崎拓也、高橋昂也、中村恭平という投手が控えておりますから、シーズン途中でのローテーションの入れ替えにも注目です。

そしてもう一つ、私が注目しているのは2020年ドラフトで加入した2位指名の森浦大輔、3位指名の大道温貴の両投手です。ルーキーながらも即戦力として活躍しそうな雰囲気がある投手たちです。

【森浦大輔の詳細記事はこちら】

森浦大輔投手の査定評価、年俸、背番号は?2020ドラフト広島2位
森浦大輔投手の査定評価、年俸、背番号は?2020ドラフト広島カープ2位 今回は2020年ドラフトで広島カープから2位指名された天理大学の森浦大輔投手についてです。スリークォーター気味の角度から投げ込まれるクロスファイヤーが武器の左腕です。...

 

ちなみに、ドラフト1位指名の栗林良吏は、クローザーとしての起用が決定しています。入団1年目から守護神として抜擢されるあたり只者ではないですよね。私個人としては先発投手として起用してほしかったのですが、そこは広島カープの投手事情もあると思うので仕方ないですね。間違いなく栗林良吏は活躍する投手だと思うので是非チェックしておいてください。

【栗林良吏の詳細記事はこちら】

404 NOT FOUND | プロ野球少年

以上、今回は2021年シーズンにおける広島カープの先発ローテーション予想についてでした。

【セリーグの先発ローテーション予想(2021年)記事まとめはこちら】

プロ野球先発ローテーション2021年予想の投手陣のまとめ(セリーグ)
プロ野球先発ローテーション2021年予想の投手陣のまとめ(セリーグ) 今回は、2021年シーズン前に予想したセリーグの各球団の先発ローテーション予想のまとめをしたいと思います。既にシーズンが開幕して各チームの先発投手陣が稼働し始めています...

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました