平良海馬の査定評価、年俸、背番号は?2020年パリーグ新人王
今回は昨年2020年シーズンのパリーグ新人王、西武ライオンズの中継ぎ投手である平良海馬(たいらかいま)投手についてです。
最速160キロを誇る本格派右腕で西武ライオンズの中継ぎとして活躍。勝利の方程式として、終盤の大事な場面で登板する中継ぎのエースで2017年ドラフトで4位指名を受けて、八重山商工高校から西武ライオンズヘ入団し、2020年の昨シーズンでは54試合登板とフル回転の大活躍を見せて新人王まで獲得しました。
(2020年シーズン成績)
・54試合登板、1勝1S33H
(2020年オフ契約更改)
・年俸4200万円で更改
(入団時の契約金、年俸、背番号)
・契約金4000万円、年俸600万円、背番号61
※金額はいづれも推定
当然ですが、2020年はこれだけの成績を残し、パリーグの最優秀新人王のタイトルまで獲得したわけですから、年俸が跳ね上がっています。入団時に比べて実に7倍、このペースでいけば億越え年俸までそう時間はかからなそうですね!
がっしりとした体格で、見た目通りに力で打者をねじ伏せるパワーボールを投げる剛腕タイプのピッチャーです。
球速が速いだけでなく、ボールに重みがあるというか力負けしない強さがある投手ですね。ボールに重みがあるというのはどういうことかと言うと、バットに当たってもなかなか遠くに飛ばないというイメージを持ってもらえばいいと思います。
よく球速が速いピッチャーでもバットに当たると軽くボールが飛んでいってしまうようなピッチャーもいますが、平良海馬投手のボールは遠くに飛ばないタイプかと思います。
多くの打者がフルスイングでパワー勝負を挑んでくるパリーグにおいては、変化球や小手先だけでかわすタイプの投手が活躍するには厳しい環境ですが、平良海馬投手のように真っ向勝負を挑む投手には合っていると思います。
西武ライオンズは少しボッチャリ系のパワータイプのバッター、ピッチャーを好むチームなのかもしれませんね。これは、打者の中村剛也や山川穂高を見ても言えることですが、2020年ドラフトでも1位指名でどっしりとした体格の渡部健人選手を獲得しております。
中村剛也、山川穂高、平良海馬いずれの選手も大活躍し、過去実績は十分なわけですから西武は新人選手獲得に際して非常に先見の明があるチームなんだと思います。そのため、2020年ドラフトで渡部健人選手の活躍が楽しみですね。
しかし、平良海馬投手については、まだまだ油断してはいけないと思います。実質まだ1年しか稼働していないため、実績が十分とは言えません。
2年目のジンクスと言われるように、新人王を獲得しても2年目にレギュラーに定着できず、控えに甘んじる選手もたくさんいるわけですから、平良海馬投手にとっては2021年シーズンは大きなカギになる年かと思われます。
平良海馬(たいらかいま)投手の2021年シーズン成績予想と西武の守護神・増田達至(ますだたつし)との争いは?
ズバリ、私の勝手な平良海馬の2021年シーズンの成績予想はこちら。
60試合登板、2勝1敗1S・35H
西武の投手陣の台所事情を考えると、中継ぎは平良海馬に頼らざるを得ないかと思っています。昨年はコロナウイルスの影響によりシーズン通しての試合数が120試合へ短縮されましたが、今年2021シーズンは143試合が行われる予定なため、平良海馬投手は60試合以上は登板するのではないでしょうか。
懸念事項としては、昨シーズンも60試合近く投げているわけですから、2年続けての登板過多による故障が心配です。高卒4年目とは言え、まだ発展途上の投手ですから将来を見据えた起用方、休息を西武、特に辻監督は責任を持って考えないといけないと思います。
そんな登板過多を心配している私ですが、個人的には平良海馬投手は既に西武の守護神を担う資質があると思っています。現在の守護神である増田達至よりも平良海馬の方が安定しているのではないでしょうか。
しかし、増田達至は2020年オフにFA権を行使した上で宣言残留をした投手ですので、著しい成績の悪化や連続救援失敗など、よほどのことがない限り西武は増田達至を守護神として起用し続けるでしょう。
とは言え、そんな増田達至も年齢は32歳であるため、必然的に平良海馬が将来の守護神候補筆頭であることは間違いありません。短いイニングで速い急速のパワーボールを投げ込んでいく平良海馬投手は先発というよりは、今のまま中継ぎ、抑えを担った方が適正があると思います。
結論、2021年シーズンで平良海馬のクローザーとしての起用はチーム事情も含めて時期尚早なため、実現は難しいのではないかというのが私の予想です。
平良海馬(たいらいかいま)投手の経歴からの査定評価、中学時代、高校時代の成績は?名前の読み方は?
平良海馬(たいらかいま)。1999年11月15日生まれ、21歳。沖縄県出身。身長173cm、体重100kg。右投げ左打ち、投手。小学生から野球を始め、中学時代から投手に転向。高校は沖縄県の八重山商工に進学して外野手、投手として活躍。甲子園への出場経験はなし。
名前の読み方は、平良海馬と書いて「たいら・かいま」。名前の由来までは分かりませんが、海に囲まれた沖縄県の方らしい素敵なお名前ですね。生まれも育ちも沖縄県の選手であり、プロ野球に入って初めて本州での生活をスタートされました。
高卒入団で本格的に活躍するまで2~3年の歳月を要しましたが、逆に言えば2~3年でよくここまで成長、飛躍したな~というのが正直な印象です。甲子園に出たスター選手というわけでもなく、ドラフト4位指名にもここまで下克上を成し遂げた功績は素晴らしいの一言に尽きます。
近年は高卒で期待されて入団しても、思うような成績や活躍を見せることができずに戦力外になる選手が多数見受けられます。そんな中しっかり、着実にステップアップしてきた軌跡は本当に素晴らしいと思います。これまでも、数々のスター選手を輩出してきた西武ライオンズですから、やはり育成が上手なのかもしれませんね。
西武ライオンズの新人王・平良海馬(たいらかいま)投手の査定評価、球速は最速160キロ、変化球の球種、フォームは?
平良海馬投手の最速は160キロ。変化球の球種は、ストレート、カーブ、スライダー、カットボール、シュート、チェンジアップです。
複数の球種を持っていますが、一番の強みは何と言ってもストレートの速さと強さです。球種全体の実に半分以上がストレートという配球になりますから、いかに剛速球のストレートが平良海馬投手の生命線かが分かります。もちろん、他の変化球がイマイチというわけではなく、申し上げたいのはストレートが際立って良いということです。
中継ぎの短いイニング登板であるため、最速だけではなく、アベレージでも150キロ台の速球を投げる剛腕タイプの右腕です。剛腕らしくダイナミックかつ躍動感のある投球フォームと、投げっぷりのいい腕の振りにより、打者は迫力負けしているシーンをよく見かけました。
先日、キャンプ中に行われ練習試合では、既に最速156キロをマークしており、まだオープン戦前の2月にも関わらずに150キロを軽々オーバーしてくるあたりを他球団のスコアラーは驚いていたようです。
現在の平良海馬投手の自己最速160キロを超える日は2021年シーズンの内に実現するかもしれませんね。ちなみに、日本球界の最速記録は大谷翔平投手の165キロになりますので、ぜひ平良海馬投手には、この記録更新を狙ってもらいたいと思います。
以上、今回は西武ライオンズに所属し、2020年パリーグ新人王のタイトルを獲得した平良海馬投手についてでした。
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