阪神タイガースの成績から2021年シーズンのレギュラー陣を予想

予想

阪神タイガースのレギュラー陣2021年レギュラーシーズンを成績から大予想

今回は一足先に、2021年シーズンの阪神タイガースのレギュラー陣のポジション争いを2020年シーズンの査定評価を基にしながら予想してみたいと思います。今回、ベテラン選手の他球団放出やドラフト、若手の成長により競争が激化している内野、外野の野手を中心に見ていきたいと思います。

まず大前提として、2020年シーズンで規定打席に到達した選手はたった4人しかいません。

近本光司 120試合 519打席

大山悠輔 116試合 471打席

サンズ    110試合 443打席

ボーア      99試合 379打席

それだけ、色んな選手が起用されて試されている、逆に言えばレギュラーを固定できていないということが言えるチーム状態です。阪神は巨人と同様の人気球団でファンやマスコミからの圧力が強いため、成績の悪い選手をずっと使い続けることができない、言わば選手が育ちにくい環境ということが言えるかもしれませんね。

下記のポジションごとに2020年シーズンの出場試合数の多い順に選手を並べるとともに、2021年シーズンから加入予定のドラフトルーキーと若手急成長株、外国人の選手を入れて考察してみたいと思います。

一人は2020年ドラフト1位指名の佐藤輝明(近畿大)。もう一人は同じくドラフト6位指名の中野拓夢(三菱自動車岡崎)。外国人枠では、韓国リーグ二冠王のロハスの獲得が決定的となっています。そして最後の一人は、2019年ドラフト2位指名で、昨年二軍で好成績を残した若手の井上広大。以上の3人を加えて来シーズンのレギュラー予想をしてみたいと思います。


 

ファーストのレギュラー陣の2020年の成績から2021年メンバーを大予想

ボーア  97試合

大山悠輔 27試合

陽川尚将 23試合

今シーズン、ファーストで最多出場を果たしたボーアについては、既に阪神退団が決定しています。

打率.243、本塁打17本、打点45。推定年俸2億7,500万円。

高額年俸に見合わない期待はずれの実績だったとして放出が決定したのかと思います。残りの数十試合を大山悠輔と陽川尚将らが守ったというポジションです。来シーズンは、外国人枠のマルテ、もしくは新たに加入するロハスがファーストを守れるのであれば、彼らに回されるポジションだと思います。

 

セカンドのレギュラー陣の2020年の成績から2021年メンバーを大予想

糸原健斗 58試合

植田海  57試合

小幡竜平 17試合

セカンドについては、糸原健斗、植田海とで半々に分け合った形になっています。恐らく来期もこのような形が続くと思われますが、個人的には糸原健斗を固定して使うべきではないかと思います。

打率も3割近い成績を残しており、パンチ力も兼ね備えた選手です。守備もそこまで悪くないため、安定してある程度の試合数に出場さえできればもっとよい成績を残せる選手だと思います。

もしくは、将来を見据えて若手の成長を促すということであれば、小幡竜平、植田海を多少打撃が悪くとも我慢して使い続ける覚悟が必要だと思います。

阪神は打撃重視に偏り過ぎていて守備を甘く見ているような気がします。それが2020年シーズン失策85というセリーグダントツのエラー数を誇っている原因かと思われます。少なくともセンターラインと呼ばれる、セカンド、ショート、センターについては、守備力に定評がある選手を固定して使うべきだと私は思います。


サードのレギュラー陣の2020年の成績から2021年メンバーを大予想

大山悠輔 108試合

マルテ  14試合

熊谷敬宥 12試合

サードについては、言わずもがな大山悠輔を絶対的に固定して使い続けるべきです。これをやらなかったら、私は矢野監督の采配力を疑います。

2020年のシーズン当初も、矢野監督の中には大山悠輔を使い続ける覚悟が足りていませんでした。数試合は先発から外してみたり、ファーストで起用してみたりと迷いがありましたが、2020年の大山悠輔はホームラン、打点ともに打撃が覚醒したのかタイトル争いを繰り広げるまでに急成長しました。

しかし、結果としてタイトルは取っていません。来シーズン以降、タイトルを獲って正真正銘のスター選手としてもう一皮むけるためには、全試合4番で出場し続け、結果を残すことが求められます。

そのためには、矢野監督には是非、大山悠輔と心中するつもりで覚悟を持って、どんなに成績が悪くても全試合4番で起用をしてもらいたいと思います。それぐらいやらないと真の4番は育ちません。

 

ショートのレギュラー陣の2020年の成績から2021年メンバーを大予想

木浪 聖也 91

小幡 竜平 33

北條 史也 19

ショートについては、木浪聖也が一歩リードしたシーズンだったでしょうか。阪神はこのショートのポジションをしっかり固定できない限りは、優勝への道は険しいと思っています。

それだけショートというポジションはチームにとって大切なところだと私は思っています。個人的には小幡竜平の守備力は高く評価していますが、打撃が今一つというところでしょうか。

北條史也も数年前に一度レギュラーを獲りかけましたが、以降固定できるほどの安定感は示すことができず、2020年シーズンについては20試合を切る起用になってしまっています。

そうこうしているうちに、2020年ドラフトで中野拓夢という即戦力内野手が社会人の三菱自動車岡崎から加入してくることになりました。大学、社会人の界隈では守備の名手として知られていた選手であり、満を持して阪神への入団が決まりました。

エラー数が2020シーズンはセリーグ最下位の阪神にとっての救世主になるか。あとは打撃面がハマりさえすれば阪神のレギュラー・ショートをかっさらっていく可能性も十分に考えられます。キャンプからショートの熾烈なレギュラー争いから目が離せません。


 

外野手のレギュラー陣の2020年の成績から2021年メンバーを大予想

近本光司 119

サンズ  109

糸井嘉男 75

中谷将大 49

江越大賀 39

島田海吏 36

陽川尚将 36

福留孝介 21

選手一覧を見る限り、早々たるメンバーが名を連ねています。この中でも盗塁王に輝いた近本は、ほぼレギュラーの座を手中に収めていると言えます。

残留が濃厚なサンズ、そして新たに韓国リーグから加入してくるロハスがポジション争いを繰り広げます。

また、2020年シーズンで退団が決まった福留孝介が抜ける分、若手中堅の出場機会が増えることになりますが、いずれの選手も十分な出場機会が与えられず、厳密には勝ち取ることができず、鳴かず飛ばずのシーズンを繰り返しているのが現状です。

予てからポテンシャル最高レベルと評されている江越はいつブレイクするのかと言われて早6年が経ってしまいました。これももう27歳になりました。また、この中に名前がありませんが、2015年ドラフト1位で入団した高山俊も入団当初は活躍を見せて非凡な才能を披露していたのですが、近年は伸び悩み著しい結果になっています。

私は、これらの中堅選手の覚醒に賭けるというよりは、思い切って井上広大の覚醒に2年の猶予を与え、中心的に育成していくべきではないかと思います。

ドラフト1位の佐藤輝明もいますが、私は彼はまだ1年目からスタメンに名を連ねることは厳しいのではないかと思っています。もう少しプロの投手の速球、変化球に慣れる時間が必要であるというのが持論です。クビがかかった矢野監督がどこまで我慢できるかによりますが、私は思い切って若手中心のフレッシュなメンバーの起用を予想します。

 

2021年シーズンの阪神タイガース開幕スタメン予想

捕手 :梅野隆太郎

一塁手:マルテ(サンズ)

二塁手:糸原健斗

三塁手:大山悠輔

遊撃手:木浪聖也

左翼手:ロハス

中堅手:近本光司

右翼手:井上広大



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