宇野勝はヘディング事件だけじゃない?守備が上手い説はウソだった?

宇野勝はヘディング事件だけじゃない?守備が上手い説はウソだった?

2020年12月13日(日)に放送された中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2020
を見ての放送後記です。特に今回は、ミスター珍プレー、伝説のフライ事件で有名な元中日の宇野勝さんについての情報です。

元中日の宇野勝の伝説のヘディングエラーの映像を番組内で見ましたが、もう何百回と見ているはずなのに面白いですよね~。宇野勝選手は守備はやっぱり上手くはなかったですね。

以前の記事で、宇野勝は過去にゴールデングラブ賞を3回獲得しているとお伝えしましたが、改めて伝説のヘディングエラー以外にも昔の宇野勝の珍プレー映像を観ましたが、決して守備の上手い人がやるエラーではないと思いました笑。

一部かもしれませんが、トンネルエラーなんかは惜しいというプレーではなく、きれいな形での明らかなトンネルだったのでビックリしました。昔はグラウンドが荒れていて、今のように人工芝や十分に整備されていなかったということも一理あるかもしれませんが、それを差し引いたとしても現代野球であのエラーをやったら大バッシングだと思います。

というか、全般的に昔の珍プレーを織り交ぜながら放送されたため、改めてじっくり見てみると野球のレベルはこの10年で相当上がったというのが一番の印象です。昔のエラー集なんかを見ると、草野球レベル?と思うほど、今のプロ野球ではあり得ないようなエラーが多数あったため少し驚きました。

私は20年ほど前から珍プレー好プレーを見ていますが、レベルっていうのはこのように20年とか、10年単位で見比べてみないとジワジワ上がっていて気づかないもんなんだなと感じました。


宇野勝(ミスター珍プレー)の守備力と守備成績と打撃成績と最高年俸は?

宇野勝の守備成績としては、遊撃手として通算1172試合に出場、通算守備率.960、失策202。

数字を見る限りではヘディングエラーほどの悪い実績ではありません。正直、もっと悪い守備率を予想していましたが、案外良い成績を残していたと言えます。

現役当時、守備力の評価はそれほど高くなかったのだと思います。その証拠に、1988年には、PL学園から立浪和義が入団してきたことにより、ショートのポジションからセカンドにコンバートされました。

立浪和義は高校時代から既にプロ並みに守備が上手かったという話しをよく聞きます。立浪自身も同級生とプロの試合を見に行って、それほど守備が上手いと感じなかったし、自分の方が上話したという逸話も残っているくらいです。

また、同じく守備の名手として知られる元ヤクルトの宮本慎也にして、守備では立浪さんの方が上というくらいですから頂点と言っても過言ではないかもしれません。なんせ、宮本慎也はPL学園時代に同じポジションのショートで、立浪和義の背中を見て育ってきたわけですから、まさに師弟関係と言えるかもしれませんね。

宇野勝に話しを戻しますが、現役選手時代の最高年俸は推定7,000万円と言われています。1億円に満たないということで低く思われるかもしれませんが、やはり昔は物価も違いましたし、億を超えるプレーヤーは今ほど多くはありませんでしたから、高い年俸の部類に入ると思います。

現に、宇野勝はベストナイン3回、ホームラン王1回を獲っているわけですから超一流選手ですね。特に、遊撃手としてホームラン王を獲得したのは初の快挙であり、1985年に記録した41本のホームランも遊撃手における最多本塁打記録であり、2019年に巨人の坂本勇人が達成するまでは遊撃手として唯一の40本塁打でした。

そう考えると、レベルが上がった現代でも遊撃手を行いながら打撃でこれだけの成績を残す選手、そして未だに記録を破られていないことを考えるとスゴイ選手だったのかもしれませんね。


 

宇野勝(ミスター珍プレー)と落合博満の関係と、落合から見た場合の宇野の守備力の評価は?うまいと評価?

そして、もう1点見逃せないのが、私が尊敬する落合博満が宇野勝を守備、打撃ともに高く評価しているという点です。これには正直驚きました。ちゃらんぽらんに見えて、宇野勝の守備は中日のショートで言えばトップクラスと評していたようですので驚きです。

そもそも、宇野勝と落合博満は中日時代に同じチームメイトとして親交があり、よく会話や食事を共にする中だったようです。二人とも卓越したバッティングセンスを持っており、天才と呼ばれる二人にしか分からない会話もあったのかもしれませんね。

そりゃ成績で見れば圧倒的に落合博満の実績はずば抜けていますが、それでも落合博満が認めていた男というだけで宇野勝の株は上がりますよね。

そこで、宇野勝の守備好プレー集の映像を探して見てみました。するとビックリ!!結構うまいプレーが続出で、肩も強かったんですね。ゴールデングラブ賞3回というのもうなずけました。

もちろん、いいプレーもあれば、珍プレーのような悪いプレーもあり、正直言って守備については波のある選手だったのだと思います。それでも、本塁打を獲得するほどの打撃力があり、広い守備範囲と強肩を誇る大型ショートとしての宇野勝の非凡な才能は、歴代日本球界の中でもトップクラスの選手だったのだと、今回のリサーチを踏まえて学ぶことできたいい機会となりました。ありがとうございました。


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