新庄剛志の獲得に動いた球団は？プロ復帰トライアウトへの挑戦！プロ野球の最年長記録は？
今回は元阪神、日本ハムで活躍した新庄剛志についてです。プロ野球界への復帰を目指して、2020年12月7日に行われた合同トライアウトに挑戦したことで話題になりました。
新庄剛志は現在48歳で、プロ野球選手の最高年齢、最年長記録は元中日の山本昌の50歳というのが最年長出場の記録になっています。山本昌はピッチャーというポジションですが、新庄剛志が目指したのは外野手、内野手ということでどちらが有利不利とは一概には言えないのですが、まぁ現実的に考えてトライアウトで各球団が容易くオファーを出せる年齢ではないということは皆が思っていたことと思います。
もちろん、新庄剛志自身が一番分かっていたのではないでしょうか。そんな彼が現役を引退して十数年たった今、どういう心境で何を考えてプロ野球復帰を試みたのか考えてみました。
新庄剛志の通算成績とメジャー実績と年俸は？阪神、日本ハム時代？
プロ野球選手としてNPBで14年間プレーしたほか、MLBでも3年間プレーした元メジャーリーガーでもある。現役時代は意外性あふれる打撃と強肩を生かした守備で、規格外の人気を獲得した。阪神タイガース時代の1993年に記録した21歳8か月3日での先発4番出場は球団の歴代最年少記録である（2020年シーズン終了時点）。
2001年に日本人野手初のメジャーリーガーとなり、2002年には日本人選手として初めてワールドシリーズ出場を果たした。所属球団は阪神タイガース、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、日本ハムファイターズで活躍。ジャイアンツ時代にワールドシリーズ出場。日本では日本ハム時代の2006年に日本一に輝いている。
記録よりも記憶に残る選手として有名で、これまでもオールスター戦でのホームスチールや阪神時代に敬遠のボールをサヨナラヒットにしてしまうなど、常識にとらわれない新庄にしかできないであろう伝説的なプレーを数多く見せてくれました。新庄自身も意識しているように、お客さんやファンを楽しませる野球をするというスタイルが彼の一番の持ち味であり魅力です。
新庄剛志NPB通算成績 1411試合出場 打率.254、205本塁打、716打点、73盗塁MLB通算成績 303試合出場 打率.245、20本塁打、100打点、9盗塁
そういった意味では、チームのムードメーカー、球団の雰囲気を変えられる選手として、2020年シーズンに最下位に低迷していたヤクルトやオリックスなどは新庄剛志の獲得を検討してみても良かったのかもしれません（もしかしたら、検討してたのかな？？）。
戦力としてはどこまでチームに貢献できるか未知数、普通に考えれば難しいと思ってしまうところですが、新庄剛志だと「あれ、やれるんじゃない？」と思ってしまうのが不思議なところです。
冗談抜きで、チームの流れを変えることやムードメーカーがいること、チームに勢いをもたらすことってバカに出来ないと思います。どんなに実力ある選手が揃ったチームだって、チームワークが悪かったり選手間のコミュニケーション、連携度合いが低かったりすれば本来の実力を発揮することができません。
逆に、実力がやや劣るチームであっても、チームとしての雰囲気や勢いによって選手が持っている力を最大限に発揮して、強くなっていくチームだってあります。
一発勝負の高校生ではなく、140試合近く戦うプロ野球なので少しきれいごとを言いすぎましたかね。確かに９人全員が実力の劣る選手では太刀打ちできませんが、支配下登録選手の中に1人くらいの枠を使って、チームの流れを変えてみるという手法は、下位チームにとっては案外可能性は高いんではないかと思っています。
とはいえ、結論として新庄剛志を獲得する球団は1球団も現れず、新庄剛志はプロ野球への復帰を断念することとなりました。
新庄剛志の1％の可能性に賭けたトライアウトへの挑戦という生き方に思うこと。
一見、無謀とも思える新庄剛志の今回の挑戦を皆さんはどのように思われましたか？私はものすごく新庄の挑戦に共感できましたし、1％とも思えるわずかな可能性に挑戦した新庄の人生観・チャレンジ精神を心から尊敬しています。
サッカーのJリーグで最年長出場記録を持っているキング・カズこと三浦知良選手も私は心から尊敬しています。
きっと彼らの中では、他人がどう思っているか、どう思われているのかということは全く関係ないのだと思います。誰の物でもない、たった一度の自分の人生の中で、やりたいことに全力で向き合い挑戦している姿に心動かされます。
私は現在サラリーマンをしていますが、果たしてこれまでの人生の中で、1％の可能性に賭けた挑戦ってどのくらいあったのだろう？そして、どれだけ挑戦してきたのだろう？と考えてしまいました。1％でなくても、わずかな可能性に人生をかけて達成したい、挑戦したいと心の底から思えることが、1回きりの人生の中でどれほどあるでしょうか。
そもそも、それだけ心の底からやりたいと思えることを見つけていること自体素敵だと思うし、誰もが諦め、挫折し、挑戦すらしないようなことに挑んでいる姿に私は心動かされました。トライアウトの結果、どの球団からもオファーが来ずに、現役復帰を断念した時の新庄剛志の言葉が忘れられません。
「さぁ～また今日から人生楽しむぞ！！」」
新庄剛志の魅力が詰まった言葉であり、素敵な人生観だなと思いました。
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