ベストナインセリーグ選手一覧の発表!2020年は予想外メンバー?
本日が2020年ベストナイン発表日でしたので、今回はセリーグのベストナインについて見ていきたいと思います。想定通りの顔ぶれといったところでしょうか。一部、予想していたのと違う選手のポジションもありましたが、主なポジションを1つずつ見ていきたいと思います。
※ベストナイン受賞者と2位以下の選手ならびに数字は得票数。
セリーグ・ベストナイン(ピッチャー)2020年
菅野智之(巨人)
大野雄大(中日)との一騎打ちが予想されていましたが、ベストナインについては菅野智之が獲得しました。沢村賞は大野雄大に譲っていましたが、こちらの方は譲りませんでしたね。フィールディングの良さが評価されたのか、もしくはピッチング全般の印象からの投票なのかピッチャーの場合は評価基準が曖昧なのが気になりますね。なんせ大野雄大は最優秀防御率のタイトルを獲っているわけですから、なかなか難しいところですね。
◆投 手
菅野 智之(巨人)201
大野 雄大(中日)111
西 勇輝(阪神)1
セリーグ・ベストナイン(キャッチャー)2020年
大城卓三(巨人)
ピッチャー、キャッチャーのバッテリー揃って巨人の選手が受賞しました。まぁ優勝チームの代表選手二人なので、しかるべき当然の評価なのかもしれませんね。
チームを優勝に導いたキャッチャーなわけで、大城卓三にとっては自己最多出場のシーズン、初のベストナインで大変喜ばしいことだと思います。
ただ、個人的にシビアな目線で見させてもらえば、まだまだリード面は勉強する余地が多分にあると感じています。2020年の日本シリーズで巨人はソフトバンクに大敗しましたが、扇の要である大城卓三にも大きな責任があったと私は思っています。
小林誠司や炭谷銀二朗とのし烈なレギュラー争いはありますが、持ち前の打撃センスを生かしながら成長していってもらいたいですね。
◆捕 手
大城 卓三(巨人)160
梅野隆太郎(阪神)111
木下 拓哉(中日)33
会沢 翼(広島)6
戸柱 恭孝(DeNA)3
セリーグ・ベストナイン(ファースト)2020年
村上宗隆(ヤクルト)
ダントツ得票率でのベストナイン獲得でした。守備率で言えばベストナイン得票2位のビシエドの方が高いのですが、やはり存在感というのでしょうか。打撃好調でタイトル争いまで繰り広げた村上宗隆の人気と印象が勝った結果となりました。
◆一塁手
村上 宗隆(ヤクルト)265
ビシエド(中日)38
ロペス(DeNA)5
大山 悠輔(阪神)3
中島 宏之(巨人)1
堂林 翔太(広島)1
セリーグ・ベストナイン(セカンド)2020年
菊池涼介(広島)
セカンドは安定の菊池涼介が選ばれています。しかし、注目は得票2位の吉川尚輝(巨人)との差がそれほど開いていなかったことです。
2020年シーズンに菊池涼介は、セカンドという難しいポジションで守備率10割という記録を打ち立て、守備の面ではかなりのインパクトを残したにも関わらず、巨人の吉川尚輝への投票が高かったということは、徐々に吉川尚輝の存在感が高まってきているということの現れだと私は思っています。
個人的には、守備の安定感という面では吉川尚輝の方が優れていると思います。菊池涼介と同じ中京学院大学の後輩ではありますが、吉川尚輝が先輩を追い抜く日はそんなに遠くないかもしれませんね。
◆二塁手
菊池 涼介(広島)161
吉川 尚輝(巨人)104
ソト(DeNA)20
山田 哲人(ヤクルト)13
阿部 寿樹(中日)11
吉川 大幾(巨人)3
糸原 健斗(阪神)1
セリーグ・ベストナイン(サード)2020年
岡本和真(巨人)
サードは岡本和真が受賞しましたが個人的には意外でした。てっきり大山悠輔(阪神)が選ばれるものかと思っていましたが、圧倒的な得票率で岡本和真の受賞であったのでかなり驚きました。
守備成績だけで言えば、高橋周平、大山悠輔の方が守備率もエラー数なども上位成績なのですが、やはり打撃タイトル2冠を獲ってチームを優勝に導き、存在感を示した岡本和真の圧倒的存在感に軍配が上がりましたね。
シーズン中、エラーする場面もありましたが好プレーをした場面も多々見かけたので、全体的に守備での良い印象が残せたのかもしれません。やはりタイトルホルダーは強い!!
◆三塁手
岡本 和真(巨人)296
大山 悠輔(阪神)8
高橋 周平(中日)6
宮崎 敏郎(DeNA)1
堂林 翔太(広島)1
村上 宗隆(ヤクルト)1
セリーグ・ベストナイン(ショート)2020年
坂本勇人(巨人)
今年のショートは坂本勇人で文句なしでしょう。得票もダントツの数字であり、他を寄せ付けない投打ともに球界を代表する選手になったような気がします。守備も以前に比べると、上手いなぁと思えるプレーが多数見受けられるようになりました。この守備面での向上に加えて、打撃でも存在感が強いため坂本勇人が選出されるのは、もはや必然的ですね。
◆遊撃手
坂本 勇人(巨人)307
京田 陽太(中日)3
田中 広輔(広島)2
大和(DeNA)1
セリーグ・ベストナイン(外野手)2020年
佐野恵太(横浜DeNA)
丸佳浩(巨人)
鈴木誠也(広島)
正直、佐野恵太の1位ランクインは予想していませんでした。やはり今シーズンは首位打者を獲得して存在感を示したことが1位での受賞に繋がったのかもしれません。丸佳浩は、確かに守備は悪くはないですが、すごく上手いという印象でもないのです。
優勝チーム巨人の中心選手として良いイメージがあります。この3人の中で言えば、鈴木誠也が一番しっくりくるというのが正直な感想です。鈴木誠也の守備範囲、強肩を含めた守備力の高さには定評があります。2020年シーズンの打撃成績はすごく良かったわけではありませんが、鈴木誠也の受賞は文句なしですね。
◆外野手
佐野 恵太(DeNA)260
丸 佳浩(巨人)186
鈴木 誠也(広島)161
梶谷 隆幸(DeNA)128
大島 洋平(中日)92
青木 宣親(ヤクルト)67
近本 光司(阪神)39
大山 悠輔(阪神)3
モタ(巨人)1
松原 聖弥(巨人)1
オースティン(DeNA)1
ベストナインの受賞には守備力だけでは不十分?打撃面での成績や人気もタイトル獲得には必要?
上記のように、2020年シーズンのセリーグのベストナイン選手一覧を見てきましたが、お気づきになられたように、ベストナインという称号は、単にそのポジションの守備が上手であれば受賞できるものではなく、打撃成績やタイトル、人気なども影響してくることが分かると思います。来シーズンも各選手たちの活躍が楽しみです。
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