山本由伸の年俸は？投球フォームから球が伸びる？高校時代から？成績予想（2021年）とオリンピックでメジャーがスカウト？
今回はオリックスバファローズのエース、山本由伸についてです。今や球界NO.１と言っても過言ではないピッチャーです。東京オリンピック野球日本代表（侍ジャパン）にも選出されており、金メダル獲得に向けた活躍が期待されます。
オリンピックという国際大会で活躍することで、山本由伸の活躍によっては、メジャースカウトの株が急上昇する可能性も大いに秘めています。特に、今は大リーグで大谷翔平選手が投打において大活躍を見せており、日本人選手に対する関心度は高まっているのではないでしょうか。
【山本由伸の年俸推移】※金額はいずれも推定
2021年 1億5,000万円（23歳）
2020年 9,000万円（22歳）
2019年 4,000万円（21歳）
2018年 800万円（20歳）
2017年 500万円（19歳）
2020年の契公更改から1億円プレーヤーの仲間入りを果たした23歳です。年齢はまだまだ若く、これから伸び盛りの有望株です。恐らくこの年齢の若さと実力でメジャーリーグへの移籍やポスティングになってくると、桁違いの年俸に跳ね上がるかもしれませんね。
私個人としては、山本由伸がオリンピックという大舞台で活躍を見せつけるのではないかと、勝手にウキウキしています。ばっさばっさと外国人の強打者から三振を奪うピッチングが見たいです。
山本由伸の年俸は？投球フォームからの球の伸び、球速が上がる？成績予想（2021年）は？
億越え年俸の山本由伸ですが、彼の投球フォームは独特です。投げる際に軸足の右足にしっかり重心を乗せ、まるで一本の真っすぐな木が植えられているように立ちます。この時、振り出しの振り足も膝を伸ばした状態にして力を抜き、一気に体重移動を行う際に重心を着地する左足に乗せていくスタイルです。
昨年引退してしまいましたが、手元で伸び上がる火の玉ストレートを投げることで有名な元阪神タイガースの藤川球児いわく、伸びのあるボールを投げる秘訣は、投げ始める際の重心を真っすぐ縦に保った状態から投げる方向に移動させていくことと指摘していました。
ダメな例でいくと、軸足である右足が投げ出す際に折れて沈み込み、その上で低い重心から振り出しの左足が着地していくパターンが挙げられます。これは、物理的に考えても理にかなっているのですが、やはり高いところの重心から投げ出すのと、低いところの重心から投げ出すのでは前者の方がエネルギーは強くなります。（現に、入団当初の藤川球児はこのダメな例により、全然球速、球質がプロでは通用しなかったようです。）
水の流れに例えるとよいと思いますが、高い位置から流れ落ちてくる水と、低い位置から流れ落ちてくる水では、当然水圧が高いのは前者になります。この自然の摂理と同じように、高い重心のところから投げだした方が強く、伸び、キレのあるボールを投げられるというのが理解できます
まさに、山本由伸は、この藤川球児と同じような重心移動をしており、150キロを超える球速だけではなく、球の伸び、キレともにトップレベルの質を保てているのだと思います。ちなみに山本由伸の最速の球速は157キロです。
山本由伸の年俸は？現在の投球フォームと2021年成績予想（2021年）は？
6月までを終え、パリーグ単独首位のオリックスバファローズですが、チームの絶好に間違いなく貢献しているのがエース・山本由伸です。
【2021年7月8日時点の成績】
15試合登板、8勝5敗、防御率1.94
4月、5月のシーズン序盤ではチーム状態もまだそこまで上がってきていなかったため、負け数も少しかさんでしまいましたが、それでも8勝をあげて7月にして既に二桁勝利目前に迫っています。今シーズンは、最多勝を十分に狙える位置につけています。
なにより驚くべきは、防御率が1点台であることです。どんなに勝ち星や勝率がよくても、やはり投手の実力を図る時に着目すべきは防御率です。
山本由伸は、現時点でパリーグ1位の好成績を残しています。ちなみに、2位は同じチームの宮城大弥です。オリックスバファローズの2人の投手が防御率、また勝ち星数でもリーグトップ3にランクインしていることが好調オリックスを支えている要因と言えるでしょう。
【宮城大弥の詳細記事はこちら】
山本由伸に対する、私の勝手な成績予想は下記になります。
【山本由伸の2021年成績予想】
21試合登板、14勝8敗、防御率1.98
最多勝までは届かないまでも、14勝の勝ち星はあげるのではないかと予想します。また、防御率は1点台をキープしてシーズンを終えることができるのではないでしょうか。こちらも最優秀防御率のタイトル争いに絡んでくることは間違いないでしょう。
また、一番確実視されているのが、最多奪三振のタイトルを山本由伸が獲るのではないかというのが私の見解です。それくらいハマった時には三振の山を築きけるピッチャーですので、今年もこのタイトルは手中に収めそうな気がしています。
【プロ野球タイトル2021年予想（パリーグ・投手編）はこちら】
山本由伸の年俸は？経歴と出身、中学時代、高校時代は？現在の投球フォームと2021年成績予想
山本由伸（やまもとよしのぶ）。1998年8月17日生まれ、22歳。岡山県出身。身長178cm、体重80kg。右投げ右打ち。投手。2016年ドラフト4位でオリックス入団。
小学生の時から野球を始め、中学時代はリトルシニアのチームに所属して全国大会への出場も果たす。高校は宮崎県の都城高校に進学。高校時代から150キロを超えるストレートを投げていた。甲子園の出場経験はなし。
それほど身長や体格に恵まれているわけでもなく、高校時代は甲子園に出場してスター街道を歩んできたというわけではありませんでしたが、当時から150キロ近くを投げる投手として、九州内では有名でプロスカウトの注目度も高まっていたようです。
今の成績を持ってすると、ドラフト4位まで残っていたことが不思議なくらいですが、やはり高校生投手ということもあり、積極的に各球団が上位指名というわけにはいかなかったのでしょうね。そういった意味では、オリックスバファローズのスカウト陣の先見の明があったと言えるでしょう。非常に価値のあるドラフト4位でしたね。
山本由伸の年俸は？投球フォームからの球の伸び、成績予想（2021年）と東京オリンピックからメジャーへ？
私の予想では、現在の調子の良さを維持したまま東京オリンピックを迎え、山本由伸は大活躍するのではないかと思っています。代表監督の稲葉監督はどう考えているかわかりませんが、絶対的に山本由伸を先発ローテーションの柱として起用するべきだと私は思います。
【侍ジャパン、東京オリンピックの詳細記事はこちら】
恐らくメジャーリーガーの強打者だろうが、その他外国人選手だろうが、山本由伸の実力を持ってすれば圧倒的にねじ伏せてしまうと思います。きっと日本の金メダル獲得に貢献してくれると共に、アメリカ・メジャーリーグの目にとまり、来年、再来年以降にはポスティングシステム等で高額年俸と共に大リーガーになるのではないでしょうか。非常に楽しみな投手の一人です。
以上、今回はオリックスバファローズのエース、ならびに東京オリンピック野球日本代表（侍ジャパン）に選出されている山本由伸についてでした。
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