阪神タイガース優勝の可能性(2023年)順位予想と確率、阪神が優勝したのはいつ?

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阪神タイガース優勝の可能性(2023年)順位予想と確率、優勝したのはいつ?順位予想

今回は2023年シーズン、首位を独走している阪神タイガースについてです。阪神タイガースが優勝したのは2005年の岡田彰布監督時代が最後であり、約15年以上もリーグ優勝から遠ざかっています。奇しくも、その岡田監督が今シーズンから監督に就任し、ご自身以来の優勝が達成されるかどうか見物です。

2005年よりも前の優勝は、2003年の星野仙一監督時代であり、ここからさらに遡ると1985年の吉田義男監督時代まで優勝がありません。

こうして見ると伝統ある球団であるものの、あまり優勝回数が多くないチームなんだなと思います。昨年2021年シーズンも最後まで優勝争いに絡んだものの2位でフィニッシュ。CSクライマックスシリーズでもヤクルトに敗退しております。これまでの歴代リーグ優勝回数を見てみると、阪神の優勝はたった5回しかありません。

セリーグの中では6球団中歴代5位であることからも、優勝の少なさが分かります。こうして、改めて数字で確認してみると少し以外な印象になりますね。

そんな阪神ですが、私は今シーズン2023年は阪神タイガースがセリーグを制覇することは間違いないと予想しています。その理由はこちらになります。



阪神タイガース優勝の可能性(2022年)いつ?予想1位の根拠となる4つの理由とは?優勝勝率は?

私は阪神タイガースが間違いなく優勝すると思っております。もちろん順位予想(2023年)は1位と推測しております。

優勝確率はズバリ95%!!

阪神タイガースの優勝決定は、早ければ10月14日(木)本拠地・甲子園での巨人戦となる可能性が出てきております。

ちなみに、阪神タイガースが優勝するとなる4つの根拠理由はこちらです。

(1)守備位置の固定

(2)センターラインの確立

(3)先発投手、中継ぎ投手陣の充実

(4)監督の手腕

順番に説明していきたいと思いますが、好調を維持している阪神タイガースの強さはこの4つに凝縮されていると思います。今年の阪神の総合力、選手層の厚さはかなり高いレベルにあると思います。



阪神タイガース優勝の可能性(2023年)いつ?順位予想1位の根拠①「守備位置の固定」

今年の阪神タイガースが優勝する可能性が高い1つ目の理由としては、守備位置の固定にあります。

(2023年の内野手スターティングメンバ―)

ファースト 大山悠輔

セカンド  中野拓夢

サード   佐藤輝明

ショート  木浪聖也

一番大きなコンバートは、昨年まで主に外野手を守っていた佐藤輝明をサードで固定。サードを守っていた大山悠輔をファーストで固定しています。また、これまでショートを守っていた中野拓夢がセカンドに固定。ショートには木浪聖也が実力でポジションを奪い取りました。

ポジションが固定されたことで多くのメリットがチームにもたらされました。一つは、ファーストで固定された大山悠輔が打撃に集中できるようになり、4番として打順も固定することができ、チームの大事な場面で打つ役割をしっかりと果たせるようになった点です。ホームランこそあまり多く出ていませんが、9月時点で打率.280越えとチームの柱として機能しています。

また、これまでショートで早急が安定せずに、守備が上手いにも関わらずエラーが多かった中野拓夢ですが、セカンドにコンバートされたことで完全覚醒を果たしました。一塁までの送球距離が近いセカンドを守ることで、守備全体が安定し、これまでもピカイチだった守備範囲が広いという強みを最大限に発揮しています。今シーズンも、ヒット性の当たりを何本防いだか分からないほどスーパープレーを連発しており、これまで球界NO.1セカンドの呼び声が高かった広島カープの菊池涼介を脅かす存在になっています。

私個人としては、今年のセカンドのゴールデングラブ賞は中野拓夢で決まりだと思っています。それぐらい、中野拓夢のセカンドの守備には華があり、ヒット性の当たりまでアウトにしてしまう素晴らしさがあります。

次に、ショートの木浪聖也についてですが、実はシーズンが始まる当初、岡田監督は小幡竜平をショートでのレギュラー起用を明言していました。これは守備を重視してという意図でしたが、見事に木浪聖也がその期待を大きく裏切り、実力でショートのレギュラーポジションを奪い取りました。

木浪聖也のここ9月までの打率は.280を超え、脅威の8番打者として繋ぎの野球はもちろんのこと、チャンスで打点を挙げるなど勝負強いバッティングを見せています。守備の面でも中野拓夢との抜群の二遊間コンビで、いくつものダブルプレーでチームのピンチを救っています。

木浪聖也は、入団5年目の選手であり、これまでもショートでのプレーを見てきましたが、正直こんなに上手かったかな!?と思うほど、今シーズンの守備はずば抜けています。2022年のオフシーズンで相当の鍛錬を積んできたのではないでしょうか。

これは岡田監督が予想していたものではなく、単なる結果論かもしれませんが、ショートのレギュラー争いを激化させ、木浪聖也の成長を促したという形になっており、チームにも良い大きな影響をもたらしています。

以上がポジションの固定によりもたらされた項目になります。

【9月10日時点での成績】

大山悠輔:125試合出場、打率.284、本塁打14、打点66、盗塁2、長打率.438

佐藤輝明:114試合出場、打率.244、本塁打18、打点72、盗塁7、長打率.461

中野拓夢:125試合出場、打率.289、本塁打2、打点38、盗塁17、出塁率.357

木浪聖也:114試合出場、打率.285、本塁打1、打点39、盗塁0、出塁率.336

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阪神タイガース優勝の可能性(2023年)いつ?順位予想1位の根拠②「センターラインの確立」

2つ目の根拠としては、「センターラインの確立」にあります。前述の「ポジションの固定」にも通じますが、今年の阪神タイガースはセンターラインがしっかり確立されているため守備が安定しています。

セカンドの中野拓夢、ショートの木浪聖也の二遊間コンビは鉄壁の守備を誇り、センターの近本光司は不動の外野手として攻守共にチームを牽引し続けています。キャッチャーは、梅野隆太郎を扇の要と固定しつつ、ピッチャーの組み合わせによって坂本誠志郎を起用するというスタイルが確立されています。

唯一、キャッチャーだけは1人に固定というスタイルではありませんが、結果としてシーズン後半には梅野隆太郎がデットボールによる骨折で戦線離脱したため、坂本誠志郎が後半戦からは一人でマスクを被る形となり、前半戦から坂本誠志郎もコンスタントに試合に出ていたためスムーズにチームを統率することができたと思います。何ならば、リード面だけについて言えばシーズン前半から坂本誠志郎の方が勝っているという評価もあったほどです。

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いずれにせよ、このようにセンターラインがしっかりと確立されたことで、阪神タイガースの守備の安定感が増しました。やはり、野球におけるセンターラインの重要性を改めて感じる次第です。



阪神タイガース優勝の可能性(2023年)いつ?順位予想1位の根拠③「先発投手、中継ぎ投手陣の充実」

今年の阪神タイガースは投手陣が安定しております。先発、中継ぎ共に好投手が揃っており、先発がしっかりゲームを作り、中継ぎ、抑えが僅差のゲームをモノにするようなピッチングが出来ています。

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【阪神の主な中継ぎ、抑え投手】

加治屋蓮、石井大智、桐敷拓馬、馬場皐輔、岩貞祐太、ケラー、及川雅貴、岩崎優

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特に中継ぎ投手は、左投げ、右投げの頭数も揃っており、ここまで安定した働きでチームの首位独走に貢献しています。夏場を迎えての暑さ対策やこれまでの疲労蓄積が露呈してこないかだけは心配でしたが、上手く1軍、2軍の選手を入れ替えて休養を与えたり、極力連投をさせないような配慮やベンチ外に指定することなども交えながら乗り切ったことで、過度に疲労を溜めることなく比較的フレッシュな状態で試合に臨めているように思います。

唯一、今年のWBCで世界一に貢献し、シーズン序盤は抑えとして活躍していた湯浅京己だけは戦線復帰できていませんが、それ以外の中継ぎメンバーは順調に登板できていると思います。湯浅京己の穴も、岩崎優が見事に埋めて、9月時点では31セーブをあげてセリーグのセーブランキング1位に躍り出ています。

余談になりますが、阪神で活躍した藤浪晋太郎は、現在、アメリカ大リーグで中継ぎ投手として大活躍中です。シーズン途中にアスレチックからオリオールズに電撃移籍し、ここ最近では100マイル(160キロ)を越える豪速球を武器に、メジャーリーグの強打者をなぎ倒す活躍を見せております。

シーズン途中に、下位チームから首位を走るチームに移籍することは珍しく、当初先発として苦戦していた藤浪晋太郎でしたが、オリオールズに移籍してからも何試合かはデットボールやフォアボールで失点する場面もありましたが、ここ数試合はコントロールが安定した投球を見せて、大事な場面での投球を任されることが多くなってきたように思います。

中継ぎながら、チームの逆転を呼び込む投球を重ねていることで、勝利数はなんと7勝をあげています。実力があっての幸運ではあるでしょうが、新しいタイプのラッキーマンかもしれませんね。今後のさらなる活躍が期待されますね。

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阪神タイガース優勝の可能性(2023年)いつ?順位予想1位の根拠④「監督の手腕」

最後に根拠の4つ目は、「監督の手腕」と書かせていただきましたが、これはズバリ岡田監督の采配やチームマネジメントを含めた監督としての手腕に尽きます。

はっきり言って、12球団の監督陣の中でずば抜けて監督の能力が高いと思います。やはり、今回で監督就任は3度目。これまで2005年の阪神タイガースでの優勝は元より、オリックスバファローズでの監督経験があります。

これまでの経験値が、他球団の監督と比べ物にならないレベルであり、何よりも優勝を知っている監督として、1年間のシーズンを通した戦い方や強弱の付け方、選手の起用方法を含めた全てにおいて有能な監督だと感じます。

先に挙げたポジションの固定、センターラインの確立、中継ぎの起用方法も全ては、この監督の手腕によるものであり、岡田監督を招聘したことが一番のチーム補強に繋がっていると思います。

選手の起用方法で、特に目に付いたのが前半戦での外野手の起用方法についてです。佐藤輝明を三塁手としてコンバートしたため、ライトのポジションが空いたわけですが、前半戦では入れ替わり、立ち代わり複数の選手が就いていました。

これは、誰がライトのポジションを勝ち取るんだ?というメッセージでもあり、二軍からも複数の選手が入れ替わって出場期間のチャンスが与えられていました。具体的には、植田海、井上広大、島田海吏、前川右京、ミエセス、小野寺暖、板山祐太郎などが挙げられますが、結果として後半戦からライトのポジションを奪取したのは、ルーキーの森下翔太でした。

森下翔太は、9月時点のここまで76試合に出場、打率こと.246ですが本塁打10、打点41とクリーンアップを任されるほどの活躍を見せ、大卒ルーキーとしてブレイクしています。

それもこれも、岡田監督はシーズン序盤で空きポジションであったライトを誰に就かせるのかを見極め、優勝争いをする9月後半には固定するという余裕を見せた起用法を1年を通じたプランニングの中で行っていたのです。これは、さすがだなぁと思った次第です。もちろん、森下翔太のような選手が出てこなかった可能性もあったかもしれませんが、全てが狙い通りにマネジメントされているように私には感じてしまいます。

また、岡田監督の采配についても、まるで神がかったように成功する戦略がほとんどです。送りバントにしても、バスターやエンドラン、盗塁にしても、経験による間違いのないタイミングで繰り広げられているためか、見事に的中する当たりは流石としかいいようがありません。

しっかりと試合の流れを読み、相手の嫌がる戦術を繰り広げる辺りは百戦錬磨の智将と言えます。象徴的だったのは、9月5日にバンテリンドームで行われた中日戦、4回の阪神の攻撃、ノーアウト1塁の場面、4点リードしているにも関わらず2番の中野拓夢に送りバントのサインが送られました。

本来、4点もリードがあれば、2番の上位打線でクリーンアップに繋がる場面ですので強硬策に出てもおかしくないところでしたが、堅実に送りバントをさせたのです。これには、解説をしていた清原和博や井端弘和もうなっていました。

「ポンポンときてくれてゲッツになってくれたら、流れも変わるんですけど、、」というように、この場面でも確実に得点圏にランナーを進めて1点を積み重ねていく野球をすることで、相手に流れを渡さないという絶対的な采配が象徴的でした。

阪神タイガース優勝の可能性(2023年)順位予想と確率、優勝を遮る思わぬ伏兵は横浜DeNAベイスターズ?広島カープ?順位予想

阪神タイガースの優勝ライバルとして筆頭にあがってくるのは宿敵・巨人でありますが、私は広島カープ、横浜DeNAベイスターズの方が手強いと思っています。現に、9月下旬時点で阪神に次ぐ2位は広島カープ、3位に横浜DeNAベイスターズがつけています。

優勝争いとしては、もはや阪神タイガースが頭3つ分以上抜け出していますが、その後に控えるCSクライマックスシリーズを見据えていくと、不気味な二球団であることは間違いありません。

また、この他にも下位に沈んではいますが、前年覇者のヤクルトスワローズとの対戦も残しています。特に恐いのが、強力クリーンアップの山田哲人、村上宗隆です。

【村上宗隆の詳細記事はこちら】

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WBCや東京オリンピックなどの国際舞台で活躍したこの2人の存在は脅威であり、ここぞの場面で勝敗を決定づける一打、ホームランは阪神タイガースにとっても脅威と言えるでしょう。

 

【ヤクルト・スワローズの先発ローテーションについて】

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残りわずかとなってきたペナントレースの試合を注視していきたいと思います。

以上、今回は阪神タイガースの優勝予想とその強さの根拠についてでした。

優勝の射程圏内には十分入っています。

最後の最後まで、今年の阪神タイガースからは目が離せませんね!!



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