- 阪神タイガース優勝の可能性(2022年)順位予想と確率、優勝したのはいつ?順位予想
- 阪神タイガース優勝の可能性(2022年)いつ?予想1位にならない根拠となる4つの理由とは?優勝勝率は?
- 阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠①「新戦力の台頭」
- 阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠②「先発投手、中継ぎ投手陣の充実」
- 阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠③「外国人の活躍」
- 阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠④「黒子の活躍」
- 阪神タイガース優勝の可能性(2021年)順位予想と確率、優勝を遮る思わぬ伏兵はヤクルト・スワローズ?順位予想
阪神タイガース優勝の可能性(2022年)順位予想と確率、優勝したのはいつ?順位予想
今回は2022年シーズン、スタートダッシュに失敗し、序盤戦でセリーグの借金を一手に引き受けて最下位に沈んでいる阪神阪神タイガースについてです。阪神タイガースが優勝したのは2005年の岡田彰布監督時代が最後であり、約15年以上もリーグ優勝から遠ざかっています。
その前の優勝は、2003年の星野仙一監督時代であり、ここからさらに遡ると1985年の吉田義男監督時代まで優勝がありません。
こうして見ると伝統ある球団であるものの、あまり優勝回数が多くないチームなんだなと思います。昨年2021年シーズンも最後まで優勝争いに絡んだものの2位でフィニッシュ。CSクライマックスシリーズでもヤクルトに敗退しております。これまでの歴代リーグ優勝回数を見てみると、阪神の優勝はたった5回しかありません。
セリーグの中では6球団中歴代5位であることからも、優勝の少なさが分かります。こうして、改めて数字で確認してみると少し以外な印象になりますね。
そんな阪神ですが、私は今シーズン2022年も阪神タイガースがセリーグ制覇することは厳しいと予想しています。その理由はこちらになります。
阪神タイガース優勝の可能性(2022年)いつ?予想1位にならない根拠となる4つの理由とは?優勝勝率は?
私は阪神タイガースが優勝する可能性が極めて低いと思っており、順位予想(2022年)は4位と推測しております。
優勝確率はズバリ30%!!
阪神タイガースは、現在セリーグ最下位とスタートダッシュに失敗。このままでいけば、優勝決定は最後の最後、10月下旬ころにまでリーグ優勝はもつれる可能性が出てきております。
ちなみに、阪神タイガースが優勝するとなる4つの根拠理由はこちらです。
(1)新戦力の台頭
(2)先発投手、中継ぎ投手陣の充実
(3)外国人の活躍
(4)黒子の活躍
順番に説明していきたいと思いますが、好調を維持している阪神タイガースの強さはこの4つに凝縮されていると思います。今年の阪神の総合力、選手層の厚さは補強の効果もあってかなり高いレベルにあると思います。
阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠①「新戦力の台頭」
今年の阪神タイガースが優勝する可能性が高い1つ目の理由としては、新戦力、新規加入の選手が活躍している点にあります。具体的には2020年ドラフトで入団したばかりの佐藤輝明、中野拓夢、伊藤将司らの活躍がチームの好調に大きく影響していると思います。
特に野手である佐藤輝明と中野拓夢は、ほぼレギュラーに定着しつつあり、投打の活躍でチームを牽引するまでの存在になっています。ドラフト指名から即戦力として、レギュラーの座を獲得してしまうほど、素質、技術、精神面も含めて素晴らしい2人だと私は見ています。
【10月21日時点での成績】
佐藤輝明:123試合出場、打率.236、本塁打23、打点61、盗塁5、長打率.462
中野拓夢:132試合出場、打率.278、本塁打1、打点36、盗塁29、出塁率.327
伊藤将司:22試合登板、9勝7敗1H、防御率2.47
【佐藤輝明の詳細記事はこちら】

ただし、少し気がかりなのが9月に入ってから続く佐藤輝明の極度の打撃不調です。約60打席無安打が続くなど、夏の疲れがここにきてドッと出てきたのか、量産していたホームラン、打点が止まるどころか、ヒット自体も出なくなってきました。阪神が優勝するためのピースとしては、やはり重要なキーマンになると思うので1日でも早く復調してくることを願います。
シーズン終盤に来て、初めての二軍降格を経験したり、60打席連続で無安打という不名誉な記録も打ち立ててしまいましたが、10/5の横浜DeNAベイスターズ戦でヒットを放ち、60打席ぶりに安打を記録しています。
一本出ると気分もだいぶ違うでしょうから、ここからの巻き返しに期待したいところですね。(佐藤輝明選手は今後のCSや日本シリーズを勝ち抜く上でも非常に重要な戦力であることには間違いありません。)
【中野拓夢の詳細記事はこちら】

このスーパールーキー2人の活躍がチーム内に良い競争循環を生み出し、チームの総合力の引き上げた結果が現在の阪神の順位に結びついていると思います。
前半戦に関しては、なんせあのベテランで実績のある糸井嘉男が外野の控えに回るほどですし、内野に関しても木浪聖也や北條文也と言った中堅選手を差し置いて中野拓夢がレギュラーを奪取したわけですから、阪神は非常に選手層と言えますね。
ショートの中での失策数はセリーグワースト1位と、まだまだ1年目ということで、守備には課題もありますが、それでもそつなくこなす姿や、時折見せるファインプレーからは将来のゴールデングラブ賞常連になりそうな雰囲気を感じます。
よく2年目のジンクスと言われるように、少し気が早いですが来シーズンも成績を落とすことなく、飛躍を遂げてほしい選手であります。
【伊藤将司の詳細記事はこちら】

また、投手であり同じく2020年ドラフト2位指名で入団した伊藤将司も安定したピッチングでチームに貢献しています。先発ローテーションの一角として、また貴重な左投手としてなくてはならない存在になりつつあるかと思います。
勝利数もあと少しで二桁勝利というところまでこぎつけてきましたので、ここまで来たからには10勝を目指してやり切ってもらいたいところです。
阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠②「先発投手、中継ぎ投手陣の充実」
上記の新人選手にも絡んできますが、今年の阪神は投手陣が安定しております。先発、中継ぎ共に好投手が揃っており、先発がしっかりゲームを作り、中継ぎ、抑えが僅差のゲームをモノにするようなピッチングが出来ています。
【阪神の先発ローテーション記事】

【阪神の主な中継ぎ、抑え投手】
馬場皐輔、岩貞祐太、岩崎優、及川雅貴、小林慶祐、スアレス
【岩崎優の詳細記事はこちら】

特に中継ぎ投手は、左投げ、右投げの頭数も揃っており、ここまで安定した働きでチームの首位独走に貢献しています。夏場を迎えての暑さ対策やこれまでの疲労蓄積が露呈してこないかだけは心配ですが、今のとこと問題なさそうですね。
そして、中継ぎでもう一人のキーマンとなりそうなのが、藤浪晋太郎の起用法です。今シーズンは開幕投手を務め、先発ローテーションの柱として活躍していたのですが、再びコントロールや調子が下降気味であったため、二軍を経て現在は中継ぎ投手として一軍復帰しているところです。
【藤浪晋太郎の詳細記事はこちら】

私は予てから主張しているのですが、阪神タイガースが優勝するには藤浪晋太郎の活躍は必要不可欠です。当初の予想では先発投手として大活躍するシーズンになるのではないかと思っておりましたが、それが無理であるのなら中継ぎ投手として活躍してくれたらと思います。
藤浪晋太郎が上記の中継ぎ投手の中に入って、残り試合をしっかり回してくれるのであれば、それこそ阪神タイガースの優勝がより現実のものに近づくと私は確信しています。今後の藤浪晋太郎の活躍に引き続き注目していきたいと思います。
阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠③「外国人の活躍」
3つ目の根拠としては、外国選手の活躍にあります。いつもの阪神タイガースのイメージだと大物外国人を連れてきたが、思ったほどの活躍ができずにマスコミに叩かれ、1シーズンで去っていくパターンを、ここ数年では良く見かけておりました。ここ最近では、ボーア、ロサリオ、ロジャース、キャンベル、ヘイグなどがこの部類に該当するかと思います。
ところが、今シーズンは当たり年とでも言うのでしょうか、非常に投手、野手ともに活躍して機能してくれています。
【阪神タイガースの主な外国人選手】
(野手)マルテ、サンズ、ロハスJr
(投手)スアレス、ガンケル、エドワード、アンカンタラ、チェン
特に野手のマルテ、サンズはクリーンナップを形成して大山悠輔であったり、新人の佐藤輝明の負担を軽減してくれているように思います。この2人の存在が、阪神打線の破壊力に厚みを持たせており、相手チームへの脅威、圧力をかけている状態です。非常に頼もしい2人ですね。
投手に目を向けてみても、まず抑えのスアレスは昨年同様に安定したピッチングで試合の最後をしっかりと締めくくっています。先発でもガンケル、アンカンタラがローテーションの柱として稼働しており、まずまずの成績を残しています。
特にガンケルに関しては、まずまずというより素晴らし成績と言い直さなくてはいけませんね。二桁勝利に迫る勝ち星を上げており、何より勝率が高いためチームに6つの貯金を献上しています。
今年はエース格の西勇輝の不調が続いており、このガンケルの活躍なくして阪神の首位堅持はなかったでしょう。終盤戦もガンケルがこのままチームを牽引していけるかは、優勝に関わる大きな分かれ目となることでしょう。
【10月15日時点の成績】
ガンケル:19試合登板、9勝3敗、防御率3.16
アンカンタラ:15試合登板、2勝2敗、防御率3.80
その他の選手も上記選手よりは出場機会が限られていますが、スタンバイ選手としてベンチ、二軍に控えていると考えると、非常に層の厚さと総合力の高さを感じるチーム状態になっています。これが首位独走の要因の1つでしょう。
阪神タイガース優勝の可能性(2021年)いつ?順位予想1位の根拠④「黒子の活躍」
最後に根拠の4つ目は、黒子の活躍と書かせていただきましたが、これは具体的には梅野隆太郎選手を指しています。まず一人目の梅野隆太郎については、あまり目立たない存在ではありますが、捕手としてリード面、守備全般でチームを牽引しております。特にリード面は目立たないと思いますが、たまに試合を見るとさすがのリードをする場面がよく見受けられます。
これまでの経験を活かし、かなりリード面の力がついているように思います。
また、持ち前の強肩を生かした盗塁阻止も健在で、相手チームの機動力を抑止するといった観点でもリーグトップクラスの力を持っていると思います。
【梅野隆太郎の記事はこちら】

さらには、打撃の面でもチームへの貢献度は非常に高いです。一番の強みは勝負強さだと思います。6月までの時点で得点圏打率は、脅威の.400とリーグ2位の実績を上げています。
梅野隆太郎は東京オリンピックの野球日本代表にも選ばれておりますから、名実ともに日本を代表する捕手に成長したことが阪神タイガースの好調に大きく影響していると私は思います。
【オリンピック野球日本代表の関連記事はこちら】

勝負強いだけではなく、下位打線ならではの粘りのバッティングも非常に上手な選手です。梅野隆太郎は主に8番の打順に入ることが多いのですが、ファールで粘ってフォアボールを選び、次のピッチャーで送りバント、もしくは代打選手で繋ぎ、上位の1、2番に回して得点というシーンがよく見受けられます。
特に1、2番に入っている近本光司、中野拓夢が好調であることからも、梅野隆太郎がチャンスメイク役もできる点は阪神タイガースの打線に幅を持たせていると感じています。近本光司、中野拓夢のさらに凄いところは、盗塁ランキングにおいて9月時点でこの2人はセリーグランキングで1、2位を争っています。
盗塁王を争う上位2人が同じチームにいて、1、2番を形成しているチームなわけですから、強いはずですね。
また、阪神にとってのプラス要素としては、宿敵・巨人が終盤戦に入ってつまずいているという点です。巨人のエース・菅野智之も本来のピッチング、安定感は欠いていますし、電撃移籍で日本ハムから加入してきた中田翔、またこれまでクリーンアップを形成していた丸佳浩の不調など、前年のような独走態勢を築けずにきています。
阪神タイガース優勝の可能性(2021年)順位予想と確率、優勝を遮る思わぬ伏兵はヤクルト・スワローズ?順位予想
阪神タイガースの優勝ライバルとして筆頭にあがってくるのは宿敵・巨人でありますが、私はヤクルト・スワローズの方が手強いと思っています。現に、9月下旬時点で阪神に次ぐ2位つけ、ゲーム差も1.5まで迫っています。
10月に入ってからは、阪神タイガースと首位ヤクルト・スワローズとのゲーム差は1.0にまで縮まっています。
直接対決次第ではまだまだヤクルトにも十分に優勝の可能性が残っていると思います。特に恐いのが、強力クリーンアップの山田哲人、村上宗隆です。
【村上宗隆の詳細記事はこちら】

東京オリンピックでも活躍したこの2人の存在は脅威であり、ここぞの場面で勝敗を決定づける一打、ホームランは阪神タイガースにとっても脅威と言えるでしょう。
また、もう一人投手のキーマンとして、ルーキーの奥川恭伸からも目が離せません。
【奥川恭伸の成績(2021年)】※10月5日現在
15試合、8勝3敗、防御率3.14
二桁勝利まで行くかいかないかという瀬戸際ラインではありますが、ここ数試合のピッチングの安定感は群を抜いています。特に無四球による制球力は別格で、いよいよ覚醒してきた感が出てきました。
首位決戦の阪神戦に先発ローテーションをぶつけてくる可能性も十分に考えられますので、久しぶりの優勝を目指す阪神タイガースにとっては、巨人以上に脅威になることでしょう。
【ヤクルト・スワローズの先発ローテーションについて】

残りわずかとなってきたペナントレースの試合を注視していきたいと思います。
以上、今回は阪神タイガースの優勝予想とその強さの根拠についてでした。
10月23日を終えた時点で首位ヤクルトとのゲーム差はなくなり、優勝の射程圏内には十分入っています。
最後の最後まで、今年の阪神タイガースからは目が離せませんね!!
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