岡本和真の年俸は?打率、ホームランが三冠王の鍵?中学時代、高校時代から注目
今回は巨人の4番、岡本和真選手についてです。2021年のシーズン序盤は調子を落とし、エンジンがかかっていなかった状態でしたが5月から尻上がりに調子を上げ、8月現在では打点、ホームラン数ともにリーグ1位に浮上してきました。やはり、2020年昨シーズンにホームラン、打点の2冠を獲得した選手の実力は本物です。
岡本和真の2021年の年俸は2億1000万円です。下記の年俸推移と共に見てみたいと思います。
【岡本和真の年俸推移】※金額はいずれも推定
2021年:2億1000万円
2020年:1億4000万円
2019年:8000万円
2018年:1200万円
2017年:1200万円
2016年:1400万円
2015年:1000万円
ご覧のように、岡本和真の年俸は2019年から飛躍的に上昇してきています。これは、岡本和真がシーズン全試合に出場し始めた2018年からの成績が影響しています。この頃から完全覚醒を見せ始め、チームの主軸として活躍するようになり始めました。
ちなみに、25歳のシーズンで2億円の大台を越えたのは、松井秀喜以来の出世スピードだそうです。岡本和真は、芽が出るまでにかなり時間がかかったと思っていたのですが、実際に記録的に見て見るとそうでもないんですね。
高卒で入団しているため、年齢もまだ24歳、これから益々成長していける年代ですから、今後が非常に楽しみです。私個人としては、現役選手の中で三冠王を取る可能性が高い選手の一人だと思っています。
岡本和真の年俸は2021年でさらにアップ?2021年の成績予想と現時点の実績は?
【岡本和真の2021年8月21日時点の成績】
92試合出場、打率.278、本塁打30、打点84、盗塁1、長打率.591
開幕からのスタートダッシュは送れたものの、やはり昨年の二冠王、タイトルホルダーの実力者だけあって5月、6月であっという間に打点、ホームラン数、打点を重ねてリーグ上位に浮上してきました。
ちなみに、8月21日時点で本塁打はリーグ1位、打点はリーグ1位の結果を残しております。得意のこの分野ではダントツの強さを誇っています。
打率こそ現時点で.278と3割台に乗せられていませんが、徐々に調子を上げてくれば、できなくはない位置にいると思います。
岡本和真の年俸アップに関係?これまでの経歴と出身、中学時代、高校時代の成績
岡本和真(おかもとかずま)。1996年6月30日生まれ、24歳。奈良県出身。身長185cm、体重96kg。小学生から野球を始め、軟式野球チームに所属。中学ではリトルシニアのチームに所属して、全国ベスト4入り。日本代表にも選出されて4番を務める。
高校は奈良県の智弁学園に入学。1年生の春からベンチ入りし、秋からは4番に座る。3年生の春、夏の甲子園大会に出場して活躍。高校通算本塁打数は73本。2014年ドラフト会議で巨人から1位指名を受け入団。
経歴を見る限りは、非常に華やかなスター街道を駆け上がってきた順風満帆な野球人生のように感じます。中学、高校の時から非凡な才能を見せつけ、常に世代の日本代表に選出されていたことが伺えます。
本来は投手としての資質もあったのかもしれませんが、右ひじの故障により奇しくも高校時代から打者に専念したことが、今の岡本和真の誕生に繋がったのかもしれません。投手というよりは、早いうちから打者としての才能開花に専念できたことがスター誕生に影響したと思われます。
高校入学早々、強豪校である智弁学園で1年の春から試合に出るというあたり、只者ではない感じが伺えますよね。高校生の頃から、智弁学園の岡本和真という名は全国にとどろいていたように思います。
野球人生の順風満帆さはドラフトにも表れ、単独1位で巨人から指名され、そのまま入団。高校野球の名門・智弁学園からプロ野球の名門・読売巨人軍への入団という、まさに絵にかいたようなサクセスストーリーでありました。
ところが、プロの世界に入ってからの数年間は、恐らく岡本和真の野球人生において、初めてに近いくらいの壁にぶち当たった日々だったと思います。当時の巨人には、FA移籍で入団した村田修一がサード、ファーストにもキャッチャーからコンバートされていた阿部慎之助などなど、名だたる実力者がレギュラーとして活躍していました。
岡本和真も非凡な才能から入団から数年もしないうちに、レギュラー捕りの報道がなされていましたが、実際のところは守備のミスが続いてしまったり、強みである打撃でも安定感を欠いてしまったりと、レギュラー奪取どころか2軍での出場に甘んじる日々が続いていました。厳密には、2015年から2017年の3年間で一軍に出場できた試合数はわずか35試合に留まっていたほどです。
fg
岡本和真の年俸大幅アップと覚醒は高橋由伸・前監督のおかげ?
岡本和真がブレイクしたのは、2018年シーズンです。プロ4年目のことでした。この年は143試合にフル出場して、打率.304、本塁打33、打点100、長打率.541というとんでもない成績を一気に叩き出しました。突然のブレイクでしたが、一番の理由は1年間通じて高橋由伸監督が岡本和真を起用し続けたことではないでしょうか。
巨人のこのシーズン、結局3位でリーグ戦を終え、高橋由伸監督は責任を取って退任したわけでありますが、岡本和真という新たな4番を覚醒、育て上げたという功績は大きなものだと思います。
常勝を義務付けられた巨人において、FA選手や外国人選手を積極的に獲得してくることが当たり前となっており、一人の若手選手を起用し続けることの難しさ、そして非常にリスクを伴うことだと強く感じます。
それでも、高橋由伸監督は、岡本和真を起用し続けるという決意が見られましたし、この期待、決意に岡本和真がしっかり答えたのが2018年のシーズンだったと思います。今や野手として巨人のチームを牽引しているのは坂本勇人と岡本和真の2枚看板と言っていいでしょう。その飛車角の一駒を完成させて高橋由伸前監督にあっぱれを差し上げたいと思います。
岡本和真の年俸アップにも繋がる?プロ野球界で最も三冠王に近い男?野球日本代表(侍ジャパン)選考漏れが岡本和真、巨人には有利に働く?
私は、現在のプロ野球界で三冠王に近い選手の一人に岡本和真の名前が挙がってくると思っています。
既に昨シーズンに二冠王を獲得しているという点もさることながら、やはりあの勝負強いバッティングと、安定感のあるバッティングフォームはただならぬ雰囲気を感じます。
年齢もまだ24歳と、これから益々技術の向上、さらには配球やタイミングの取り方など岡本和真のレベルアップが図られてくるのではないかと期待しております。
もう一人、三冠王に近い選手として挙げられるのは、同じセリーグにいるヤクルト・スワローズの村上宗隆選手です。岡本和真と同じくサード、ファーストのポジションにつく選手であり、今回の東京2020オリンピック、野球日本代表(侍ジャパン)に選出されている選手です。まだ入団4年目の21歳というのですから、末恐ろしい存在です。
【村上宗隆の詳細記事はこちら】
岡本和真を差し置いて日本代表に選出される当たりはさすがというところでしょうか。
しかし、私個人としては、岡本和真はオリンピックの日本代表に招集されなくて良かったのではないかと思います。プロ野球のシーズンだけのことを考えれば、やはりオリンピック期間中に休養や調整をしっかり取ることが可能になりますし、リーグ戦が再開した際のコンディションも格段に良くなっていると思われます。
ただでさえも、1年間で143試合に出場しなければならない長丁場であり、夏の暑い時期に神経を擦り減らす国際試合に出て身体の負担がないはずがありません。もちろん、選手としての経験値だけを考えれば出場したい気持ちも分からなくもないですが、シーズンでの三冠王やタイトル争いだけを考えた場合は、オリンピックに出場しないことでのメリットも享受できるはずです。
岡本和真にも代表選考から漏れた悔しさがあるとは思いますが、是非その悔しさをリーグ戦再開後の成績に反映し、ホームラン、打点、そして打率の三冠王を目指して頑張ってもらいたいと思います。
以上、今回は読売巨人の4番・岡本和真選手についてでした。
コメント