中野拓夢(なかのたくむ)の査定評価、年俸は?成績予想(2021年・阪神)
今回は2020年ドラフト6位で阪神タイガースに入団した中野拓夢(なかのたくむ)選手についてです。ドラフト6位ながらも、開幕から結果を残し、4月の途中からはショートでのレギュラーポジションを定置化しつつあるスーパールーキーです。
ドラフト6位での入団であるため、1位指名の佐藤輝明選手や2位指名の伊藤将司投手のように開幕前に激しく目立つことはありませんでしたが、ここにきて注目度が急上昇しています。
ドラフト6位の中野拓夢の年俸は800万円、入団時の契約金は3500万円、背番号は「51」にて仮契約。(金額はいずれも推定)
社会人からの入団であるものの、ドラフト6位と下位指名ですので年俸、契約金ともに高い水準ではありません。背番号はイチローNOの「51」。内野手と外野手の違いはあれど、中野拓夢(なかのたくむ)の俊足好打のプレースタイルにフィットする良い番号ではないでしょうか。
査定評価としては、ドラフト前はそれほど大柄な選手でもなく、ホームランを量産するような目立つ選手ではなかったため、プロのスカウトからはそれほど高い評価が集まらなかったためにドラフト6位という下位指名になったのだと思います。
ところがどっこい、蓋を開けてみたら俊足好打のみならず、そこそこの長打力があることに加え、前々から評価の高かった守備でも好プレーを連発している次第です。逆に、なぜドラフト6位までこんな選手が残っていたの?と不思議に思うほどの活躍を見せています。
現在4月時点で首位に立っている阪神ですが、間違いなく中野拓夢(なかのたくむ)の貢献度がチームの好成績にも影響していると言えます。
中野拓夢(なかのたくむ)選手の経歴からの査定評価、小学校時代、中学時代、高校時代、大学時代、社会時代の成積と名前の読み方
中野拓夢(なかのたくむ)。1996年6月28日生まれ、24歳。山形県出身。身長171cm、体重69kg。右投げ左打ち、内野手。小学生時代から野球を始め、中学ではリトルシニアのチームに所属。高校は日大山形高校に入学。2年生からレギュラーとして活躍し、2年生の時には夏の甲子園大会へ出場してベスト4入り。3年生の時には3番・遊撃手として活躍するも甲子園への出場はなかった。
大学は東北福祉大学へ進学し、1年生の春からベンチ入り。3年生の春と4年生の秋にはベストナインを獲得。その後、社会人の三菱自動車岡崎に入社し、1年目から遊撃手のレギュラーとして活躍。
中野拓夢(なかのたくむ)選手は、小学生など小さい時から内野手であるため、よくありがちなパターンのエースで4番、運動神経のよい選手が、投手を断念して野手転向というタイプのショートではありません。
生粋の内野手として土台が固まっている選手なので、見ていて安心感というか安定感を感じます。そして、基礎がしっかり仕上がっている印象を持ちます。特にボールを獲ってから投げるまでのスピードがものすごく速い選手だと思います。
中野拓夢(なかのたくむ)の査定評価、年俸上昇を井端弘和氏は予言していた?阪神タイガースのドラフト6位の実力は?
元中日ドラゴンズや巨人で活躍した井端弘和ですが、2020年のドラフト会議前に中部地方のドラゴンズファン向けのローカル・テレビ番組に出演し、ドラフト注目選手として中野拓夢(なかのたくむ)選手の名前を挙げていたそうです。
まるで、シーズンが開幕して中野拓夢(なかのたくむ)が大活躍することを予言するような出来事だと思いましたし、さすがは名手だけあって目の付け所、先見性の高い視点を持っているんだなぁと感心しました。
番組内でも「中野拓夢(なかのたくむ)」という名前が井端弘和から出されて「??それは誰?」というような空気が流れたみたいですが、井端弘和いわく京田陽太を超えうる可能性のある選手だと中野拓夢(なかのたくむ)の評価を表していたようです。軽快な守備はもちろんのこと、打撃面でも十分通用する選手と指摘していたようです。
まさに、今の阪神で活躍する姿を連想させるような発言であったため、私も後からこの事実を知って驚きました。このまま阪神のショートのレギュラーの座を掴んでほしいですね。
中野拓夢(なかのたくむ)の2021年の成績予想は?阪神タイガースでのショートのポジションについて
中野拓夢(なかのたくむ)選手の2021年の私の成績予想は下記になります。
100試合出場、打率.284、本塁打5本、出塁率.380
4月現時点での中野拓夢(なかのたくむ)選手の成績は19試合出場、打率.326、本塁打0本、出塁率.396となります。阪神タイガースが23試合消化したうち、19試合に出場しているわけですから大したものです。とてもドラフト6位選手の1年目の働きとは思えないほどの貢献ぶりです。
私の個人的な予想としては、中野拓夢(なかのたくむ)選手は今シーズン、ほぼほぼショートとしてのレギュラーの座を確立するのではないかと見ています。木浪聖也選手などのライバルがいるため、さすがに143試合全てに出ることはないですが、100試合以上はショートのスタメンに抜擢されると予想しています。
私が中野拓夢(なかのたくむ)選手について一番評価しているポイントは守備力です。あれだけ堅実な守備ができるショートは中々いないと思います。ただでさえも失策数が多い阪神タイガース、2020年についてはリーグダントツトップの85個の失策を記録しているチームです。
強打者や外国人が揃う両翼外野やファースト、サードなどの多少のエラーは許せてもセンターラインと言われる、キャッチャー、セカンド、ショート、センターを守る人の守備力だけは確立しておかないと強いチームにはなれないと思います。
そういった意味では、中野拓夢(なかのたくむ)のショートの守備は、西武ライオンズの源田壮亮、中日ドラゴンズの京田陽太に次ぐ安定した守備力ではないかと見込んでいます。そのくらい内野手としての基礎が出来上がっており、クオリティの高い守備を期待できる選手です。
以上、今回は阪神タイガースのルーキー、中野拓夢(なかのたくむ)選手についてでした。
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