巨人、阪神の二軍スタメンメンバーが豪華すぎ(2021年)
今回は4月時点でセリーグの首位争いを繰り広げているセリーグの巨人、阪神の二軍選メンバーについてです。
一軍に残っている選手がチームの勝敗、順位に大きな影響を与えることは当然ですが、私は二軍にいるメンバーを見ることで、そのチームの強さが分かると思っています。というのも、選手層が厚ければ厚いほどチームの総合力は高く、調子を落とした選手や故障者が発生したとしても、控えや二軍にスタンバイしている選手のレベルが高ければチーム成績が低下することはありません。ちなみに、今年の巨人と阪神の二軍選手のレベルは非常に高いと思います。実際にメンバーを見てみましょう。
巨人、阪神の二軍スタメンメンバーが豪華すぎ→4/20二軍戦の巨人スターティングメンバ―
- 若林晃弘(ショート)
- 丸佳浩(センター)
- テームズ(レフト)
- ウィーラー(セカンド)
- 中島宏之(ファースト)
- ウレーニャ(サード)
- 八百板卓丸(ライト)
- 秋広優人(DH)
- 小林誠司(キャッチャー)
この面々を見た時は、正直笑ってしまいました。「もはや一軍メンバーじゃん!!!」ほとんどが一軍で活躍していてもおかしくない選手ばかりで驚きです。
もちろん、コロナウイルスの陽性反応により、多くの主力選手が突如として登録抹消され、現在はその復帰の過程であるためであるという特殊事情が絡んでいることは理解しているのですが、それを差し引いたとしても有力な選手が巨人の二軍にはゴロゴロしているんだなぁと改めて思いました。
ちなみに、コロナウイルス陽性の影響で二軍にいるメンバーは若林晃弘、丸佳浩、中島宏之、ウィーラーの4選手です。
また、外国人のテームズもコロナウイルスの影響で海外から日本に来るのに時間がかかり、チーム合流が遅れたことによるものです。それ以外の選手は、単に二軍在籍ということになりますが、メンバーを見ると小林誠司、秋広優人、八百板卓丸などが含まれており、他チームであれば主力として活躍していてもおかしくない面々が揃っています。
特にキャッチャーの小林誠司については、私は冷遇されていると思っています。WBCやプレミア21などでは日本代表メンバーに選出され、しかも試合に出て活躍している選手であります。
他球団からは、起用しないならトレードなどで放出してほしいというニーズが後を絶たないキャッチャーです。特に守備面での評価が高く、配球などのリードや強肩を生かした高い盗塁阻止率など、DH制が導入されていて打撃よりも捕手の守備力が重視されるパリーグ球団へのトレードの噂が盛んに報道されています。
もしかしたら、そのトレードに備えて二軍に降格しているのでは、、と囁かれているほどです。私としても、巨人で起用されないのであれば他球団に放出して活躍してほしいと思う捕手です。
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もう一人、2020年ドラフト6位で入団しながら開幕前の練習試合、オープン戦で大活躍を見せ、62年ぶりに高卒ルーキー開幕スタメンというところまであと1歩であった秋広優人が二軍におります。
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身長200cmと長身&大柄な体格から大谷翔平二世とも言われている秋広優人。その一番の魅力は長打力です。開幕前の練習試合、オープン戦では確かにヒットを重ね結果は残し続けていたわけですが、本来の魅力である長打力、特にホームランがほとんで出ていなかったことが私には気がかりでした。
1軍残留、開幕スタメンを狙うがあまりヒットを打つ確率を高めるべく当てに行くバッティング、もしくは小さなバッティングになりかけていたのではないかと推察しています。そういった意味では、結果として開幕二軍スタートというのは、秋広優人の将来性を考えた場合に吉と出ると私は見ています。
今は一軍昇格を目指すよりも自分の一番の特徴である長打力を最大限に生かすため、自分のバッティングを固める時期にしてもらいたいですね。開幕前のオープン戦で示したように、能力的には一軍でも十分に通用するレベルの選手であることは間違いありません。
また、八百板卓丸(やおいたたくまる)選手についても、秋広優人と同様に開幕前の活躍が認められて育成選手から支配下登録選手へ昇格、その後も開幕一軍あと一歩のところまできていましたが、惜しくも二軍落ちした選手です。俊足好打の外野手で魅力ある選手です。他チームであれば一軍の準主力として活躍していてもおかしくないレベルでしょう。
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話を巨人の二軍全体に戻しますが、以上の3選手をご覧になっていただいても分かるように巨人二軍選手のレベルは非常に高く、仮にレギュラー陣の中で調子を落とす選手や故障者が出たとしても、変わらぬ強さを維持できるだけのコマが揃っていますね。今年も間違いなく巨人のAクラス入りは固いでしょう。
巨人、阪神の二軍スタメンメンバーが豪華すぎ→4/20二軍戦の阪神スターティングメンバ―
続いて阪神タイガースの二軍メンバーを見ていきたいと思います。
- 小幡 (ショート)
- 島田(センター)
- 小野寺(ファースト)
- 井上(ライト)
- 中谷(レフト)
- 高山(DH)
- 長坂(キャッチャー)
- 高寺(サード)
- 遠藤(セカンド)
実績を兼ね備えた巨人ほどの面々ではありませんが、若手選手が多く混ざり、将来を見据えた育成シフトになっている印象です。しかし、中にはちょこちょこ大物選手も混ざっていることにもお気づきかと思います。阪神の二軍選手のレベルも高いんです。
特に私が気になるのは高山俊です。2015年のドラフト1位選手で新人王まで獲得した有望選手ですが、今は二軍登録となっています。それだけ阪神の外野陣の争いは熾烈だということが分かります。
現在の一軍には、盗塁王の近本光司、2020年ドラフト1位ルーキーの佐藤輝明、外国人助っ人のサンズがレギュラーの座に君臨して結果を残しています。さらにベンチには糸井、陽川、板山なども控えており、層の厚さはセリーグ1、2を争うレベルです。
高山俊も開幕前の練習試合、オープン戦でしっかり結果を残していたのですが、後半で少し落ちてしまったところがもったいなかったですかね。ただ厳しい争いだなと思うのは、近本光司にしても佐藤輝明にしても秀でた能力があるという点です。
例えば、近本光司であれば二年連続で盗塁王を獲得している選手であり、セリーグの中でも唯一無二と言っていいほどの俊足、強いカラーを持った選手です。多少打撃の調子が悪くても、足と守備がある以上は簡単にはレギュラーからは外せないという監督心理が理解できます。
また、ドラフト1位ルーキーの佐藤輝明にしても然り。場外ホームランを放つほどの長打力を誇るスラッガー、ホームランバッターであり、今やセリーグ(外国人助っ人含む)の中でも1、2を争うパワーを持った選手と言っても差し支えないレベルです。多少打率が低いことに目をつむってでも起用したいと思いますし、他球団にとっても1発のある佐藤輝明が6番に座っている打線は嫌だと思います。
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以上を考えると、打率の高いアベレージヒッターである高山俊の特徴、存在感は少しかすんで見えてしまうというのが正直なところです。阪神は中々手放すことはしないとは思いますが、他球団であれば高山俊を喉から手が出るほど欲しがるチームがいると思いますので、トレードを画策することもありなのではないかと思ってしまいます。
個人的には高山俊は応援しているので、ぜひとも這い上がって活躍してもらいたいと思います。
またもう一人、井上広大という選手が二軍の4番にいます。2019年のドラフト2位高卒ルーキーですが、2020年の二軍ではホームラン、打点の二部門でトップ争いを繰り広げる結果を残していた期待のホープです。
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二軍の4番に座り続け、将来的には一軍の4番に育てたいという球団の強い意図が感じられます。他球団であれば1軍で出場していてもおかしくない打撃力を持っているため、やはり阪神の選手層の厚さを感じました。
阪神タイガースの二軍には、多くの若手選手が混ざってはいますが、巨人についで非常にレベルが高いことが分かります。二軍ではありますが、この選手層の厚さ、強さを見ると今年の阪神一軍での優勝も夢ではないかもしれませんね。
以上、今回は巨人と阪神の二軍選手についての記事でした。ありがとうございました。
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