八百板卓丸(やおいたたくまる)の年俸は?自由契約、巨人育成枠へ

八百板卓丸(やおいたたくまる)の年俸、背番号は?自由契約、巨人育成枠から支配下登録に

今回は巨人の育成選手から2021年2月16日に支配下登録選手に昇格した八百板卓丸(やおいたたくまる)選手についてです。高校卒業後に楽天に育成ドラフト1位として入団。一時は支配下登録選手にまで昇格して1軍の試合にも出場したものの、その後は楽天から戦力外通告を受けて、巨人に育成枠選手とし加入していました。

2021年2月に二軍キャンプから一軍キャンプに合流すると、紅白戦などで成績を残して見事に支配下登録選手に復帰。背番号は「009」から「51」へ。年俸は推定500万円。

一度は戦力外から這い上がり、再び支配下登録選手の枠を実力で勝ち取ったバイタリティが素晴らしいですね。まさにシンデレラストーリー、下克上を成し遂げました。年齢も24歳と、まだまだ可能性に満ち溢れている選手であるため、今後のさらなる成長と飛躍が楽しみです。

キャンプインと同時にスタートダッシュをかけ、紅白戦や実践形式の練習の中で見事に結果を残し、自分の力で支配下登録選手の座を獲得したわけですから大したものです。背番号は、イチロー選手と同じ「51」。少しでもイチロー選手のような外野手に成長してほしいという巨人、原監督の思いが込められているようです。非常に素敵な背番号だと思います。

プレースタイルを見る限りは、イチロー選手というよりは今年新たに横浜DeNAから巨人にFA移籍で加入した梶谷隆幸選手のような中長距離打者というイメージを持ちました。特にバッティングの打ち方やタイプが近いと思います。

やや細身でありながらもホームランを打つことができる長打力、パワーを備え、左右広角に打ち分けられるバットコントロールも魅力です。ホームランを打った時の映像を確認しましたが、打球方向が右翼側だけでなく、逆方向の左翼側にも打てていたことにびっくりしました。

巨人の2軍に来てからは、ウェイトトレーニングによる肉体改造→体重増の効果がバッティングにも如実に表れ、打球の勢いや長打力がこれまで以上に向上されたようです。



 

八百板卓丸(やおいたたくまる)巨人での支配下登録に向けた二軍成績(イースタンリーグ2020年)ついて

八百板卓丸、2020年2軍成績

2軍戦70試合に出場。打率.313、本塁打8本、打点26、出塁率.378、長打率.488

昨年2020年は、2軍で上記のような好成績を残しており、2軍首脳陣から1軍首脳陣に対して八百板卓丸の昇格への挑戦、チャレンジが進言されていたようです。

成績だけを見れば、間違いなく1軍で活躍できるレベルにまで成長したことが伺えます。そんな中、2021年2月に始まったキャンプでしっかりと実績を残し、実力を証明することができた勝負強さとメンタルの強さも八百板卓丸の魅力の一つかもしれません。

八百板卓丸(やおいたたくまる)、楽天から戦力外、自由契約、トライアウトを経て巨人にて支配下登録選手へ!阿部慎之助二軍監督と村田修一コーチとのバッティング改造が覚醒のきっかけ?

前述したように、八百板卓丸(やおいたたくまる)は一度、楽天から戦力外通告を受けています。元々、楽天にも育成ドラフト枠で入団し、そこから支配下登録選手まで勝ち登ったものの、最終的には自由契約になってしまいました。

本人にとっては、一度はプロ不適格という烙印を押されてしまったような感覚だったことでしょう。トライアウトを受けて、なんとか巨人の育成枠に留まったわけですが、巨人で飛躍を遂げるきっかになったのは、2軍の阿部慎之助監督と村田修一コーチの指導にあったと言われています。

どちらの監督、コーチも現役時代は強打者として長年活躍した選手です。指導者としての経験は浅いものの、自らの経験に基づいた的確なアドバイスをしたことが八百板卓丸(やおいたたくまる)の成長に繋がったのだと思います。

バッティングの構え方であったり、タイミングの取り方であったり、やはり一流選手だった人たちからの指導は、若手選手の持っている能力を開花させるんだなぁとつくづく思いました。それ以上に阿部慎之助も村田修一も、指導者としての資質が高いのかもしれません。今後もこのように巨人独自の育成から這い上がってくる選手が多くでてくると、チームとしてもさらに強さが底上げされそうですね。



八百板卓丸(やおいたたくまる)選手の経歴と中学時代、高校時代、楽天時代の成績と現在の巨人・支配下登録までの道のり、名前の読み方は?

八百板卓丸(やおいたたくまる)。1997年1月17日生まれ、24歳。福島県出身。

身長180cm、体重76kg。右投げ左打ち、外野手。小学生から野球を始め、中学時代はクラブチームに所属。高校は聖光学院に進学して、2年生の秋からはベンチ入りを果たし、3年生の夏には甲子園にも出場している。

高校卒業後2014年には、育成枠ドラフト1位で楽天に入団。2016年には二軍で70試合に出場し、打率.262、出塁率.355の成績を残し、2017年には育成選手から支配下登録選手へ変更、2018年には初の一軍出場も果たしていたものの、2019年には一軍に上がることができずに戦力外通告、自由契約となりトライアウトの末に巨人と育成契約を結び入団した。

本当にこの粘り強さというか、最後まで諦めないチャレンジ精神が素晴らしい選手だなと思い、尊敬の念を抱いております。決して順風満帆な野球人生ではないですし、高校時代も含めてエリートコースを突っ走ってきたタイプの選手ではありません。それでも諦めずに、努力を重ねてチャンスを勝ち取っている姿を見ると、自然と応援したくなってしまう選手ですよね。

楽天ファンとして、少しだけ残念なのは、東北出身でせっかく楽天に入団して支配下登録までいったにも関わらずに、才能を開花させることができなかったことです。選手と球団の相性や環境の合う合わないがあったのでしょうし、八百板卓丸にとっては環境が変われたからこそ進化できたという見方もできると思います。

同じ東北人として、巨人というステージで八百板卓丸選手が飛躍してくれたら、それはそれでいいのかもしれません。他球団でもぜひ応援していきたいと思います。



八百板卓丸(やおいたたくまる)の巨人での外野手のレギュラー、開幕一軍への争いは過酷?支配下登録選手になってもこれからが本番な理由

八百板卓丸(やおいたたくまる)が支配下登録選手になったことは喜ばしいことですが、厳しい見方をすればようやくスタート地点に立てただけで、本当の勝負はこれから始まることになります。

ましてや、巨人の外野はセリーグナンバー1の選手層を誇るチームです。絶対的レギュラー&主軸として君臨する丸佳浩、FA移籍で横浜DeNAから移籍してきた梶谷隆幸、このほかにもベテランの亀井、松原聖弥、陽岱鋼、立岡宗一郎、重信慎之介、石川慎吾などなど、たくさんの選手がひしめき合っています。

特に丸佳浩、梶谷隆幸の起用は間違いないでしょうから、残り1つの外野の枠をこれだけの人数で争うことになるわけですから、レギュラーを勝ち取るのは育成から支配下登録に上がる以上に狭き門になるかもしれません。

それでも諦めずに、これまでと同じようにチャレンジと努力を重ねて、巨人の不動のレギュラーになれるような活躍をしてくれることを期待したいと思います。

以上、今回は育成選手から支配下登録選手に昇格した八百板卓丸(やおいた・たくまる)選手についてでした。



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