岡林勇希の査定評価、年俸、背番号は?2019年中日ドラフト5位

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岡林勇希の査定評価、年俸、背番号は?2019年中日ドラフト5位

今回は中日ドラゴンズの期待の若手、岡林勇希選手についてです。2019年ドラフト5位で中日に投手として入団。ニ刀流として期待されていたものの、2020年春には早々に野手へ転向してイースタンリーグで好成績を残しました。一軍デビューも果たし、初安打も記録。2021年シーズンでは開幕1軍、あわよくばレギュラー争いにも加わってくる可能性のある成長著しい外野手です。

岡林勇希の年俸は550万円、入団時の契約金は300万円、背番号は「60」

ドラフト5位の高卒ルーキーですので、年俸、契約金はこのくらいの数百万円台に収まっています。背番号も二桁後半の平凡な数字であることからも分かるように、当初の球団の期待度はそこまで高くなかったのかもしれません。

しかしながら、抜群の運動神経と非凡な打撃センスが新人の中では群を抜いており、中日出身の0Bや解説者がロを揃えてブレイクしそうな選手に岡林勇希の名前を挙げています。私の素人目線ではそこまで明らかな違いが見受けられないのですが、プロから見れば岡林勇希が持つ資質は明らかに他の選手と違うんでしょうね。

また、高校時代は投手として活躍しており、最速は153キロの速球派右腕として有名でした。そのため、強肩の外野手であることも大きな武器となっています。非常に楽しみな選手です。



 

岡林勇希選手の経歴からのバッティング査定評価、中学時代、高校時代の成積など

岡林勇希(おかばやしゆうき)。2002年2月22日生まれ、18歳。三重県出身。身長175cm、体重74kg。右投げ左打ち、外野手。小学生時代から野球を始め、中学ではリトルシニアのチームに所属し、全国16強入りも果たしている。

高校は菰野高校に進学し、1年生の夏からベンチ入りを果たし、試合でも投手として登板している。その後は、エース、4番としてチームを牽引。甲子園への出場経験はなし。高校通算21本塁打。

高校時代は主に投手として活躍し、最速153キロの速球を誇る本格右腕でした。また、エースであると同時に4番として活躍し、高校通算のホームラン数も21本に及びます。登板しない試合では、外野手として出場しており、予てからプロのスカウトの中では、投手・野手両方の可能性を含めたドラフト候補として注目されていたようです。

菰野高校と言えば、現在阪神の西勇輝投手の出身校でもありますが、その西勇輝に次ぐほどの投手としての資質を岡林勇希は持っていたと言われていたようです。

やはり、野球センスのある人は投げても打っても、何やっても上手いんですよね。

そんな中、中日のスカウトは、8割以上は野手としての可能性を見込んでいたようです。このことが、入団の翌年には投手を断念して野手に転向した一因であるのかもしれません。



 

岡林勇希の野手転向は兄の影響か?転向後、2軍成績で上位?天才的なバッティングセンスからの査定評価

そして、岡林勇希が野手転向したもう一つの要因ではないのかと言われているのがお兄さんの存在です。お兄さんは元広島カープの岡林飛翔です。育成ドラフト1位で指名されたものの2019年に戦力外になっている。

このお兄さんの戦力外通告が、岡林勇希が身近なところでプロでの世界の厳しさを知る機会になったのかもしれません。そのことが、自分が生き残る道として早めに野手を選択し、歩み始めたきっかけなのかもしれませんね。

高卒ルーキーとは言え、この早めの決断は正しかったのではないでしょうか。後になれば後になるほど自分の年齢が上がり、野手としてのスキルを習得する時間も限られてくることに加え、新たなライバルも毎年どんどん入ってくるわけですから、絶対に若いうちに野手転向を判断したことは大きなアドバンテージだと思います。

ましてや、岡林勇希の場合はその天才的なバッティングセンスからすぐに野手としての頭角を現すこととなりました。

2020年は二軍で64試合に出場し、打率は.285、出塁率.333の成績を残しました。打率は二軍のウエスタンリーグで3位の成績。

一軍でも6試合に出場して2安打を放っている。

二軍では非凡なバッティングセンスを発揮して、高打率を残す活躍を見せました。リーグ3位の成績は大したものです。大体は野手に転向しても結果を出すまでに時間がかかったり、そもそも転向しても活躍できぬまま沈んでしまう選手が多くいる中、あまり野手としての練習ができていない中でこれだけの成績を残してしまうわけですからスゴイですね。

高校時代も投手としての練習やトレーニングに集中していたため、野手としての練習やトレーニングはほとんでやっていないに等しいそうです。そのため、実質野手としてはまだ2年生くらいの経験値で、これだけの成績を残せてしまっているわけですから、まだまだ伸びしろが多分に含まれている点も魅力の一つかもしれないですね。



岡林勇希の成績予想は?査定評価から見ると大島洋平タイプ?中日の外野手のレギュラー争いは?

岡林勇希は俊足、好打、強肩と走攻守三拍子揃った選手です。50mが5秒8、遠投120mと抜群の運動神経と身体能力を持ち合わせています。いきなりホームランや長打に過度な期待を抱いてはいけないため、トリプルスリーを狙うのは厳しいかと思いますが、少なくとも3割30盗塁は目指せる選手ではないでしょうか。

中日の外野手のレギュラー陣に目を向けてみると、大島洋平、平田良介、アルモンテ、福田永将など、正直これといったスター選手や圧倒的な選手が少ないという印象です。球界を代表するレギュラーと言えば大島洋平くらいでしょうか。いずれの選手も30歳オーバーの中堅、ベテランに差し掛かるメンバーばかりであるため、10代、20代の選手の台頭がまさに中日では求められているところであります。

ぜひ岡林勇希には、実力でレギュラーの座を奪い取ってもらいたいと思いますし、岡林勇希の資質からするとレギュラーを獲るのは時間の問題ではないかと思っています。

少し気になるのは、プレースタイルや選手としての特徴が現レギュラーの大島洋平と被っていることでしょうか。俊足、好打、攻守の選手が2人いるという点で、長打力、パワーを外野手に求めるとなると岡林勇希の起用は難しくなることも否定はできません。

ただ、現実的に考えて、打率3割を越える選手が1、2番でいたら他チームからしたら脅威ですよね。大島、岡島の1、2番コンビでかき回す攻撃も面白いのではないかと個人的には思っています。

チームとしても5年後、10年後の布陣を見据えて岡林勇希を積極的に起用していくのではないでしょうか。岡林勇希の私なりの勝手な成績予想にはなりますが、仮に2021年シーズンフルに出場できたとしたら、打率.280近くのアベレージを残すことはできるのではないかと予想しています。

1軍の壁にぶち当たることもあるかと思いますが、まずは開幕一軍、開幕スタメンを狙って邁進していってほしいと思います。

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