土田龍空の査定評価、年俸、背番号は?2020年ドラフト中日3位
今回は2020年ドラフトで中日から3位指名を受けた土田龍空(つちだりゅうく)内野手についてです。滋賀県の近江高校の出身で、1年生の夏からレギュラーとして活躍。
強豪校の近江高校で1年生からベンチ入りするだけでも大したものですが、レギュラーとして甲子園にも出場し活躍していたわけですからさすがですね。特に1年生の時の守備を映像で確認しましたが、当時から俊敏な動きで只ならぬ資質を持った選手でした。
土田龍空の契約金は4500万円、年俸が600万円、背番号は「45」で合意しました。(金額はいずれも推定)
契約金、年俸の比較については、同じく高卒ショートで巨人ドラフト3位の中山礼都と比べるのが分かりやすいかと思います。中山礼都の契約金は5000万円、年俸が600万円でしたので、中日の土田龍空の方が少し契約金が少なかったですね。まぁ誤差の範囲でしかない金額ですね。
中山礼都の過去記事はこちら
この二人は、遊撃手でポジションも被っていること、右投げ左打ち、守備が上手い、三拍子揃った選手などなど、非常にプレースタイルが似たタイプであるため、今後も比較されていくかもしれませんね。
土田龍空(つちだりゅうく)内野手の経歴、出身からの査定評価、小学時代、中学時代、高校時代の成績
土田龍空(つちだりゅうく)。2002年12月30日生まれ、18歳。滋賀県出身。身長179cm、体重77kg。右投げ左打ち、内野手。小学生から野球を始め、中学ではリトルシニアの湖北ボーイズに所属。高校は近江高校へ進学し、1年生からベンチ入りならびに試合にも出場して活躍。甲子園にも出場している。3年生の時にはキャプテンも務めた。
地元滋賀県の名門、近江高校に進学してすぐの夏から試合に出場して活躍していた姿からもわかるように、守備、打撃ともに非凡な才能を入学当初から見せつけていました。高校通算のホームラン数は30本と、単打だけでなく長打力を誇るパワーも兼ね備えた選手でした。
よくライバルとして比較される巨人ドラフト3位の中山礼都(中京大中京)もそうですが、近年は右投げ左打ちの選手が本当に多くなりましたね。私が高校生の時代(約20年以上前)くらいから右投げでも左打ちにするバッターが増えてきたように思います。
この一番の原因はイチロー選手でしょうね。イチローがオリックス時代に200安打、またその後メジャーリーグへ行って活躍したことで一気に左バッターが増えたような気がしています。
一塁への到達も近くなりますし、左方向への流し打ちなどもできるメリットはありますが、近代の野球では逆に数が少ない右バッターの方が希少価値が高まっているのではないでしょうか。現役学生の選手たちは、むやみに左に変更するのではなく、右打者のままでいることも検討すべきだと思います。
土田龍空(つちだりゅうく)選手の名前の読み方は?中山礼都(なかやまらいと)選手も読み方が難しい
右投げ左打ちもさることながら、最近の選手の名前は一発で読みめない難しい名前が多いですね。龍に空と書いて「りゅうく」と読むとは思いませんでした。かっこいい名前ですね。
また、前回記事に書いた中山礼都も礼に都と書いて「らいと」と読むなど、昔では思いつかない名前が増えてきたことにも時代の変化を感じます。
土田龍空(つちだりゅうく)の査定評価、超高校級の守備力は本物か?京田陽太、根尾昂との内野手レギュラー争いについて
土田龍空の華麗な守備がメディアではよく取り上げられていますが、私個人の感想としては、高校生の中では飛び抜けていてもプロの世界のショートとして、即戦力で活躍することは厳しいと思っています。
2年後、3年後はどうか分かりませんが、少なくとも2021年シーズンで京田陽太や根尾昂を脅かす存在までにはならないかと思っています。
確かに打球への反応やゴロの捕球は一級品ではありますが、ウィークポイントとして挙がりそうなのが送球です。プロのショートとしてはまだ安定感に欠ける部分があるため、今後の鍛錬が必要になってくるでしょう。
高校時代の公式戦を見ても、たまに送球ミスが見られたり、安定していない部分があったため改善の余地があるように思います。
土田龍空(つちだりゅうく)が査定評価の結果から狙うべきポジションはセカンド?ショートは京田陽太?根尾昂は?
私が中長期的に考えた未来図としては、セカンドに土田龍空、ショートに京田陽太というポジションはどうかと思いました。
送球に課題がある土田龍空であっても、セカンドであればショートほどの送球負荷はかかりませんし、むしろ取ってからの素早さや身のこなしを見る限りはセカンドの方が合っているような気がします。
元々、私は土田龍空は守備よりもバッティングの才能の方が上だと思っているので、セカンドであれば1軍のレギュラーとして頭角を現してくる時期も早まるのではないかと考えます。
現在の中日のセカンドは阿部寿樹がレギュラーを担っています。
(阿部寿樹の2020年成績)
115試合に出場、打率.257、打点61、本塁打13本
打点61というのは勝負強さもあるまずまずな成績かもしれませんが、これといったずば抜けた選手ではないというのが正直なところです。年齢も既に31歳であることから、中日のセカンド候補の育成は大きな課題になっていると思われるため、まさに土田龍空はここを狙っていくべきだと思います。
では根尾昂はどうなるかというと、私は外野にコンバートした方がいいと思います。京田陽太一(26歳)、根尾昂(20歳)、土田龍空(18歳)の若い3人を競わせてつぶし合うよりも、強肩で外野経験のある根尾昂は外野で覚醒してもらった方がチームとしてもレベルが底上げされるような気がします。
以上、今回は2020年ドラフトで中日から3位指名を受けた土田龍空内野手についてでした。同世代のライバルである巨人の中山礼都と共に、どちらが先に頭角を現して1軍で活躍してくるのか、今後の高卒ルーキーの成長が非常に楽しみです。
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