伊藤大海投手の査定評価、年俸、背番号は?2020年ドラフト日本ハム1位
今回は2020年ドラフトで日本ハムから1位指名を受けた苫小牧駒澤大学の伊藤大海投手についてです。最速155キロの本格派右腕を日本ハムが一本釣り指名に成功しました。
投球映像を見ましたが、間違いなく即戦力として活躍する選手ですね。下手するとメジャー移籍で抜けたエースである有原航平投手の穴を埋めるくらいの活躍をするかもしれません。
契約金1億円+出来高払い、年俸1,500万円、背番号は17で仮契約に合意。(金額はいずれも推定)
年俸は満額の1,600万円までは届きませんでしたが、契約金は高水準の金額を貰っていますね。そこまで知名度、人気が高いという選手ではなく、隠れ1位とでもいうべき点で年俸が伸びなかったのかもしれませんね。
正直、私も調べ込むまでは、伊藤大海投手を知りませんでした。そして、大変申し訳ないのですが、苫小牧駒沢大学を知りませんでした。
最初は字ずらだけを見て、駒大苫小牧高校からの1位指名なのかなと思ったほどです。田中将大投手の出身校であるため、「駒大苫小牧」という字が入っていると、つい駒大苫小牧高校の方を考えてしまいます。
今回は、なぜこのような無名校からプロの1位に上がったのか、なぜ彼はプロへの登竜門、王道と呼ばれる東京の六大学野球や東都リーグではなく、無名校を選んだのかも含めて調べてみたいと思います。
伊藤大海投手の経歴からの査定評価は?小学時代、中学時代、高校時代、大学時代、浪人時代は?名前の読み方は?
伊藤大海(いとうひろみ)。1997年8月31日生まれ、23歳。北海道出身。身長176cm、体重80kg。右投げ左打ち、投手。
小学時代から野球を始め、中学では地元北海道のシニアリトルのチームに所属。高校は駒大苫小牧高校に進学し、2年生の春センバツで甲子園に出場。甲子園のマウンドに立っている。
大学は駒澤大学に進学したものの、1年生の秋に退学し、翌春に苫小牧駒澤大学に入学。規定により1年間は公式戦での出場はできなかったものの、2年生からは活躍を見せ日本代表にも選出された経歴を持つ投手。
名前の読み方は、「大海」と書いて「ひろみ」と読むそうです。大自然の北海道出身者にはぴったりの素敵な名前ですね。
生まれも育ちも北海道出身の伊藤大海投手。高校も地元の名門である駒大苫小牧高校に進学。やはり田中将大投手の出身校ということもあり、知名度が高いですよね。知名度だけでなく、甲子園出場まで果たし、まさに順風満帆の野球人生を歩んでいたかに思えましたが、大学で進学した駒澤大学を1年経たないうちに退学してしまいました。
そして、無名校と言える北海道の苫小牧駒澤大学に再入学しています。なんだか、駒大苫小牧高校、駒澤大学、苫小牧駒澤大学と「苫小牧」「駒澤大学」という文字が乱立していて混乱してしまいますが、最終的には北海道の苫小牧にある苫小牧駒澤大学からプロ入りを果たしたわけです。
伊藤大海投手の査定評価に際する経歴は?大学中退?浪人はなぜ?駒澤大学を中退した理由は?
伊藤大海投手が駒澤大学を退学した理由は、何か問題を起こしたとか、トラブルを起こしたというものではなく、単なる自主退学のようです。具体的には、退学した際の伊藤大海投手へのインタビュー記事を読みましたが、このまま駒澤大学にいてはプロへの道に繋がる成長ができたいと判断したため、というのが理由だったようです。
駒澤大学と言えば、東都大学リーグに所属する名門チームであり、これまでにも横浜DeNAの今永昇太や戸柱恭孝、中日の大島洋平など多くのプロ野球選手を輩出しています。
一見すると、東都リーグの駒澤大学から北海道の無名校に移ってしまうと、むしろプロへの道が遠ざかってしまうのではないかと思ってしまうものですが、伊藤大海投手の中には、己の成長に対する確固たる自信と、環境の見極めがしっかりできていたのだと思います。
現に、駒澤大学から苫小牧駒澤大学に再入学して、1年間公式戦に出られないというディスアドバンテージを逆に自分のトレーニング、成長の糧として大学日本代表に選ばれるほどに成長したわけですから、まさに有言実行ですね。
このことからも分かるように、伊藤大海投手は単なる野球の才能、素質だけでなく、自分で自分を律して努力を重ね、成長していくことができる力を持っていると思います。この資質はプロ野球で活躍していくためには絶対に必要であると私は思っています。
これまでスーパースターとして大成してきた選手は、皆共通してこの努力の資質を持っていると思います。王貞治、落合博満、イチロー、松井秀喜などなど、みなさん血のにじむような努力を重ねて偉大な実績を残してきた人たちばかりです。伊藤大海投手には、この努力する才能を既に備えていると私は見ています。
伊藤大海投手の査定評価、球速、球種、投球フォームはいかに?日本ハム2020年ドラフト1位投手の見込み
伊藤大海投手の公式戦の投球映像を見ましたが、圧巻のピッチングでした。一番の印象はストレートの伸びが半端じゃないということ。ストレートだけで三振が取れるピッチャーだと思います。あのストレートは間違いなくプロでも通用するはずです。地元北海道の選手という差し引きはあるかもしれませんが、日本ハムが一本釣りでドラフト1位指名してくるだけのことはあると思いました。
伊藤大海投手の最速は156キロ。球種はストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボール、ツーシーム、フォークなど。
球種も多彩で、特にスライダーの切れは抜群で三振が取れる変化球です。また、フォークボールのフィニッシュボールとして機能しそうです。身長は178cmとそこまで大柄ではないものの、安定した下半身から投げ込まれる150キロ以上の伸びのあるストレートは圧巻です。
大学日本代表では守護神として抑えを経験していることからも、日本ハムでは中継ぎ、抑えとして起用される可能性も無きにしも非ずですが、個人的にはぜひ先発ローテーション入りを目指して頑張ってもらいたいと思います。
ちょうど、有原航平がメジャーリーグに移籍して手薄になる先発投手陣でありますから、伊藤大海の起用は持って来いだと思います。きっと栗山監督も先発での起用を考えているのではないかと勝手に推察しています。
正直言って、これまで見てきた2020年ドラフト指名投手の中ではトップ3に入るピッチャーでした。それくらい、投球映像を見て衝撃を受けましたし、先発ローテーションに入れば二桁勝利も可能なのではないかと思うほどの逸材でした。
伊藤大海投手の2021年シーズンの活躍に期待したいと思います。
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