メジャーリーグホームラン王予想、記録本数と歴代成績(年度別)最高本数は?

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メジャーリーグホームラン王予想、記録本数と歴代成績(年度別)最高本数は?

今回はアメリカ・メジャーリーグのホームラン王争いについてです。2021年は日本人選手である大谷翔平選手がホームラン王争いを繰り広げていて注目を集めていますが、これまで歴代のメジャーリーグのホームラン王、本塁打本数などを見ていきたいと思います。

【メジャーリーグ歴代本塁打王】

 ア・リーグナ・リーグ
2020年ルーク・ボイト(22本)マーセル・オズナ(18本)
2019年ホルヘ・ソレア(48本)ピート・アロンソ(53本)
2018年クリス・デービス(48本)ノーラン・アレナド(38本)
2017年アーロン・ジャッジ(52本)ジャンカルロ・スタントン(59本)
2016年マーク・トランボ(47本)クリス・カーター(41本)
ノーラン・アレナド
2015年クリス・デービス(47本)ブライス・ハーパー(42本)
ノーラン・アレナド
2014年ネルソン・クルーズ(40本)ジャンカルロ・スタントン(37本)
2013年クリス・デービス(53本)ペドロ・アルバレス(36本)
ポール・ゴールドシュミット
2012年ミゲル・カブレラ(44本)ライアン・ブラウン(41本)
2011年ホセ・バティスタ(43本)マット・ケンプ(39本)

※2020年は、コロナの影響で試合数が162試合→60試合制に変更。

上記を見る限り、ホームラン王のボーダーライン本数は50本ということになりそうですね。もちろん、年度によってはそれ以上の本数が必要な年もありましたが、55本を打っていればホームラン王になれる可能性が極めて高いというのが、ここ10年でのトレンドと言えるでしょう。

また、ナ・リーグとア・リーグのホームラン数を比較して見ると、ア・リーグの方がホームラン数が多い傾向にあります。過去10年を振り返ってみても、ナ・リーグがア・リーグを上回ったのは2019年、2017年の2回のみです。

ここ直近10年における年度別の最高ホームラン数は、2017年ナ・リーグのホームラン王に輝いたジャンカルロ・スタントン(マーリンズ※現在はヤンキース)の59本が最高記録です。ここから推測するに60本打っていれば、ほぼ間違いなくホームラン王になれると思って間違いないでしょう。

2021年、我らが大谷翔平選手は、二刀流で大ブレイクしています。大谷翔平はホームランダービーを独走しており、これまでの年度別最高ホームラン数を塗り替えるのではないかという勢いでホームランを量産しています。

アジア人での年間最高本数は、松井秀喜(当時ヤンキース)の31本が最高でしたので、既に大谷翔平はこの記録を大幅に塗り替えています。当然として、アジア人がメジャーリーグでホームラン王に輝いたことなど、過去に一度もないのでもし達成されたら偉業中の大偉業となりそうですね。

【松井秀喜の現在に関する記事はこちら】

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大谷翔平がいくら恵まれた体格と言えども、強靭な体を持つアメリカ人やその他ドミニカ、キューバなどのパワー系選手がひしめくメジャーリーグで、ホームラン数を独走しているわけですから大変なことであります。そんな、2021年のホームラン予想と候補者ランキングを見ていきたいと思います。



メジャーリーグホームラン王予想(2021年)、記録本数と候補者ランキング

2021年8月時点での各リーグのホームラン数ランキングは下記になります。

ア・リーグ ナ・リーグ
1位大谷翔平(40本)エンゼルス1位タティス(34本)パドレス
2位ゲレロJr(36本)ブルージェイズ2位マンシー(28本)ドジャース
3位ペレス(32本)ロイヤルズ2位ボット (28本)レッズ
4位オルソン(31本)アスレチックス2位アロンソ(28本)メッツ
5位セミエン(30本)ブルージェイズ

大谷翔平が両リーグ通じて単独首位を独走しています。2位のゲレロJrと比較しても5本近い差をつけてリードしていることもあり、驚異的なスピードでホームランを量産していることが分かると思います。

ナ・リーグのホームランランキングを見ても、1位最多がタティス(パドレス)の34本となっており、ア・リーグに換算すると3位の実績となります。言わずもがな、ナ・リーグのホームランダービートップを独走している大谷翔平が勝っている状況です。

2021年のホームラン王予想としては、やはり誰がどう見ても大谷翔平が有利と言えるでしょう。このままのペース、調子を維持できれば年間60本という記録も夢ではないと私は思います。日本のプロ野球の中でも年間60本という記録は、歴代1位の記録であります(当時ヤクルト・スワローズのバレンティンが2013年に達成)。

大谷翔平は、この記録をメジャーリーグで達成しようとしているわけですから、並大抵ではないですね。まさに歴史を塗り替える記録にチャレンジしていると思います。

それだけではなく、大谷翔平は投手としても活躍しており、8月時点で既に8勝をあげているわけですから驚きです。もはや、これまでの固定概念では理解できないような聖域に入ってきているような気がします。
二刀流選手の評価の仕方、年俸の計算の仕方などもこれを機に変わってくるかもしれませんね。

【大谷翔平選手の年俸詳細についてはこちら】

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メジャーリーグホームラン王予想、記録本数と歴代成績とステロイド全盛期の最高本数の関係

メジャーリーグの年度別での最高ホームラン数を過去20年まで遡って見ると、73本というとんでもない記録が出てきます。これは2001年のバリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の記録であり、圧倒的な数字と言えます。

しかし、1990年代後半から2000年代前半にかけてはステロイド(≒筋肉増強剤)使用の全盛期であり、このようなあり得ない記録が出ているという論評をよく見かけるかと思います。バリーボンズの他にも、マーク・マグワイアやサミー・ソーサなども60本~70本近くのホームランを放ち、ホームラン王に輝いているわけですが、現代野球においてこれらの記録は認められていないというのが実態です。

現に、これらの選手は偉大な記録と実績を残しつつも、メジャーリーグ殿堂入りできていないという事実が付きまといます。メジャーリーグでの殿堂入りは、全米野球記者協会(NBWAA)での投票によって決まるわけですが、軒並み1990年代後半から2000年代前半に活躍した選手は除外されているのが実状です。

ステロイドの使用については、打者だけでなく投手の使用も疑われており、具体的にはロジャー・クレメンスやカート・シリングらも偉大な成績を収めていつつも殿堂入りを果たせていない選手に含まれています。

現代、厳密には2017年あたりからは徐々に禁止薬物による出場停止処分の厳格化が行われ、今では禁止薬物を利用する選手はほぼいないと言われています。そう考えると万が一、大谷翔平がこの2021年に60本を超えるようなホームランを記録するとなると、本当にとんでもない記録なんだなと実感できそうですね。

その上、投手としても既に8勝をあげているわけで、もはやこれまでの記録や実績の物差しでは計ることのできない唯一無二の選手と言えますね。イチロー選手のように、長年に渡って記録を積み重ねてきたレジェンドもおりますが、大谷翔平選手は、この1年の記録だけでレジェンドになってしまいそうなインパクトを持っていますね。

メジャーリーグの残り試合数も限られてきましたが、投手としても打者としても、大谷翔平選手がどこまで成績を伸ばし続けるのか非常に楽しみになってきました。

以上、今回はメジャーリーグの歴代ホームラン王、ホームラン数と2021年のホームラン王予想についてでした。



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