黒川史陽の査定評価、年俸、背番号は?2019年ドラフト楽天2位
今回は、2019年ドラフトで楽天に2位指名されて、智弁和歌山高校から入団した黒川史陽内野手についてです。大物スラッガーとして、ドラフトでは上位2位で指名された期待の新人です。
1年目となった2020年は、主に二軍での出場が中心となりましたが、シーズン途中には一軍に昇格して試合に出場しました。
黒川史陽の入団に向けた契約金は6000万円、年俸650万円、背番号は「24」。2020年の契約更改では、現状維持の年俸650万円で合意。
高校時代から長打力を持ったスラッガーとして注目されておりましたが、早くも1年目で一軍デビューを果たし、いきなり初打席で打点をあげることもできました。
その様子を映像で見ましたが、打席に立った時の雰囲気が強打者そのものでした。とても高卒1年目の初打席には見えないほどの落ち着きを払い、いかにも打ちそうなオーラを醸し出していました。
現在、楽天には浅村栄斗という球界を代表する強打者がセカンドのレギュラーとして活躍していますが、その浅村も30歳であるため5年後のポスト浅村を見据えた場合は、間違いなくこの黒川史陽がセカンドの候補として上がってくるでしょう。セカンドだけでなく、将来の楽天のクリーンアップを担う逸材だと思っています。
黒川史陽(くろかわふみや)内野手の2020年での一軍、二軍成績(ファーム)は?ホームラン数は?2019年ドラフト2位指名の実力は?
黒川史陽内野手の2020年1軍での成績。
10試合に出場。打率.143、打点2。
黒川史陽内野手の2020年2軍での成績
57試合に出場。打率。297、打点31、本塁打6本
一軍での出場機会は10試合に留まりましたが、高卒1年目の経験としては十分ではないでしょうか。やはり1軍投手の球速、変化球のレベルを肌で感じておくこにとは重要ですし、今後の成長の糧になることでしょう。
また、単なる経験を積ませるための場というよりも、しっかり2軍で成績を残した上での1軍昇格だと思いますので素晴らしいと思います。
1軍では10試合とは言え、結果を残すことができませんでしたので、理想と現実のギャップを知り、課題を見つける機会になったと思います。それにしても、高卒1年目から2軍で3割近い打率を残したことは大きな成果でしょう。
黒川史陽(くろかわふみや)内野手の経歴からの査定評価は?小学時代、中学時代、高校時代、甲子園での成績から楽天ドラフト2位指名への道のり、名前の読み方は?
黒川史陽(くろかわふみや)。2001年4月17日生まれ、19歳。奈良県出身。身長182cm、体重80kg。右投げ左打ち、内野手。
小学生から野球を始め、中学校ではシニアリトルのチームに所属。NOMOジャパンにも選出されている。
高校は智弁和歌山高校に進学し、1年生春からベンチ入りを果たし、5期連続で甲子園出場。2年生春の選抜では準優勝に輝いている。
強豪校の智弁和歌山で1年生からベンチ入りを果たし、5期連続で甲子園出場を果たしているのはすごいですよね。まず、智弁和歌山というハイレベルなチーム内での競争の関門を突破し、その次にチームが甲子園予選という関門を突破して初めて、甲子園に出場できるわけですから実力もさることながら、運も持ち合わせた選手だと思います。
5期連続での甲子園出場というと、我々世代が思い浮かべるのはPL学園の桑田、清原ですね。古い話ですみません。笑。
それにしても、智弁和歌山という高校はどうしてこんなに有能な選手が多いんでしょうかね。大阪桐蔭もプロ野球選手を多く輩出している学校ですが、智弁和歌山も負けじと多くのプロ野球選手を輩出している名門ですね。
(近年の智弁和歌山高校からプロ入りした主な選手)
西川遥輝(日本ハム)、東妻勇輔(千葉ロッテ)、林晃汰(広島カープ)、東妻純平(横浜DeNA)、小林樹斗(広島カーブ)、細川凌平(日本ハム)
小林樹斗(広島カープ)の詳細記事はこちら。
細川凌平(日本ハム)の詳細記事はこちら。
優秀な選手が智弁和歌山に入学しているのか、智弁和歌山に入学したから優秀な選手になったのか。結論は、その両方によるものだと思いますが、多くの好打者をプロへ輩出しているイメージが強いです。
黒川史陽(くろかわふみや)内野手の査定評価、守備力、打撃フォームと1軍で活躍するための課題は?
2021年キャンプ、オープン戦に向けて。軍の試合に出場した際の打撃フォームを見ましたが高校時代よりもはるかにいい構えになっていました。
トップの位置、ボールを呼び込む間合いタメが作れている点が好印象でしたし何よりそうな雰囲気、オーラが半端じゃなかったです。
大成しそうな覇気をまとっていたので、今後の成長がさらに楽しみです。もっと1軍の投手のスピードであったり、球のキレ、変化球への対応など経験を重ねていくことで打率、ホームランも増えていくと思います。
課題としては、守備が挙げられると思います。高校時代は名手と知られた黒川史陽も、1軍に昇格して試合に出た際にはエラーが見受けられました。こちらも打撃と同様に、まだプロの一流選手の打球の速さ、バウンドになれていないという感じでしょうか。
黒川史陽は強打者であるもののセカンドの守備につくわけですから、チームの大事なセンターラインとして鉄壁の守備を誇らなければチームに貢献できません。
現在、楽天のセカンドである浅村栄斗は名手として知られ、高校時代の大阪桐蔭ではショートとして名を馳せていました。最近は体重が重そうであるため、以前のような機敏さが少し落ちている印象ですが、それでも守備は上手です。
また、楽天には守備の名手と言われる藤田一也がいます。今でこそレギュラーではなく控えになっていますが、全盛期の守備は球界一のセカンドだったと私は思っています。系統こそ違いますが、私は広島カープの菊池涼斗よりも藤田一也の方がセカンドの守備は上手いと思っている派です。
身近にこんな素晴らしいお手本がいるわけですから、食欲に色んなことを聞きまくり、吸収して藤田一也のようなセカンドの名手に成長してもらいたいと思います。
以上、今回は楽天の期待の新人である黒川史陽選手についてでした。
コメント