奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想(2021年)と一軍デビュー【ヤクルト】

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奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想2021年と一軍プロデビューでの洗礼

今回は、2019年ドラフト1位でヤクルトスワローズに入団している奥川恭伸(おくがわやすのぶ)投手についてです。

2021年シーズンにおける、奥川恭伸(おくがわやすのぶ)投手に対する私の成績予想はこちら。

18試合登板、5勝8敗、防御率3.67

今年は先発ローテーション入りを果たし、こここまで登板機会を守り抜いていますが、順風満帆とはいっておらず、プロの壁に阻まれているといった印象です。

【2021年6月1日現在の奥川恭伸の成績】

6試合登板、2勝1敗、防御率4.64

高卒2年目で先発ローテーションを守っていること自体すごいことですし、打者を抑えられているという印象もありますが、打者にボールを捕らえられ、つかまるときはつかまってしまうというまだ粗い印象も受けます。その辺りが防御率4.64という数字に表れていると思います。細かなコントロールや変化球、直球の精度を今後ますます高めていく必要があるでしょう。とは言え、まずは怪我なく1シーズンフルに登板できるよう努めてほしいですね。

 

2019年ドラフトでヤクルト・スワローズに入団した奥川恭伸ですが、2020年11月10日の広島戦でプロ初先発を果たしました。結果は、3回途中5失点で降板。合計57球のうち被安打9というほろ苦いデビュー戦となってしまいました。

今回は、2019年ドラフト1位でヤクルトスワローズに入団している奥川恭伸(おくがわやすのぶ)投手についてです。

 

球速もこの日の最速は148キロと、高校時代の155キロ近いスピードとはかけ離れ、まだ本調子ではない、もしくは調整不足だったのかもしれません。

高校時代から抜群のコントロールと150キロ近い速球、スライダーを武器に完成度の高い投手だなと思って見ていましたが、やはりプロの世界は甘くないんですね。鈴木誠也や松山竜平に簡単に痛打されているのを見て、改めてアマチュアとプロの違いを痛感した次第です。


奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想2021年と1軍デビュー戦でプロの洗礼を受けたシュート回転、球筋、投球フォーム

2020年11月10日の広島戦の投球動画を見ましたが、バッターに簡単にストレートを捕らえられていた印象です。変化球などで一応アウトは取れてはいるのですが、彼の持ち味であるストレートが全く1軍の打者には通用していない感じでした。

なんか1軍のバッターに余裕を持って見送られ、余裕をもって捕らえられていた印象です。私が昔から気になっているのは、彼のストレートの球筋です。高校時代からそうですが、彼のストレートは少しシュート気味に変化しているように思います。

ここからは推察を含めた分析ですが、たぶんこのシュート軌道の変化が打者にとってはミートポイントまでの0コンマ数秒の僅かな余裕を与え、見送ったり、捕えたりする上での余裕を与えているのではないかと思います。

本来であれば、真っすぐの軌道の延長戦上で、浮き上がるような球筋のストレートが理想的ではあるのですが、奥川くんの場合はそれが若干横に逸れていることで、バッターから空振りを取りづらい状態になっているのではないかと考えます。

これがいわゆる、球のキレと表現されるものに関係してきます。140キロしか出ていないのに、球が浮き上がるような軌道、もしくはボールの回転率などが多く、バッターの手元で伸び上がるような印象を与えるボールは、球速以上に速く見えて打ちづらいと言われています。

また、奥川恭伸の投げるフォームと打者の反応を見ていて感じたのですが、打者にとっては奥川くんの球の出所が見やすいのではないかという仮説です。ピッチャーが投げる瞬間のリリースポイント、ボールの出所が見やすかったりすると、打者にとってはタイミングが取りやすく、簡単に反応できるものです。

球速が150キロ、160キロでどんなに速くても、この要素が全然ダメであれば比較的容易に打つことができるでしょう。逆に140キロであっても、球のキレ、ボールの回転、軌道が素晴らしく、球の出所が見えにくくてタイミングが取りづらいピッチャーである場合、バッターはなかなか打てないものです。

良い代表例がソフトバンクの和田毅です。私は実際に和田投手が投げている打席に立ったことはありませんが、和田投手は入団当初からストレートは140キロ台であるにも関わらず、対戦したバッター、特に新人選手は球速以上にボールが速くて打てないという言葉をよく耳にします。

とは言え、奥川恭伸にとっても、まだまだ調整段階の登板だったかもしれませんし、夏の暑い時期であれば、体も温まりさらに速い球を投げられたのかもしれません。これは来年のお楽しみということで秋、冬のシーズンは体づくりに励んでいただきたいですね。


奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想2021年と投球フォーム、球種と今後の課題について

奥川恭伸のフォームは安定していて、非常にきれいですよね。このフォームの安定がコントロールの安定に繋がっているのだと思います。高校時代から見ても制球力は抜群に良いと思います。プロに入って変にフォームを改造したり、調整したりしてコントロールに影響が出ないか心配していましたが、先日のデビュー戦で見た限りでは大きな変化は見られませんでした。

とは言え、プロの指導を受けて改造することで、さらに良くなるという可能性もあるため難しいところですね。奥川恭伸の球種はストレート、スライダー、フォーク、カーブ、チェンジアップ。やはり一番の魅力は150キロを超えるストレートと、切れのあるスライダーでしょう。スライダーはプロのバッターにも通用しているように見えました。

奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想2021年に対する2020年の奥川恭伸の2軍成績(ファーム)

2020年の奥川恭伸の2軍での成績は、7試合に登板して1勝1敗、防御率は1.83でした。

まぁまぁの成績ではないでしょうか。というよりも、大事に育てられているなぁという印象です。絶対に無理させない、肘や肩の故障を発生させないという球団の断固たる決意が感じられます笑。

開幕前に高津監督のとあるテレビインタビューをみましたが、「ブルペンなどであの完成度の高い投球を見ると使いたくなる。」という言葉がありました。しかし、あれは冗談交じりで話しただけで、やはり投手出身の監督だけあってちゃんと考えているんだなと思いました。

奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想2021年をするに当たり、ヤクルト高津監督とロッテ井口監督にみる中長期を見据えたマネジメント力

ヤクルトと言えば、近年は投手力の低下に悩まされ、チームの順位も下位に低迷している球団です。2020年今シーズンから高津監督が就任しましたが、結果は最下位でした。正直これだけ戦力が整っていないと、高卒とは言え、非常に完成度の高い奥川くんを使いたくなるものですが、序盤戦から1軍で登板させるのは我慢して、2軍でしっかり育成させてシーズン最終戦にようやく1軍で経験させるという丁寧な育成にはよい感心しました。

もしくは、私の単なる買いかぶり過ぎで、単純にまだ奥川恭伸の実力が足りず、2軍で育成していたということも考えられますが、いずれにせよ英断だったのではないかと個人的には思います。

※ちなみに高津監督を港区で目撃したことがあります。私の奥さんが独身時代に住んでいたマンションの近くがご自宅だったようで、ちょいちょい駐車場から出てくるのを目撃しました笑。個人情報なので住所や地名はもちろん控えますが。

話は少しそれますが、育成という観点でもう1人すごいと思う監督がいます。ロッテの井口監督です。奥川恭伸と同じく2019年のドラフトで大人気だった、大船渡高校の佐々木朗希がドラフト1位で入団していますが、彼に至っては今シーズン1度も1軍のマウンドに登板していません。160キロという球速の割に、まだ体が出来上がっていないということを考慮して、じっくり育成しているのではないかと推察しています。

また、ロッテは2017年ドラフト1位の安田尚憲をシーズンを通じて粘り強く4番で使い続けた点も高評価です。今シーズンの打率は.221と、なかなか思うような成績を残せなかった安田ですが、それでも井口監督は将来を見据えて安田を4番で使い続けました。目先の勝利や順位だけではく、中長期的な選手育成を考えて起用をしているあたりが尊敬に値します。それでもって、チームを2位に導いたわけですから、本当に大したものです。


奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想2021年をするにあたり経歴と中学、高校(甲子園)での主な成績

奥川恭伸は石川県出身。名前の読み方が難しいですが奥川恭伸(おくがわ・やすのぶ)です。小学2年生から野球を始め、中学では軟式野球部に所属して全国制覇を成し遂げています。高校では石川県の星稜高校に入学し2年の春、夏、3年の春、夏と計4回甲子園に出場。3年の夏には甲子園準優勝に輝きました。その後、2019年にドラフト1位でヤクルトに入団して、2020シーズンは主に2軍での登板が中心でした。

(個人的な感想としては、高校生時代の成績について、夏の甲子園優勝投手はプロに入って大成しないというジンクスを耳にすることがあったので、準優勝で良かったのではないかなと勝手に思っています。)

奥川恭伸(おくがわやすのぶ)投手の家族構成とそっくりな兄

奥川恭伸の家族構成は、4人家族で兄弟は消防士のお兄さんがいるようです。特にお兄さんは奥川投手そっくりで、優しそうな顔立ちでした。外見で人を判断してはいけないんですが、奥川くんは見るからに育ちが良さそうですよね。なんか性格も良さそうで優しそうな顔立ちですよね。めちゃめちゃ女性にモテそう~。

奥川恭伸(おくがわやすのぶ)のかわいいルックスでインスタやツイッター、グッズ販売も好調、2021年の成績予想

奥川くんのかわいいルックスでインスタ、ツイッター上での写真は人気のようです。インスタで「奥川恭伸」と検索すると1.5万件あがってきますもんね。ネット上で壁紙などを検索してみても人気が高く、タオルなどのグッズ販売も好調のようです。ドラフト1位で人気選手を獲得すると、球団はこういう売上向上のメリットを享受できるからいいですよね。パワプロや野球カードなどでも高評価で人気のようですね。なんと言ってもイケメンはやはり特やねw。

奥川恭伸(おくがわやすのぶ)の成績予想2021年をするに当たり今後の飛躍に必要な要素とは?

田中マー君だって、入団から伝説の24勝を成し遂げるまで6年近くかかっているわけですから、奥川恭伸も大器晩成、じっくり経験を重ねて伝説のピッチャーとなるような活躍を期待したいです。そのためにも、やはりストレートに磨きをかけ、155キロ以上のスピードで、バッターが当てることもできないようなボールを投げられるように頑張ってもらいたいです。奥川恭伸の今後の活躍と成長が楽しみです。


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