細川凌平の査定評価、年俸、背番号は?2020年ドラフト日本ハム4位
今回は2020年ドラフトで日本ハム・ファイターズから4位指名を受けた智弁和歌山高校の細川凌平選手についてです。俊足好打が魅力の選手で、1年生の頃から強豪の智弁和歌山高校で活躍した選手です。
細川凌平の契約金は3500万円、年俸520万円、背番号は「56」で契約交渉が合意。
高校生のドラフト4位なので、契約金、年俸ともにこのくらいの水準かと思います。入団してからが勝負になりますが、日本ハムには同じ智弁和歌山の先輩である西川遥輝や近藤健介、大田泰示、また2020年ドラフト2位指名された五十幡亮太などなど、強烈なライバルが多数存在するため、レギュラー争い、一軍昇格の争いも熾烈であると思います。
高卒であるため、即戦力というわけにはいきませんが、2年後、遅くとも3年後以内には結果を出すつもりで臨まないと芽が出ぬまま終わってしまう可能性もあるので、ぜひ気合いを入れて頑張ってもらいたいですね。
翌年、翌々年にはさらに強力な選手がドラフトやトレードで加入してくる可能性が十分に考えられるため、ドラフト下位指名の選手は特に、気を引き締めていかなければならないと思います。
細川凌平の経歴からの査定評価は?小学時代、中学時代、高校時代、甲子園での成績からショートでの実績などからドラフト指名まで
細川凌平(ほそかわりょうへい)。2002年4月25日生まれ、18歳。京都府出身。身長174cm、74kg。右投げ左打ち。内野手、外野手。
小学生時代から野球を始め、中学時代には京都のリトルシニアのチームに所属。日本代表にも選出され、世界大会で優勝を果たしている。
高校は、智弁和歌山に進学。1年生の夏からベンチ入りを果たす。1年生の秋からは1番センターのレギュラーとして活躍し、2年生の秋にはキャプテンとショートの守備も務めた。
打撃センスに溢れた俊足好打が特徴の選手です。特に外野守備では、50mは5秒8の速さを活かした守備範囲の広さも魅力の1つだと思います。
ショートの守備もできるようですが、プロの世界では外野手としての挑戦になるのではないでしょうか。日本ハムも外野手として指名した選手だと思います。(内外野を共にこなせるということで、非常に野球センスに溢れた運動神経抜群の選手ですね。)
同じ智弁和歌山出身で日本ハムに所属している西川遥輝選手の後輩にあたるため、直接の指導、アドバイスなどももらえるかもしれませんね。センターというポジション、打撃スタ入りを含めて非常に似たタイプの選手ですね。
細川凌平を今の野球界で例えるならば、ヤクルトスワローズの青木宣親選手やメジャーリーグに行った秋山翔吾選手に近いタイプかもしれません。俊足好打、でも時々ホームランも打つことができるような選手ですね。
細川凌平の実家は京都・嵐山の水上売店船を営んでいる?
細川凌平は京都府京都市の出身で、実家は水上売店船を営んでおり、1919年から創業している伝統ある水上売店みたいですね。細川凌平自身はプロ野球の道に進むものの、引退後は家業を継ぐ気持ちもあるみたいですね。元プロ野球選手が営む水上売店船というのも、変わった嗜好で面白いですね。
細川凌平の査定評価、守備力、走力、打撃力、バッティングフォームは?プロで活躍するための課題
細川凌平の守備力は俊足であるため守備範囲が広く、肩もそこそこ強い選手です。走力も50mを5秒台で走る俊足を武器に、盗塁を決めることができる選手でしょう。
ただし、ちょっと気がかりなのが、同じ2020年ドラフトの2位指名に五十幡亮太外野手がいることです。彼は即戦力として開幕一軍、下手すれば2021年シーズンのレギュラー取りに名乗りを上げてくることでしょう。俊足好打のプレイスタイルが細川凌平と丸被りしている点を懸念しており、何なら走力、肩の強さ、守備力だけを見たら五十幡亮太の方が細川凌平よりも上のような気がしています。
以前の記事でも書きましたが、五十幡亮太の走力は2020年盗塁王に輝いたソフトバンクの周東佑京を凌いでパリーグ、いや球界NO.1に躍り出る可能性すらあります。
五十幡亮太選手の詳細記事はこちら。
細川凌平としては、ただでさえも球界を代表するような外野手がならぶ日本ハムにいるわけですから、まずは目の前にいる五十幡亮太というライバルを越えていかない限り、開幕1軍を勝ち取ることは容易ではないでしょう。
唯一、細川凌平が五十幡亮太を上回る可能性があるとすると打撃です。細川凌平のバッティング映像を見ましたが、あのしなやかなスイングとバットコントロールは打撃センスの固まりだと感じました。
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左右両方に打ち分けることができ、二塁打などの長打も打つ力を持っています。うまく成長できれば1軍で3割以上打つことができる選手になると思います。
3割30本30盗塁のトリプルスリーを達成する資質すらある選手だと思いますので、まずは2021年シーズンでは2軍での経験をしっかりと積み上げて、基礎力と体づくりに励んでいくことが、スターダムに乗っていく近道なのではないかと思います。
日本ハムの西川遥輝や近藤健介、大田泰示もこれからは年齢を重ねて中堅からベテランへ否応なしに移行していきます。
日本ハムは、陽岱鋼や増井浩俊、小谷野栄の事例に代表されるように、ベテラン選手よりも発展途上の若手選手を積極的に起用して、血の入れ替えをどんどん進めていく風土のチームです。
よって、他チームよりも若手選手に回ってくるチャンスは多いと思いますので、そのタイミングでしっかり掴めるかどうか、それまでにしっかり準備できているかどうかがカギになりますね。
細川凌平は高卒で入団し、若さとい最大の武器を手にしているわけですから、ぜひチャンスを掴んで飛躍を遂げていただきたいと思います。
以上、今回は2020年ドラフト4位で智弁和歌山高校から日本ハムに入団する細川凌平選手についてでした。
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