千賀滉大は怪我からオリンピック追加招集?野球日本代表メンバー・侍ジャパンの先発投手陣は?

国際大会

千賀滉大は怪我からオリンピック追加招集?野球日本代表の侍ジャパンのメンバー発表!先発投手陣は?

2021年7月1日に、オリンピック野球日本代表メンバー(侍ジャパン)にソフトバンクホークスの千賀滉大投手が追加招集されました。理由は、巨人の中川皓太の故障による離脱に伴ってであります。

正直、千賀滉大が選出されるとは思っていませんでした。意外だったのは2点。まず1点目は、千賀滉大は故障から明けたばかりで、復帰後に1軍のマウンドには立てていないからです。二軍での登板機会はあって、侍ジャパンの建山ピッチングコーチが視察したようですが、正直言って一か八かの賭けに出たなという印象です。今シーズン、1度しか一軍のマウンドに立っていない投手を代表選出したわけですから、稲葉監督は相当の覚悟だったと思います。

2点目は、離脱した巨人の中川皓太は左の中継ぎ投手であるため、追加招集は左の中継ぎ、抑え投手だと思っていたからです。普通に考えれば、楽天イーグルスの松井裕樹などが選ばれるのかと思っていましたが、先発投手の千賀滉大が指名されたのは意外です。千賀滉大に中継ぎをさせるということも十分に考えられますが、私は今の代表の先発投手陣に不安を抱えているというのが、稲葉監督の正直な気持ちではないかと見ています。

本来は大黒柱となるべき、楽天の田中将大や巨人の菅野智之、中日の大野雄大など、エース格の投手が軒並み不調というのが心配な点です。特に、菅野智之においては、調子を落としているのか、コンディション不良なのか定かではありませんが、登録抹消されております。

また、楽天の田中将大についても、大リーグに行く前ほどの活躍は当然できておりませんし、勝ち星、防御率ともに低調な成績で推移しています。やはりメジャーのマウンド、ボールに慣れてしまっていて、日本の野球にアジャストできていない、もしくは、開幕前に違和感のあったヒラメ筋肉の状態が思わしくなく、ピッチングに影響しているのかなど懸念材料が絶えません。

そのため、もう1枚先発の柱として期待できる千賀滉大を引っ張ってきたというのが本音のところではないかと勝手に推察しています。

 

【以下は4月10時点の記事】

今回は、2021年6月16日に発表された、東京オリンピックの野球日本代表メンバーについて紹介していきたいと思います。さらには、代表選考から漏れたソフトバンクホークスの千賀滉大(せんがこうだい)投手の怪我についてと、7月の開催に向けた侍ジャパンの先発投手陣についての記事となります。

千賀滉大(せんがこうだい)投手は、今や日本球界を代表するピッチャーです。現時点の日本球界の中では、巨人の菅野智之投手と二大巨頭と言っても過言ではないかと思います。そんな千賀滉大(せんがこうだい)投手ですが、4月6日(火)の日本ハムファイターズ戦に登板した際に、ピッチャーライナーを捕球しようとしたところ、着地足を捻ってしまい靱帯損傷という大きな怪我を負ってしまいました。現在もリハビリ中で、一軍のマウンドにすら立てていないところですから、当然にして今回の代表メンバーの選考からは漏れることとなりました。日本代表チームにとっては痛手となります。



千賀滉大の怪我、オリンピック追加招集!現在の状態も影響?野球日本代表の侍ジャパンメンバーを一覧

6月16日に、野球日本代表メンバー24人が発表されました。選手一覧は下記となります。

【投手】

田中将大(楽天)、菅野智之(巨人)、大野雄大(中日)、森下暢仁(広島)、山本由伸(オリックス)、青柳晃洋、岩崎優(阪神)、中川皓太(巨人)、山崎康晃(横浜DeNA)、栗林良吏(広島)、平良海馬(西武)

 

【捕手】

會澤翼(広島)、甲斐拓也(ソフトバンク)

 

【内野手】

浅村栄人(楽天)、菊池涼介(広島)、坂本勇人(巨人)、山田哲人、村上宗隆(ヤクルト)、源田壮亮(西武)

 

【外野手】

柳田悠岐、栗原陵矢(ソフトバンク)、鈴木誠也(広島)、吉田正尚(オリックス)、近藤健介(日本ハム)

ちょっと意外なメンバーもいたのと、「あれ?この選手入っていないの?」という人もたくさんいました。現在の調子・成績というよりは、これまでのキャリアや国際試合の経験を踏まえた選考だったのかと推察しております。

特に先発投手陣については、田中将大(楽天)、菅野智之(巨人)、大野雄大(中日)、森下暢仁(広島)、山本由伸(オリックス)、青柳晃洋(阪神)の6人で回していくことになるのでしょう。

実績としては申し分ないのですが、ここ最近の調子という観点で楽天の田中将大、巨人の菅野智之を選出してきたのは少し驚きました。田中将大については、いいピッチングはしているものの、ここぞという勝負ところで打たれて勝ち星がなかなかついていないという状況が続いております。

開幕直前には、ヒラメ筋の損傷により一時は登録メンバーから外れて数週間遅れての先発ローテーション入りを果たしておりました。そのことも影響したのか、はたまた大リーグから復帰したばかりで日本のボール、マウンドに慣れきっていないのか、楽天ファンとしては少し心配な状況です。これでまたオリンピックで国際試合のボールに触れることで、掴みかけていた調子を崩してしまわないようにだけはしてもらいたいと思います。

一方の菅野智之についてですが、右ひじの違和感で一時、戦線離脱をしており、最近になってようやく1軍のマウンドに戻ってきたばかりのところです。私が監督だったら絶対選手しませんが、それ以上にやはりこれまでの経験、実績から菅野智之は唯一無二の存在と稲葉監督は評価したのだと思います。こればからは、ふたを開けてみないと分からないことですから、活躍してくれることを期待します。

 



野球日本代表の侍ジャパン選出メンバーからスターティングメンバーを予想、千賀滉大の怪我も影響?

上記24人の選出メンバーの中からスターティングオーダーを考えるとするとこうなるでしょうか。こうして見ると、なかなか迫力のある打線になりますね。

1番:柳田悠岐(中堅手)

2番:山田哲人(三塁手)

3番:村上宗隆(一塁手)

4番:鈴木誠也(右翼手)

5番:浅村栄人(DH)

6番:坂本勇人(遊撃手)

7番:吉田正尚(左翼手)

8番:甲斐拓也(捕手)

9番:菊池涼介(二塁手)

投手:菅野智之

少し気がかりなのは、骨折故障から復帰したばかりの坂本勇人の状態です。まだ完全回復、完全復調ではないと思いますので、その辺りがどうでてくるかが懸念材料ではあります。また、広島カープの鈴木誠也についても、ここのところ調子を落としている点が心配されます。

また、メンバーを見る限り、誰が三塁手(サード)を務めるのかも気になりました。唯一、村上宗隆が本職のサードとして選出されていますが、恐らく村上宗隆は一塁手(ファースト)で起用する目算だと思います。私が予想するに、本来は二塁手である山田哲人、浅村栄人のどちらかを三塁手にコンバートして起用するのではないかと思っています。

1つのミスやエラーが勝敗に結びつきやすいのが国際大会の特徴です。同じ内野手とは言え、本職ではないサードの守備に適応することは、なかなか難しいと思います。打球のスピード、打者の見える角度なども全く違いますから、そのような不安材料が勝負所で出ないことを祈るのみです。

不安材料ばかりを指摘してしまいましたが、逆に好調な選手もいます。現在セリーグ首位打者の菊池涼介やパリーグ首位打者の吉田正尚なんかはイケイケでこのままの調子で活躍してくれそうな予感がします。絶対スターティングメンバーとして起用した方がいいでしょうね。

稲葉監督がどんな先発メンバーを組んでくるのか非常に楽しみです。

【侍ジャパン・稲葉監督の4番選考、歴代日本代表の4番についてはこちら】

侍ジャパン歴代監督、歴代4番は?稲葉監督は?オリンピック野球日本代表2021
侍ジャパン歴代監督、歴代4番は?稲葉監督は?オリンピック野球日本代表2021 今回は、2021年開催の東京2020大会オリンピックの野球日本代表(侍ジャパン)についてです。侍ジャパンの監督は、元ヤクルト、日本ハムで活躍した稲葉篤紀(いなば...



千賀滉大投手の怪我は靱帯損傷、全治2~3ヵ月の見込みで五輪(オリンピック)出場は絶望的?

私もその怪我をしたシーンをニュースで見ましたが、診断結果が出る前は捻挫程度で済むかなと思っていたのですが、結果的には靱帯損傷というほどまでの重症であったため非常に残念です。

確かに思い返してみると、そのシーンの直後に千賀滉大(せんがこうだい)投手はうずくまって動くことができず、結局は担架で運ばれて退場していたことを思い出しました。自力歩行できないくらい相当痛かったのでしょうね。

全治2~3ヵ月ということで、7月の戦線復帰がギリギリのラインということでしょうか。昨年の覇者ソフトバンクホークスにとっては、エースの戦線離脱は大きな痛手でしょうし、7月のオリンピックを控えた日本代表侍ジャパンにとっても大きな衝撃となりました。

何より千賀滉大(せんがこうだい)投手自身が一番悔しいでしょうし、ガッカリしていることと思います。1日も早く復帰できることを願っています。



 

千賀滉大投手の怪我はソフトバンクホークスの順位にも影響?ソフトバンクホークスの連覇に暗雲?

千賀滉大(せんがこうだい)投手はソフトバンクホークスの絶対的なエースであり、そのチームの柱とも言える投手の欠場はいくら選手層の厚いソフトバンクと言えども影響は計り知れないと思います。現に、ソフトバンクの順位は4月10日時点で2位ではありますが、開幕直後の4連勝、その後には4連敗とイマイチ安定感に欠く試合が続いている状態です。

ちなみに、千賀滉大(せんがこうだい)投手は、シーズン開幕当初から調整が遅れていました。ふくらはぎのコンディション不良ということで、本来であればエースですから3月31日の開幕戦に開幕投手として登板するのが通例でありましたが、今年は石川柊太(いしかわしゅうた)投手が代役を務めました。

そして、千賀滉大(せんがこうだい)投手は、開幕6試合目の4月6日にようやく登板したわけですが、その試合で怪我をするという何とも不運な流れとなってしまいました。その試合で6回まで投げ、勝ち投手の権限を得て1勝あげたものの、欠場期間が長くなってしまうため2021年シーズンでの最多勝などタイトル争いからも大きく後退してしまうことが予想されます。

圧倒的な戦力から、今年も優勝候補の筆頭として挙げられているソフトバンクホークスですが、エースの離脱ならびに第二エースとも呼ばれている東浜巨(ひがしはまなお)投手の故障により、序盤戦は苦戦が強いられることが予想されていました。ちなみに、東浜巨(ひがしはまなお)投手は見事に復帰しております。



千賀滉大投手の怪我、田中将大(楽天)の故障、菅野智之(巨人)のコンディション不良も心配?野球日本代表の侍ジャパンの先発投手予想に異変?

野球オリンピック日本代表・侍ジャパンの投手陣について、当初に私がメンバー入りを予想していたメンツは下記になります。

(当初の予想)

田中将大、千賀混大、菅野智之、大野雄大、山本由伸、森下暢仁、田嶋大樹、松井祐樹、高橋礼、森唯斗、益田直也

 

【過去の五輪先発予想の記事はこちら】

野球オリンピックメンバー日本代表選手を東京五輪に向けて予想
野球オリンピックメンバー日本代表選手を東京五輪に向けて予想 今回は大会が1年延期となった東京オリンピック2020における野球の日本代表メンバーについて勝手に予想してみました。田中将大の日本球界復帰、菅野智之の巨人残留など、代表チームにとっ...

 

田中将大投手の話となりますが、そもそも故障明け&調子が上がってきていない状態でよく楽天の三木谷オーナーや石井一久監督が田中将大投手を代表に送り出すことをOKしたなと思います。年俸10億円近くの大金をかけて大リーグから連れ戻してきた選手ですから少し驚きでもありました。

また、前述したように巨人の菅野智之投手もコンディションに不安を抱えている状態です。開幕投手として登板しましたが、コンディション不良によりローテーションを1回スキップしたり、戦線離脱を複数回繰り返しています。最初は脚部の違和感、次は右ひじの違和感ということで軽症ではあるものの状態が上がってきていないのだと思います。

このように、本来であれば絶対的なピッチング力を持つエース級の投手が次々と故障、コンディション不良等により試合を欠場している現状を考えますと、日本代表選手の選考もかなり難しいものだったのだと思います。

また、上記のような絶対的ピッチャー以外で見ても、中日の大野雄大投手やオリックスの田嶋大樹投手、ロッテの増田直也投手、ソフトバンクの高橋礼投手などは今シーズンに入ってからの投球がイマイチピリッとしていませんでした。大野雄大は結果的にメンバーに選出されましたが、昨年のような圧倒的なピッチングはまだ今年はあまり披露できていません。



 

千賀滉大投手の怪我で抜けた穴は?田中将大(楽天)の故障、菅野智之(巨人)のコンディション不良も心配?野球日本代表の侍ジャパンの先発投手予想に異変?

上記では不安材料のみを挙げてきましたが、もちろんこの他にシーズンが開幕して活躍している投手だってたくさんいます。千賀滉大(せんがこうだい)投手の代わりになるような投手の名前を挙げてみたいと思います。

まず、筆頭に挙げたいのは広島カープの森下暢仁投手です。昨年の新人王、また防御率も1点台という見事な成績を残したスーパールーキーです。今シーズンも、昨シーズンほどのスタートダッシュは切れてはいませんが、安定したピッチングでゲームメイクしている姿は頼もしい限りです。昨シーズンの疲労がどのくらい抜け切れているのか、また国際試合の外国人のバッターに通用するのかは未知数ではありますね。

プロ2年目の選手ですので、経験値という点でも不安要素はあるかと思いますが、逆に若さと今後のプロ野球界を担っていっていただく上でも貴重な経験になること間違いなしです!

続いては、オリックスの山本由伸投手です。もはや完成度、ポテンシャルで言えば菅野智之や千賀滉大をも上回るのではないかと思うほど凄まじい投手です。ハマったら誰も打てないのではないかと思うほどスゴイピッチングをします。プレミア12でも代表は経験済ですし、今シーズンのここまでの調子もかなり良い状態だと思います。私は、山本由伸が今回の代表のエース格だとさえ思っています。非常に楽しみです。

最後に、代表メンバーからは漏れてしまいましたが、期待していた選手を挙げます。山本と同じオリックスバファローズの宮城大弥(みやぎひろや)投手です。ここまで13試合に登板して、7勝2敗、防御率2.31という好成績を残しています。貴重な左投手ですし、何より制球力の良さからくる安定感は、一発勝負の国際試合でも大崩れすることなく試合を作ってくれること間違いなしと思っていたのですが、選出されることはありませんでした。今後以降の国際試合に呼ばれるよう、シーズン中での活躍を期待したいと思います。

【宮城大弥(みやぎひろや)投手の詳細記事はこちら】

宮城大弥の年俸、査定評価、背番号は?オリックス2019ドラフト1位
宮城大弥の年俸、査定評価、背番号は?オリックス2019年ドラフト1位 今回は、オリックス期待の若手である宮城大弥(みやぎひろや)投手についてです。 2019年ドラフト1位で入団し、2年目のシーズンを迎える宮城大弥(みやぎひろや)投手...

 

以上、現時点での情報を基にした記事ではありますが、今回はオリンピックの野球日本代表・侍ジャパンの選手とソフトバンクホークスの千賀滉大(せんがこうだい)投手の故障についてでした。



コメント

タイトルとURLをコピーしました