侍ジャパン監督次期候補は高橋由伸?緒方孝市?稲葉監督の退任で新監督候補、後任は誰?

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侍ジャパン監督次期候補は高橋由伸?緒方孝市?稲葉監督の退任で新監督候補、後任は誰?

東京2020オリンピック野球(2021年)で見事に金メダルを獲得した侍ジャパンですが、監督を務めた稲葉監督の勇退は決定しています。そこで気になるのが次期監督候補は誰になるのかというところ。今回は侍ジャパン監督(野球日本代表監督)後任についてです。

【歴代監督の詳細記事はこちら】

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侍ジャパン監督次期候補、新監督候補一覧、稲葉監督の後任は誰?

私が予想する次期監督候補は下記になります。また、一部報道に出ている方々の名前も併せて記載しております。

  • 高橋由伸(前巨人監督):◎
  • 緒方孝市(前広島監督):◎
  • 宮本慎也(前ヤクルト・ヘッドコーチ):〇
  • 栗山英樹(現日本ハム監督):△
  • 原辰徳 (現巨人監督):△

上位で挙げた監督候補となる高橋由伸、宮本慎也については日本代表としてオリンピックへの出場経験もあり、適任候補の本命と言えるのではないでしょうか。そしてもう一人、大本命で急浮上しているのが前広島カープ監督の緒方孝市です。

広島カープを三連覇に導いた実績などを含め、確かに適任と言えそうですね。

その他にも、日本プロ野球での監督経験が豊富な栗山英樹監督や原辰徳監督の名前なども一部報道ではあがっています。

候補に名前は上げませんでしたが、私の個人的な希望で見てみたいなという気持ちでは落合博満という候補もありかなと思っているのですが、あまり現実的ではないので一覧からは除外しています。でもどんな人選をして、どんな野球をするのか見てみたいですよね笑。

それでは具体的にそれぞれの監督候補について見ていきましょう。



 

侍ジャパン監督次期候補、稲葉監督の退任での後任、新監督候補:高橋由伸(前巨人監督)

侍ジャパン(野球日本代表)監督の大本命と言われているのが、前読売ジャイアンツ監督であり、現在はプロ野球解説者である高橋由伸です。

選手時代から人気があり、これまでの日本代表選手としての経験やプロ野球の巨人での監督経験も踏まえ、白羽の矢が立っているのかと思います。年齢的にも現在の稲葉監督より3つ下と適任の世代と言えるのかもしれません。

私個人的には、監督としての手腕、経験はまだ少し浅いかなという印象があります。選手として電撃引退して、そのまま巨人軍の監督に就任したという経緯ではあるものの、試合の中での采配や選手起用という観点からも、もう少し監督としての実務経験は必要なのかなと思ったりもします。

本来であれば今年2021年3月に開催される予定であったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)ですが、コロナウイルスの影響により中止が発表されており、次回WBCの開催は2023年、2025年と言われています。

まだ、大きな国際大会までには時間があるため、親善試合などで采配を振るう準備期間もあります。ただし、今年の秋以降からはそのWBC開催に向けた予選がスタートするという情報も出ておりますので、新チームスタートまでにはあまり時間がないというのも事実であります。



侍ジャパン監督次期候補、稲葉監督の退任での後任、新監督候補:高橋由伸(前巨人監督)とコーチ陣予想

大本命である高橋由伸が侍ジャパン監督(野球日本代表監督)になった場合のコーチ陣を予想してみたいと思います。

【新生・侍ジャパン/高橋由伸監督でのコーチ予想一覧】

監督:高橋由伸

ヘッドコーチ:井端弘和※

投手コーチ:上原浩治

バッテリーコーチ:村田善則※

内野守備・走塁コーチ:二岡智宏

外野守備・走塁コーチ:松井稼頭央

基本的には、巨人時代に共にプレーした選手や巨人監督時代に入閣していたコーチ陣が組閣されるのではないかという予想です。そのため、いずれも巨人出身のコーチが多くなると思います。

まず投手コーチについては、バリバリのメジャーリーグ経験を持つ上原浩治を抜擢するのではないでしょうか。WBCではメジャーリーガーも多数出場することが見込まれることや決勝リーグなどはアメリカの球場、ボールでの試合になることも予想されます。

環境面を含めた投手へのアドバイス、指導ができる上原浩治は実績から言っても申し分ない人選だと思います。ただ唯一、心配な点としては現役を引退したばかりでコーチや指導者としての経験がない点です。

しかし、この辺りは今回金メダルを獲得した稲葉監督でさえ、代表監督になるまで監督経験はなかったわけですから、あまり大きな問題にはならないのではないかと思います。

この他にも、今回の稲葉監督体制で入閣していた村田善則、井端弘和コーチなどが巨人出身者であり、国際大会での優勝経験を持つコーチを留任させることができるというメリットもあると思います。

そういった意味では、人選面、戦略面など国際大会での経験値を保つ上でもとてもバランスのよい首脳陣になるのではないでしょうか。他には、巨人時代に共にプレーした二岡智宏(現巨人三軍監督)や、巨人出身者ではありませんが同世代となる松井稼頭央などの入閣があるかもしれませんね。

(参考)【東京五輪・侍ジャパン/稲葉篤紀監督とコーチ一覧】

監督:稲葉篤紀

ヘッドコーチ:金子誠

投手コーチ:建山義紀

バッテリーコーチ:村田善則

内野守備・走塁コーチ:井端弘和

外野守備・走塁コーチ:清水雅治



 

侍ジャパン監督次期候補、稲葉監督の退任での後任、新監督候補:緒方孝市(前広島監督)

そして、もう一人監督候補の大本命として名前があがっているのが前広島カープ監督の緒方孝市です。2016年に25年ぶりに広島カープをリーグ優勝に導くと、そこから2018年までチームを三連覇に導いた実績を誇ります。その手腕が買われての候補両立かと思われます。

現に、今回の東京オリンピックでレギュラーとして活躍した中心には広島カープの選手が多くいましたね。4番を任された鈴木誠也、セカンドのレギュラーの菊池涼介、そして守護神抑えのエースとして大活躍した栗林良吏などなど、緒方DNAの勝負への執念が継承されているのかもしれませんね。

【栗林良吏の記事はこちら】

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無骨に見える外見とは裏腹に、選手とのコミュニケーション力での工夫する姿なども行われたようで、元々備われている勝利への執念や日の丸を背負う責任感などを考えても適任と言えるかもしれませんね。



侍ジャパン監督次期候補、稲葉監督の退任での後任、新監督候補:宮本慎也(前ヤクルト・ヘッドコーチ)

次に侍ジャパンの監督候補として名前が挙がるのが、宮本慎也でしょう。東京オリンピックの決勝でも解説者を務め、戦略面、技術面を含めて抜群の観察眼を持つ人物です。自身も稲葉監督と同様に現役時代はオリンピックやWBCで出場経験があり、特にキャプテンとしてチームを率いていた経験からも日の丸を背負うことの重要性を痛感している人物かと思います。

監督経験はないものの、ヤクルトスワローズではヘッドコーチを務めた経験を持っています。個人的には、采配、戦術面で考えた場合には、高橋由伸以上の力を持った監督ではないかなと思っています。

難点としては、昭和のたたき上げタイプとして、這い上がってきた選手であるため、その厳しさに選手がどれだけ付いていけるのかなという点が心配されます。近年の若い世代の選手と宮本慎也が現役の時とでは、指導の仕方や選手とのコミュニケーションの取り方、モチベーションの維持の仕方などもだいぶ違っているのではないかと思います。

若い世代の選手たちの人心掌握をどの程度までできるかもこれからの監督には求められるスキルなのかもしれませんね。

いずれにせよ、私個人としては宮本慎也なら安心して代表監督を任せられるのではないかというのが結論になります。こうして見てみ、稲葉篤紀にしても、宮本慎也にしてもヤクルト出身で当時の野村克也氏の教え子が指導者としても活躍されていますね。

野村ID野球のDNAが脈々と受け継がれているような気がします。今回オリンピックで大活躍したソフトバンクの甲斐拓也捕手も野村克也氏を心から崇拝している一人です。これらはまさにノムさんの功績と言えますね。



侍ジャパン監督次期候補、稲葉監督の退任での後任、新監督候補:原辰徳(現巨人監督)、栗山英樹(現日本ハム監督)

報道では、原辰徳監督と栗山英樹監督が次期監督候補として挙がっておりましたが、あまり実現性は高くないので二人まとめての記載になります。どちらも現役のチーム監督をされており、今シーズンの終わりころから代表チームがスタートするのでは?と言われる中では、あまり実現性は低いのではないかと思っています。

また、原辰徳は既に2009年に開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパン(日本代表監督)を歴任し、見事に世界一に輝いた監督であります。どれほどの重圧と大変さであるかと一番よく分かっている人物であり、国際試合での有終の美という観点からも、これほど大変な仕事を再び受けるというようなことはしないと思います。

一方で、栗山監督については日本ハムファイターズをここ10年率いて、球団を日本一やリーグ優勝に導いた名将ではありますが、ここ数年のチーム状態は低迷しており、限界説が囁かれています。

仮に日本ハムの後任には、今回のオリンピックで金メダルを獲得した稲葉監督の抜擢が噂されているという情報もあり、そうした場合、日本代表監督と日本ハムの監督が交換するということになってしまうため、あまり現実的な話ではない気がしています。

言葉は悪いですが、上がり目ではない監督が代表監督に就任することは考えられないでしょう。

原辰徳、栗山英樹どちらも経験値とこれまでの実績という点では、確かに申し分ないのかもしれませんが、年齢的なものと、さらにはフレッシュさという観点からも第一候補群には入ってこないのではないのかなというのが個人的な感想です。

以上、今回は侍ジャパン監督(日本代表監督)の後任人事についての記事でした。



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