侍ジャパン歴代監督、歴代4番は?稲葉監督は?オリンピック野球日本代表2021
今回は、2021年開催の東京2020大会オリンピックの野球日本代表(侍ジャパン)についてです。侍ジャパンの監督は、元ヤクルト、日本ハムで活躍した稲葉篤紀(いなばあつのり)監督が務め、見事に金メダルを獲得しました。
これまで長年に渡り、レジェンド監督が代表監督を務めつつも誰も獲得でいきなかった悲願の金メダルを獲得してくれました。お見事ですね。侍ジャパンの歴代監督は下記になります。
【主な歴代日本代表監督】
2000年 シドニー五輪(4位) 太田垣耕三(※東芝)
2004年 アテネ五輪 (3位) 長嶋茂雄→中畑清(監督代行)
2006年 WBC (優勝) 王貞治
2008年 北京五輪 (4位) 星野仙一
2009年 WBC (優勝) 原辰徳
2013年 WBC (ベスト4) 山本浩二
2017年 WBC (ベスト4) 小久保裕紀
2021年 東京五輪 (優勝) 稲葉篤紀
日本代表の歴代監督の名前を見ると、球界のレジェンドたちがズラリと並んでいます。特にWBCの第1回~第2回では続けて日本が世界一に輝くという黄金期であり、私もテレビにかじりついて興奮しながら試合観戦したことを今でも鮮明に覚えています。やはり短期決戦、一発勝負の国際試合はハラハラドキドキがあってたまらないですね。WBCのDVDまで買ってしまいました笑。
そのような栄光もあれば、思うような結果を残せず、メダルすら届かない、ベスト4止まりというような大会もここ数年では続いています。それだけ、世界の野球のレベルは上がっていますし、1発勝負の舞台でのプレッシャーは選手も監督、コーチも半端じゃないのだと思います。
特に今年の東京オリンピックは、日本での開催となり、国民からの期待と重圧もいつも以上ということが言えると思います。そんな重圧も追い風としながら、稲葉ジャパンは見事に金メダルを獲得してくれました!!これで歴史に名を刻み、名将の仲間入りですかね!?
侍ジャパン歴代監督は?監督の年収は?歴代4番は?稲葉監督は4番に誰を選んだ?オリンピック野球日本代表2021
野球のオリンピックの日本代表監督の年収がどのくらいなのか、気になったので調べてみたところ年俸ベースで換算するとおおよそ1,000万円くらいのようです(金額は推定)。
しかも、優勝した場合の報奨金が出た前提での金額になりますので、仮に結果を出せなかった場合の年俸はもっと少ないことになるようです。
というのも、侍ジャパンは厳密には「株式会社NPBエンタープライズ」という会社の下に成り立っており、ここからの給料という形で監督、コーチに給料が支払われる仕組みになっています。「株式会社NPBエンタープライズ」は12球団が各500万円、NPBが3千万円の出資によって運営が行われている会社となります。
以上からも分かるように、日本代表監督というのは、年俸を期待してなるというよりは、一種の名誉職とでもいいますか、金銭的な報酬を目当てになるものではなく、国際試合で日本を優勝させたいという熱い思いを持った監督たちがこれまでの歴任されてきたのだということが分かりますね。
【参考:アスリートの年俸について】
侍ジャパン歴代監督が選んだ歴代4番は?オリンピック野球日本代表2021
これまでのWBC(ワールドベースボールクラシック)、オリンピック、プレミア12など数々の国際大会で4番を務めてきた主な選手を振り返ってみたいと思います。
【国際大会での主な歴代4番バッター】
2006年 WBC(優勝) 松中信彦
2009年 WBC(優勝) 村田修一、稲葉篤紀、城島健司
2013年 WBC(ベスト4) 阿部慎之助
2017年 WBC(ベスト4) 筒香嘉智2000年 シドニー五輪(4位)中村紀洋
2004年 アテネ五輪 (3位)城島健司
2008年 北京五輪 (4位)新井貴浩
上記を見ても分かるように、数々の強打者が名を連ねてきました。それと同時に、爆発的な活躍を見せられた選手というのはごく一部に限られているのではないか、という印象を持ちます。それだけ、日本代表の4番というプレッシャーと重圧があったのではないかと思います。
侍ジャパン歴代監督は?年収は?歴代4番は?稲葉監督は4番に誰を選んだ?オリンピック野球日本代表2021
注目される日本代表の4番バッターですが、稲葉監督は東京オリンピックを通じて終始、広島カープの鈴木誠也を起用し続けました。私の予想はダントツで広島カープの鈴木誠也選手になると見ていましたので的中ですね。
それだけ、稲葉監督からの4番としての信頼を勝ち得ている選手だと思いますし、これまでのプレミア12など日本代表での試合では鈴木誠也がほとんどの試合で4番を任され、そして結果も残してきました。鈴木誠也については、4番での起用ありきで選出していると思っていました。
【2021年6月末時点での鈴木誠也の成績】
58試合出場、打率.293、本塁打9本、打点23、長打率.485
数字的には何の問題もないように見えますが、本来の鈴木誠也の実力からすると少し物足りなさを感じてしまいます。特にホームラン数と打点については、もっとタイトル争いをする数字を期待していたため、広島ファンはがっかりしているのではないでしょうか。オリンピックの日本代表の4番としての活躍も少し不安になってしまう部分がありました。
そんな中でも、私は稲葉監督が鈴木誠也と心中するつもりでジャパンの4番を任せましたね。今回のメンバー選考を見ても分かるように、直近での好調さや数字的な成績以上に、これまでの経験や実績、代表での戦う姿勢を重視して選手を選んでいるように感じました。
【千賀滉大のオリンピック代表への選出記事についてはこちら】
選手を選抜する時点から監督の采配は始まっていますが、この選択が吉と出るか凶と出るかは誰にも分かりません。結果がでれば評価されますし、結果が出なければボロカスに叩かれるだけ。どちらにしても、稲葉監督にとって悔いのないような選択をしたのだと思います。
侍ジャパン歴代監督は歴代4番を誰に?稲葉監督は4番に誰を選んだ?鈴木誠也以外の候補は?オリンピック野球日本代表2021
【その他の4番候補】
・柳田悠岐(ソフトバンク)
・吉田正尚(オリックス)
・浅村栄斗(楽天)
・村上宗隆(ヤクルト)
日本代表ですので、鈴井誠也以外にも4番を打てそうな選手はたくさんおりました。特に上記で示した4人については、鈴木誠也が極度の不振で結果が残せない場合の4番候補になる選手たちです。特に、個人的にはヤクルト村上宗隆やオリックスの吉田正尚なんかは、リーグ戦でも好調を維持しておりますので、4番として見てみたい気持ちがありました。
【村上宗隆の詳細記事はこちら】
とは言え、日本代表の4番ともなると相当な重圧がかかるでしょうから、代表経験の浅い2人には荷が重いということも考えられます。短期決戦は特に水物と呼ばれ、きっかけを掴めない選手はとことん不調に陥る傾向がありますから、その選手一人ひとりの見極めも重要でしたね。
ただでさえも、1点を争う緊迫した試合が続く傾向にある中、チームの勝敗を担う4番として国際大会に出場することは、リーグ戦で4番を務めていることとは比較にならないほどの大変さなんだろうなと予想がつきます。
そういった意味でも、鈴木誠也のような経験者がこの重責を担うことは案外正解なのかもしれませんね。
以上、今回は東京オリンピック野球日本代表(侍ジャパン)についての記事でした。
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