元謙太の年俸、背番号は？査定評価オリックスのドラフト2位
今回は2020年ドラフトでオリックス・バッファローズに2位指名された中京高校の元謙太選手についてです。最速144キロをマークするなど、高校時代は背番号「1」をつけて投手、野手の二刀流で活躍した選手です。
オリックスには野手として支配下登録選手に指名したようです。やはり運動神経や野球センスに満ちた選手は、どのポジションでも出来てしまうということでしょうね。羨ましい限りです。
元謙太は、契約金6,000万円、年俸650万円、背番号は「27」で仮契約を結びました。
下馬評では、元謙太は3位以内で指名されれば御の字という見込みもありましたが、予想以上に早い2巡目でオリックスが指名をしました。
オリックスと言えば、近年のチーム成績が思わしくなく、2020年シーズンも成績不振で監督が途中で交代するという事態にまで発展してしまいました。吉田正尚という中心選手は1人いるものの、他に球界を代表するような野手が不在であるのが正直な感想です。
そのため、長打力を持った内野手、外野手の補強が球団にとっては急務だったのでしょう。以上の観点から見ても、元謙太を上位で指名したオリックスの意図は十分に理解できますし、それだけ可能性を秘めた選手であることは間違いありません。
ただ、敢えて苦言を呈するとすると、育成に時間のかかる高校生ではなく、社会人や大学生などの即戦力野手を指名してもよかったのではないかなぁと思ったりもしています。それくらい、攻守ともに中心となれる選手、戦力が今のオリックスには少ないと思っています。
元謙太を中日ドラゴンズ、広島カープなどは狙っていた？オリックス以外にも獲得したかった球団は？
元謙太を狙っていたのは、オリックスだけではなかったみたいです。各球団のドラフト戦略は極秘なため、推測の域でしかありませんが中日や広島も大型野手として元謙太の指名を画策していたようですね。特に、中日にとっては地元のスター選手候補として、1位指名した高橋宏斗投手（中京大中京）と共にワンツーで指名することも予想されていましたが、先にオリックスに獲られてしまいましたね。
逆にオリックスは、3位指名まで待っていたら消えてしまうと判断したのでしょう。ドラフトは、特に高校生ドラフトは博打に近いものであり、どの選手がどのくらい成長するかは誰にも分からないことですから現時点では何とも言えませんけど、元謙太の成長と将来の活躍を楽しみに待ちたいと思います。
元謙太（げんけんだい）の経歴は？小学時代、中学時代、高校時代の成績について
元謙太（げんけんだい）。2002年5月17日生まれ18歳。岐阜県出身。身長186cm、体重86kg。右投げ右打ち。投手兼野手。小学生の時から野球を始め、小学6年生の時には、ドラゴンズ・ジュニア入りも果たしている。中学時代は岐阜県内のリトルシニアのチームに所属。高校は中京高校に進学し、1年の春からベンチ入り。
2年の夏には甲子園に出場し、作新学院戦では満塁ホームランを放ったことでも有名。3年生からは、キャプテン、エース、打線の主曲としてチームを牽引。投手以外にもショートとして活躍した二刀流の選手。
やはり小学生の時に、地元であるドラゴンズ・ジュニアに選ばれているため、中日に指名されていてもおかしくなかったですね。オリックスが2位指名した戦略は正しかったのかもしれません。
ドラゴンズとしては、地元のスター候補育てたかったでしょうから残念でしょう。高校通算のホームラン数は20本未満とそれほど多くはありませんが、非堂にパワフかつ勝負強い打撃が魅力的です。
特に２年生の夏の甲子園で作新学院と対戦した際に放った満塁ホームランは圧巻でしたね。また、元謙太はピッチャーとしても、140キロ台の速球を投げることから、野手に専念したとしても、肩の強さには定評があるため、ポジションにも適応できる能力を持った選手です。
個人的には、元謙太がオリックスで狙うべきポジションは内野手だと思っています。特にサード、ショートを十分にこなせるだけの資質を持った選手ですので、まずは内野手としての一軍入りを目指すことになるでしょう。
その後に、守備の適正やチーム状況を見つつ、ファーストや外野など守備負担が少ないポジションへ移行していくのは比較的簡単なはずです。なので、オリックスにはぜひとも元謙太をサード、ショートとして育成していただきたいですね。
元謙太選手の名前の読み方は？韓国人？日本人？
名前の読み方が独特で、「げんけんだい」という外国人のような発音であることから、ネットでは韓国人？というコメントや、検索キーワードでも「元謙太 韓国人」という検索数が多いようです。しかし、実状は普通の日本人みたいですね。。
元謙太の査定評価を打撃フォームや守備力から。プロで活躍するためのポイントは？
元謙太の打撃フォームを試合映像で確認しましたが、プロ選手で例えるとするならば広島カープの鈴木誠也のようなスイングでした。ホームラン映像も見ましたが、いずれの打球の飛び方がレフト方向に偏っていたため、まさに鈴木誠也のようなバッターというイメージを持ちました。
ただ、プロで活躍するためには、さらにバワーアップを図ることや、プロの15キロを超える速球、変化球、キレ、伸び、コントロールの正確さに対応することなど課題は山積みです。
あの鈴木誠也でさえ、死ぬほど凍習して今の座を確立したと聞いていますから、元謙太もプロの世界で飛躍するためには血の滞むような努力が必須ですね。
努力できる天才という言葉がありますが、王貞治やイチロー、松井秀喜などなど偉大な選手であればあるほど、元々の才能だけではなく、人並外れた努力がそこには付き物です。この努力こそが一流の証と言えるのかもしれませんね。元謙太のこれからの成長と飛躍に期待したいと思います。
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