山野太一投手の年俸、背番号は?ヤクルトのドラフト2位を査定評価

山野太一投手の年俸、背番号は?ヤクルトのドラフト2位を査定評価

今回は2020年ドラフトでヤクルトから1位指名を受けた東北福祉大学の山野太一投手についてです。身長172cmと小柄ながらも最速150キロを誇る左腕です。

大学時代は22勝無敗、公式戦70イニング無失点という驚異的な成績を残したピッチャーでもあります。何か投球の極意とでもいうべきポイントを掴んだピッチャーなのでしょうか。負け知らずで、まるで大学版マー君(田中将大)のような無敗記録ですね。

指名順位が1位でなかった理由は、恐らく体格的なものと、スケールの物足りなさが起因したのかもしれません。しかし、それをも上回るスキルと完成度を兼ね備えたピッチャーである可能性がありますね。

山野太一は契約金7,000万円、年俸1,100万円、背番号21の条件で仮契約を結んだ。(金額はいずれも推定)

ヤクルトの背番号21と言えば、思い出されるのは伊藤智仁でしょう。楽天の投手コーチなどを務め、現在は当のヤクルトの投手コーチになっています。

90年代の全盛期における伊藤智仁の高速スライダーは忘れられません。誰も打てないんじゃないかというほど、切れ味抜群のスライダーを投げる投手でした。そんなエース格に近い投手、現役コーチが背負ったことのある21番ですから、球団からは大きな期待を寄せられていると思われます。

投手力の再建が最重要課題であるヤクルトにとって、左の即戦力投手の獲得は、この上ない補強になったと思います。また、山野太一投手にとっても、開幕一軍、先発ローテーション入りを目指す上では、この上ない球団だと思います。

ソフトバンクの中で先発ローテーション入りを目指すには大苦戦を強いられるところですが、ヤクルトでは先発ローテーションに入れる確率は格段に高いことでしょう。それだけ、新人にとっては好都合の球団です。

一軍に上がれない、試合に出られないよりは当然、出た方がいいわけですから、逆に2020年最下位チームであったことをプラスに捉えて頑張ってもらいたいところです。



 

山野太一投手の査定評価を小学時代、中学時代、高校時代、大学時代から見る!高校時代の怪我とは?甲子園で寺島成輝(履正社)と対戦?

山野太一(やまのたいち)。1999年3月24日生まれ、山口県出身。身長172cm、体重77kg。左投左打。投手。

小学生から軟式野球を始め、中学時代は地元山口県のリトルシニアのチームに所属。高校は高川学園に進学して2年生の夏にはエースとなる。左肩を故障したシーズンもあったものの、3年生の夏には甲子園に出場。初戦で現ヤクルトの寺島成輝を擁する履正社高校と対戦して敗れる。その後は東北福祉大学に進学し、1年生の春のリーグ戦から登板。先発投手として通算32試合に登板して22勝0敗、防御率1.40という驚異的な成績を残した。

高校時代はそれほど有名な学校でなかったにも関わらず、3年生の夏にはエースとしてチームを甲子園に導いたことを考えると、既にこの時から高い潜在能力を持っていたものと思われます。恥ずかしながら、正直言って高校時代の山野太一は全く存じ上げておりませんでした。むしろ、夏の甲子園で対戦した履正社の寺島成輝が有名で、そちらにばかり目がいってしまっておりました。

奇遇なもので、その寺島成輝が所属するヤクルト・スワローズに山野太一も所属することになるのですかが不思議な縁ですよね。一足先に高卒ドラフト1位とし、大きな期待を背負って入団した寺島成輝ですが、今のところ思うような成績を残すことはできていません。

むしろ、高校時代に寺島成輝に敗れ、大学で成長を遂げてきた山野太一が先にプロの世界で飛躍を遂げるのかについても楽しみな見どころです。もちろん、寺島成輝、山野太一ともに2021年シーズンで飛躍して大活躍をしてくれることが一番の理想です。

どちらも左投手ですから、この二人が台頭してきて、それぞれが二桁勝利など上げるようになってくれたらヤクルトの順位も必然的に上位に上がっていくことでしょう。二人の活躍に期待したいです。



 

山野太一投手の査定評価、球速、変化球、投球フォームは?先発ローテーション入りは?

山野太一の最速は150キロ。球種はストレート、スライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップ。

大学のリーグ戦を中心に投球映像を確認しましたが、一番の印象は完成度が高いという点です。ストレートの伸び、変化球のキレも申し分なく、安定したフォームから制球力も比較的安定しているように見えました。恐らく、球速以上に打者にとってはボールが速く感じるでしょうし、ボールの出所が見えにくいのではないでしょうか。

プロの選手に例えるならば、ヤクルトの先輩にあたる石川雅規や、または目指すべき像としてはソフトバンクの和田毅のようなタイプのピッチャーだと思います。特に和田毅のようなピッチャーを目指すと長く先発として活躍できるのではないでしょうか。

昨年チーム順位が最下位、チーム防御率も4.61とリーグ最下位のヤクルトですから、十分に即戦力として山野太一が先発ローテーション入りする可能性は高いと思います。パワー系というよりも、変化球やコントロールでかわしていくセリーグにもしっかり適応できるのではないでしょうか。少なくともパリーグよりは分がいいはずです。



 

山野太一投手の査定評価からプロで活躍するための課題とは?

山野太一がプロで挑戦する上で身に着けるべきものは、まずは落ちるボールではないでしょうか。現在はチェンジアップのみになっていますが、フォーク、スプリットなども球種として加わってくると、一気に投球バリエーションが増えて、もっと楽に打者を抑えることができるようになるかもしれません。(落ちるボールがこれ以上なくても活躍してしまうかもしれませんが笑)

ぜひ2021年シーズン、ヤクルトで山野太一が先発する試合を見逃さずにチェックしてみてください!


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