入江大樹の査定評価、年俸、背番号は?楽天2020ドラフト5位

入江大樹の査定評価、年俸、背番号は?楽天2020ドラフト5位

今回は2020年ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから5位指名を受けた仙台育英の入江大樹内野手についてです。大型内野手として仙台育英で活躍し、長打力と守備力が評価されて楽天にドラフト指名されました。

他のどの球団もそうだと思いますが、特に楽天は東北地方や地元高校、地元出身の選手を指名する傾向があるため、毎年、東北出身の選手や地元に近い高校、大学からのドラフト指名を一部行っていることが多いです。東北地方、宮城県出身の私にとっては嬉しいことですし、楽天ファンも東北の選手が入団し、活躍してくれたらこの上ないことです。

入江大樹のプロ入団に際しての年俸と契約金はいくらで、背番号は何番か?

仙台育英・入江大樹内野手の契約金は3,000万円、年俸550万円で仮契約が締結されています(金額はいずれも推定)背番号は「63」。

高卒のドラフト5位にしては、契約金も年俸も比較的高い額をもらったのではないでしょうか。その分、球団の期待もかけられているということですかね。

右打者で大型の内野手というのは非常に希少価値がありますし、しっかりと育成できれば、化ける可能性が十分にあり得ると思います。育成ドラフトでの指名という選択肢もある中で、5位とは言え、高校生ながらにガチのドラフトで指名されたわけですから良かったですよね。


 

入江大樹の中学校時代、高校時代(仙台育英)の通算成績は

入江大樹の高校通算の本塁打数は16本とのことです。コロナの影響で試合数が少なかったためなのかは不明ですが、それほど多い本数ではありません。しかし、明治神宮大会の初戦・天理高校との試合で放った左中間のスリーランホームランの映像を見ましたが、あのパワー、長打力は確かに魅力的な素質だと思います。

一方で、打撃の完成度としてはまだまだっ未熟な印象を受けましたし、器用な感じられませんでした。タイミングの取り方も1、2の3で打っているような感じがしました。変化球でタイミングをずらされると、三振している場面なども他の映像からは見受けられました。

推察するに、楽天が入江大樹を評価した一番のポイントは、そのポテンシャルと資質は下記2つだと思います。

・遠くに飛ばす力を持っている

・180cmを越える大型内野手

高校通算の本塁打数が20本以下と、プロに入団するには比較的少ない本数ですが、実際に高校時代に入江大樹が放ったホームラン映像を確認してみると、いずれも飛距離抜群の特大ホームランでした。あの大柄な体格から放たれるパワー全開の長打力は魅力的だと思います。中々こういう身長180cm以上の恵まれた体格で、長打力を持った逸材の高校生は現れないと思います。

正直、入江大樹は大学進学ではなく、プロの道を選んで良かったと個人的には思っています。入江大樹が大成を遂げる確率として、大学4年間で実力を上げるより、早いうちにプロの指導を受けて粗削りな技術やプロの球速、変化球に適応しながら成長を遂げる方が圧倒的に高いと私は思っています。資質やポテンシャルが抜群に高いことは認めますが、それだけまだ技術面では磨かなければならない部分がたくさんある選手だと思いました。

入江大樹(いりえ・だいき)。2002年6月6日生まれ、和歌山県出身。身長185cm、体重83kg。中学時代は大阪の学校でリトルシニアのクラブに所属。その後、宮城県の仙台育英高校に進学して1年生の秋から遊撃手として活躍。

コロナウイルスの影響で、春、夏の甲子園が開催されなかったことが非常に残念ですね。甲子園の大舞台で活躍し、成長する選手だってたくさんいるわけですから、やはり高校生という育ちざかりの選手にとって公式戦をやるというのは本当に貴重な機会だと思います。

例えば、2017年のドラフト1位で広島広陵から広島カープに入団した中村奨成なんかは、公式戦で大成長を遂げた典型例と言えるでしょう。特に3年生の夏の甲子園で6本のホームランを放ち、清原和博が持つ大会最多本塁打の記録を塗り替える大活躍を遂げました。

確かに大会前もプロ注目の選手の一人ではありましたが、正直、大会前まではそこまでの選手と見ていたプロ球団は少なかったのではないでしょうか。ところが、誰も予想だにしていなかった記録を打ち立て、一気にプロでの注目度が急上昇した事例でした。

それだけ、高校生の能力や成長は未知数であり、仙台育英の入江大樹にしても春と夏の甲子園が開催されて出場していたら、どれほどの成長を遂げていたのか見てみたかった気もします。


 

入江大樹内野手の攻撃力、守備力の査定評価とプロ入り後の活躍予想

入江大樹の高校時代の守備映像を見てみましたが、体格が大柄な割には守備範囲が広く、送球する方もまぁまぁ強い方だと思います。しかし、同じ仙台育英出身で入江大樹の大先輩に当たる平沢大河や西巻賢二(いずれもロッテに所属)と比べてしまうと、守備力はそれほど高い選手ではないように思います。

恐らく、プロの世界で遊撃手を狙うとなると相当な練習と実力をつけないと厳しいと思います。この点を踏まえるとプロでは、サードやファースト、もしくはセカンドあたりを狙うことになるでしょうか。または、得意の打撃センスに磨きをかけて外野手への挑戦という道もあるかもしれませんね。

入江大樹より守備が上手いと思っていた、平沢大河や西巻賢二でさえ、プロの世界ではショートとしての守備力はそこまでではないという評価を受けているため、やはりプロの第一線で活躍するショートの選手って異次元のレベルなんだろうなぁと素人ながらに思ったところです。

もう1つ、入江大樹がプロ入団後に気を付けなければならない点は、高卒ドラフトの選手と言えど5年10年、球団が成長を暖かく見守ってくれるわけではないという点です。近年の傾向を見ていると、各球団では高卒ルーキーと言えども今後の見込みがないと判断した場合には3年や5年で戦力外通告を出すケースが見受けられます。

現に、前述した西巻賢二は当初は楽天にドラフト指名されて入団していましたが、その後数年で戦力外通告を受けて、ロッテに入団したという経緯があります。この辺りは楽天もシビアに見ているので、入江大樹も2年で1軍で結果を残してやる!というくらいの気概で、最初からエンジン全開で取り組んでいった方がいいですね。

入江大樹はその長打力からも分かるように、スキルの進化が見込めれば大成する選手になる可能性を大いに秘めていますので、ぜひ楽天の内野手レギュラー争いに参戦してくるような選手に成長していただきたいと思います。


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