佐々木健の査定評価、年俸、背番号は?2020年ドラフト西武2位

佐々木健の査定評価、年俸、背番号は?2020年ドラフト西武2位

今回は、2020年ドラフトで西武ライオンズから2位指名を受けた佐々木健(ささきたける)投手についてです。社会人のNTT東日本に所属していた左腕で、最速152キロを投げる即戦力候補のピッチャーです。投手陣が枯渇気味である西武ライオンズですが、1位指名で野手の渡部健人を獲得しているため、投手としては実質1位指名となります。西武内では非常に高い評価であったことが伺えます。

佐々木健の契約金は7000万円、年俸は1350万円で仮契約に合意。背番号は「26」(金額はいずれも推定)

社会人ということも影響しているかと思いますが、2020年ドラフトの2位指名の中では12球団トップの契約金、年俸は最高額でした。西武側からは良い条件を提示してもらったと思いますし、即戦力としての期待度の現れでもあると思いました。



 

佐々木健投手の経歴からの査定評価、中学時代、高校時代、大学時代、社会人時代の成績

佐々木健(ささきたける)。1996年5月13日生まれ、24歳。青森県出身。身長179cm、体重87kg。左投左打。小学生時代から野球を始め、木造中学校時代には軟式野球部に所属。

高校は木造高校に進学して投手兼外野手として活躍。甲子園の出場経験はなし。大学は富士大学に進学し、4年生の時には北東北大学リーグのベストナイン、日本代表メンバーにも選出された。大学卒業後は、NTT東日本に入社して1年目から先発で活躍し、都市対抗野球、日本選手権にも出場。

東北の青森県の出身で、中学、高校、大学まで東北地方で育った選手です。できれば東北楽天ゴールデンイーグルスに入団してほしかったですね笑。身長は180cm未満とプロ野球選手として上背はないものの、しっかりと安定した下半身から投げ込まれるボールは、最速150キロを超えていて、アベレージでも常時140キロ後半の速球を投げられる左腕です。

ビックリしたのは、出身中学校と高校の名前で、木造中学校、木造高校という名前に驚きました。青森県つがる市に木造という地名があり、木造駅という鉄道駅もありました。このローカルな町からプロ野球選手が誕生したことは素晴らしいことですね。正直言って、高校までは無名な選手で甲子園への出場もないわけですが、大学に行って急成長した投手だと思います。

さらに社会人でも都市対抗野球や全日本選手権で実践を重ねたことで、一気にプロ注目選手となりました。



 

佐々木健投手の査定評価、西武ライオンズと富士大学(岩手県)の繋がり、パイプは?

佐々木健投手の出身大学は岩手県花巻市の富士大学になります。この富士大学からはこれまでに3人(山川穂高、外崎修汰、多和田真三郎)の選手が西武ライオンズに入団しています。いずれも、プロの世界で輝かしい実績を残している選手です。

なぜ、富士大学から西武ライオンズには多くの選手が行くのか気になりますが、特段、監督と球団関係者などのパイプがあるわけではないようです。ただ、西武で活躍する選手が多数いる実績から、ドラフトの際にはマークしている大学の一つであることは間違いないでしょうね。

富士大学が岩手県花巻市にあることも特筆すべきでしょう。花巻市と言えば、花巻東高校の出身で、現在は大リーグのマリナーズに所属し、元西武ライオンズに在籍していた菊池雄星投手がいます。また、他球団ではありますが、日本ハムから大リーグのエンゼルスに移籍、所属している大谷翔平選手も同じく花巻東高校の出身になります。

花巻市というのは、野球の神様に愛されている街なのかなぁと思ってしまうほど、何か野球に縁のあるところですね。何か不思議な縁を感じずにはいられません。



 

佐々木健投手の査定評価、球速、変化球の球種と投球フォームからの成績予想

佐々木健投手の球速の最速は152キロ。変化球の球種はストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップなど。

投球フォームは、独特な軸足の沈み込みから重心を下げて投げ出すスタイルで、テイクバックの腕のたたみ方がコンパクトであるため、打者目線でいうとボールが見えづらいピッチャーかもしれません。

コントロールがめちゃくちゃいいかというと、そうではなく、試合によっては多少のばらつきが見受けられました。制球力はそこそこといった印象です。とは言え、もちろん最低限のインサイド、アウトサイドへの投げ分けはできているため、私の勝手なイメージでは中継ぎとして起用したら面白いのではないかなぁと思います。

球速もMAX152キロでありますので、短いイニングをしっかり投げ切るタイプの方が向いているような気がします。ただし、そうなると気になるのが肘への負担です。社会人時代にも肘の不安を抱えた時期があったようですので、年間50試合近くの登板が求められるプロの中継ぎで耐えられるのかどうかがポイントになると思います。

ただ、西武の投手陣の台所事情を考えると、左の中継ぎで150キロを超えるボールを投げるピッチャーがいることは、この上ない戦力になりますね。元々西武は打線に定評のあるチームですが、如何せん投手陣の脆弱さが仇となり優勝を逃しているように思います。辻監督としてはぜひ即戦力として佐々木健を起用していきたいと考えていると思います。

故障には十分気を付けながらも、2021年シーズンに即戦力として活躍する佐々木健投手の姿を期待したいと思います。



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