CSクライマックスシリーズ、スタメン打順、先発投手、結果予想(パリーグ2021年)
今回はペナントレースが終わり、日本シリーズに向けて開幕するCS(クライマックスシリーズ)におけるパリーグ各チームのスターティングメンバーや打順、先発投手のローテーション、勝ち上がり結果予想などについてです。
今回の2021年シーズンでCS(クライマックスシリーズ)に進出する3チームは下記となります。
【パリーグ】
1位 オリックスバファローズ
2位 千葉ロッテマリーンズ
3位 東北楽天ゴールデンイーグルス
オリックスが優勝するなんて、恐らく誰もが予想していなかった結果だと思います。昨年まで最下位であったオリックスが、まさかの大逆転劇でリーグ制覇を果たしてしまいました。
そして、一番の驚きだったのは昨年まで連覇を果たしていたソフトバンクホークスがまさかの4位フィニッシュで、CS(クライマックスシリーズ)にすら出場できないBクラスというのも衝撃的な結果でありました。
コロナウィルスの影響を受けて外国人助っ人がシーズン開幕までに合流できなかったり、夏の期間は東京オリンピックが開催されたりなどなど、「風の時代」と言われるようにパリーグもセリーグも下克上の大波乱のペナントレースとなりました。
そういった意味では、CS(クライマックスシリーズ)でも一波乱あるかもしれませんね。では具体的に各チームのスタメンや打順、先発ローテーション、結果勝ち上がり予想などを見ていきましょう。
CS(クライマックスシリーズ)先発ローテーション予想2021年(ロッテ、楽天)【パリーグ・ファーストステージ】
<ファーストステージ>
千葉ロッテマリーンズ(2位)vs東北楽天ゴールデンイーグルス(3位)
以下が私の勝手な両チームの先発投手のローテーション予想となります。
~先発ローテーション予想~
11/6(土)第1戦: 佐々木朗希(ロッテ)vs則本昂大(楽天)
11/7(日)第2戦: 小島和哉(ロッテ)vs岸孝之(楽天)
11/8(月)第3戦: 石川歩(ロッテ)vs田中将大(楽天)
客観的に見て、先発投手の層の厚さだけを比較した場合は楽天の方が有利であることは間違いありません。しかし、ファーストステージ全3試合という短期決戦の中で、一人ひとりの投手の個の力、起爆力で優っているのはロッテの方かもしれません。
【楽天のシーズン中の先発ローテーション予想はこちら】

一番着目すべきはスーパールーキーの佐々木朗希でしょう。今シーズンは11試合登板、3勝2敗と勝ち星こそ積み上げられませんでしたが、後半戦に入ってからの覚醒ぶりは圧巻でした。
これまでポテンシャルだけがもてはやされてきて、投げない大谷翔平と揶揄されることも多々ありましたが、ここにきて一気に凄みが増してきました。
その証拠に防御率2.27は、プロ2年目にしては大した成績だと思います。ゾーンに入るとどのバッターも手が出せないようなストレート、変化球を投げており、これからどれほどの投手に成長していくのか恐ろしいほどの期待を抱いてしまいます。
井口監督も優勝をかけたシーズン終盤では、明らかに佐々木朗希を頼っていましたし、CS(クライマックスシリーズ)においては、先発させるということを明言しています。間違いなくファーストステージの第1戦、第2戦までには登板してくること間違いなしでしょう。
対する楽天は、恐らくエースの則本昂大が先発でしょう。今シーズンは、田中将大の復帰や大学NO.1ルーキーの早川隆久の加入などもありましたが、振り返ってみれば23試合登板、11勝5敗、防御率3.17とチーム1の成績を収めました。
やはり投球の安定感は抜群であり、石井監督も大事な初戦は則本昂大を先発起用してくると思われます。
第2戦目以降に目を移していくと、ロッテは今シーズン二桁勝利をあげて大活躍、覚醒した小島和哉をぶつけてくるでしょう。対する楽天は、ベテランでロッテとの相性がいい岸孝之が先発すると見ています。
小島和哉も今年ブレイクした投手の一人と言えるでしょう。埼玉県の名門、浦和学院高校の出身で、早稲田大学からドラフト2位でプロ入りするも思うような成績を残せずにいました。
今シーズンの特に後半からは低めの制球力の精度が上がり、ここぞの場面で先発投手として最後まで投げ切られるようになったことが一番の成長ポイントだと思います。
防御率3.76とまだまだ完成度は高くはありませんが、それでも自身初のシーズン二桁勝利を達成し、24試合に登板して10勝4敗、完投3の成績を残したことはロッテ2位の躍進に大きく貢献した先発投手と言えるでしょう。CS(クライマックスシリーズ)での投球が楽しみです。
また、3戦目以降から注目となってくるの、前述した先発投手の選手層の厚さという点です。楽天には、まだ田中将大、早川隆久、瀧中瞭太、さらには涌井秀章なども控えています。明らかにロッテよりも投手層が厚いという点がどのくらい影響してくるかが一つのポイントだと思います。
逆にロッテは、3枚目以降の先発投手の手薄さという点がボトルネックとなってきそうです。名前だけ聞くと石川渉、美馬学、二木康太と知名度も実績ある投手が並んでいるのですが防御率を見ると順に3.38、4.38、4.92と低調に終わっており、今シーズンは成績を残せていないというのが実情です。
【ロッテのシーズン中の先発ローテーションに関する記事はこちら】

悪いながらにも防御率3点台前半でまずまずの投球ができている楽天に分があると私は予想しています。
勝ち上がりの結果予想としては、2勝1敗で楽天がファイナルステージに進むでしょう。
CS(クライマックスシリーズ)先発ローテーション予想2021年(オリックス、楽天)【パリーグ・ファイナルステージ】
上記の内容からもご推察の通り、私の予想としてはパリーグのファーストステージの勝ち上がりは楽天イーグルスだと思っています。やはり投手力に加えてシーズン終盤から復調傾向であった打線も勢いづいて下克上を果たすのではないかと見ています。
以上に基づき、ファイナルステージの組み合わせ予想は下記とします。
<ファイナルステージ>
オリックスバファローズ(1位)vs東北楽天ゴールデンイーグルス(3位)
以下が私の勝手な両チームの先発投手のローテーション予想となります。
~先発ローテーション予想~
11/10(水)第1戦: 山本由伸(オリックス)vs早川隆久(楽天)
11/11(木)第2戦: 宮城大弥(オリックス)vs瀧中瞭太(楽天)
11/12(金)第3戦: 田嶋大樹(オリックス)vs弓削隼人(楽天)
11/13(土)第4戦: 山﨑福也(オリックス)vs則本昂大(楽天)
11/14(日)第5戦: 山﨑颯一郎(オリックス)vs岸孝之(楽天)
11/15(月)第6戦: 竹安大和(オリックス)vs田中将大(楽天)
優勝チームであるオリックス。今シーズンの象徴とも言えるのが山本由伸、宮城大弥の先発2枚看板でしょう。この二人だけでオリックスは31勝をあげ、22の貯金を作っています。意外なことに山本由伸は自身初の二桁勝利、2年目の宮城大弥ももちろん自身初の二桁勝利となりました。
パリーグの投手部門のタイトルは山本由伸が4冠に輝くだけでなく、宮城大弥がそれに次ぐ第2位になっている項目がほとんどであり、素晴らしい投手力だったと思います。
【山本由伸の関する詳細記事はこちら】

【宮城大弥に関する詳細記事はこちら】

この二人に加え、本来であれば山岡泰輔という3本目の柱もいたわけですから、山岡泰輔が故障離脱していなければもっとぶっちぎりで優勝していたかもしれませんね。
ファイナルステージでは、優勝チームに与えられるアドバンテージの1勝に加え、第1戦、第2戦から2枚看板を投入することができます。一方、楽天はファーストステージを戦った後の連戦となるため、いわゆる裏ローテの投手で山本由伸、宮城大弥と投げ合わなければなりません。
先に4勝したチームが日本シリーズに進むことを考えると、オリックスはアドバンテージの1勝を含め早々に王手をかける可能性があり得ますね。両チームの打線の好不調とも合わせて非常に注目が集まります。
私の勝手な予想ではありますが、ファイナルステージはオリックスが勝利して日本シリーズに進むのではないかと見ています。
CS(クライマックスシリーズ)先発スタメン打順予想2021年(オリックス、楽天)【パリーグ・ファイナルステージ】
オリックス、楽天のスタメン打順予想は下記となります。
【オリックス】
1 福田周平(中)
2 宗佑磨(三)
3 吉田正尚(DH)
4 杉本裕太郎(右)
5 T-岡田(左)
6 モヤ(一)
7 安達了一(二)
8 紅林弘太郎(遊)
9 伏見寅威(捕)
【楽天】
1 山崎剛(遊)
2 岡島豪郎(右)
3 浅村栄斗(二)
4 島内宏明(左)
5 鈴木大地(一)
6 茂木栄五郎(三)
7 カスティーヨ(DH)
8 辰巳涼介(中)
9 太田光(捕)
注目は、やはり優勝メンバーのオリックス打線でしょう。切れ目のない打線で、非常に破壊力もあります。特に4番に座る杉本裕太郎の飛躍が著しく、シーズンを通して打率.301、本塁打32、打点83とパリーグの中でもトップクラスの成績を収めるにまで成長し、本塁打においては自身初のホームラン王のタイトルを獲得しました。
今までのオリックスは、どうしてもクリーンアップを定め切ることができず、中心となる主軸選手も入れ替わりで固定することができていませんでした。そんな中で二軍から中嶋監督が連れてきた杉本裕太郎が見事に才能を開花させたことが、チーム優勝の原動力になったことは間違いありません。
【杉本裕太郎の詳細記事はこちら】

その他にも、外野手から内野手に転向して、今シーズンは主に2番・三塁手としてレギュラー定着した宗佑磨であったり、若手ながらショートのレギュラーを掴んだ紅林弘太郎など、多くの選手が自己ベストとなる成績を残した1年となりました。
【宗佑磨の詳細記事はこちら】

【紅林弘太郎の詳細記事はこちら】

この辺りを見ると、改めて中嶋監督の育成、采配力の高さを伺うことができます。若手だけでなくT-岡田のようなベテランで経験のある選手の融合も果たしておりますので、見事なチームマネジメント力だと思います。
【T-岡田の詳細記事はこちら】

以上を鑑みても、圧倒的に投手力、打撃力で勝るオリックスが有利であり、ファイナルステージでは楽天を倒して日本シリーズに進出するだろうというのが、私の予想であります。
今回は、パリーグのCS(クライマックスシリーズ)における展望と、先発ローテーション、打順スタメンを含めた予想に関する記事でした。ありがとうございました。
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