澤村拓一メジャーへのFA移籍は決定的?菅野智之はダメなのになぜ?

澤村拓一メジャーへのFA移籍は決定的?菅野智之はダメなのになぜ?

今回は2020年シーズン途中に巨人からロッテへ電撃トレードして、パリーグで大活躍した澤村拓一投手についてです。澤村拓一は、2020年オフシーズンで海外FA権を行使してメジャーリーグへの挑戦を表明しています。今のところ、入団が確定したという情報は入っていませんが、複数球団が澤村拓一に興味を持っているようです。

つい先日、元同僚ので巨人の菅野智之が2020年オフでのメジャーリーグ挑戦を断念したという発表がされましたが、それでも私は澤村拓一投手がメジャーに行くだろうと思っています。その理由は大きく分けて3つあります。①ポスティングシステムと海外FA移籍での交渉期限の違い。②澤村の年俸はそれほど高くない。③澤村拓一は先発、中継ぎ、抑え全ての実績がある。


 

澤村拓一投手は海外FA権の行使でのメジャー挑戦で、菅野智之投手はポスティングシステムでの海外移籍を目指したため交渉期限に違いが!?

菅野智之はポスティングシステムを使ってのメジャー挑戦を目指しましたが、澤村拓一は海外FA権を取得しているためFA移籍でのメジャー挑戦となります。一番の大きな違いは、ポスティングシステムを活用した場合だとアメリカ球団との交渉期間が約1ヵ月しかないことです。

年末年始を挟んだ交渉となるだけでも不利なのに、2020年シーズンオフはコロナウイルスの影響によりメジャーリーグの移籍市場もだいぶ冷え込んで極端に動きが鈍化していた点が一番大きかったと思います。

菅野智之にとっては不遇でしたが、これだけ不透明な環境の中、自分を安売りしてまで、そしてリスクを負って行く必要はなく、やむを得ない判断だったと思います。

逆に、澤村拓一は海外FA権を行使しているため、特段の短い交渉期限などは設定されていないため、アメリカの移籍市場が動き出すのを少なくとも菅野智之よりは長く待つことができます。これは、2020年今シーズンにおいては、とても重要なことです。

なぜなら、恐らくメジャーリーグの移籍市場が活発に動き出すのは、早くて1月末、下手するとココロナウイルスやアメリカ大統領選の混乱などからさらに2月、3月とギリギリまで動かないことだって十分に考えられるからです。

澤村拓一は、現在所属している千葉ロッテからも残留のオファーを貰っているようですので、アメリカ球団と安心して、時間をかけて交渉することができるでしょう。澤村拓一自身も国内での移籍はあり得ないと明言しており、第一希望はメジャーリーグへの移籍、それが叶わなかった場合はロッテへの残留という二択に絞っているようです。(日本国内の他球団への移籍は選択肢にないようです。)


 

澤村拓一投手の年俸は菅野智之投手に比べると高くないためメジャー挑戦には有利?

次に、大きな違いとして澤村拓一の年俸はそれほど高くないという点が挙げられます。澤村拓一の2020年の推定年俸は1億5,400万円と言われています。逆に、菅野智之はというと6億5,000万円で現役の日本球界選手の中でダントツの額となっています。

2020年今シーズンのメジャーリーグに目を向けてみると、どの球団もコロナウイルスの影響により大幅な減収になっていることから、極力コストは抑えたいという意識が働いているようです。いくら菅野智之が日本球界NO.1の評価と言えども、コロナ禍による大幅な減収環境の中で高額年俸を出せる球団は限られているという点も大きな要素だと考えます。

一方、澤村拓一は2020年シーズン途中に巨人からロッテにトレードに出され(トレードの前には二軍落ち、三軍落ちまで経験。。)極端な話を言えば一度クビになったも同然の覚悟と開き直りができているのではないでしょうか。そのため、そこまで年俸や契約年数へのこだわりはなく、仮に単年契約や現状よりも少し上の年俸であってもいいと思っているかもしれませんね。

2~3億円の年俸であれば、いくらコロナ禍と言えど、メジャー球団にとっては朝飯前の金額でしょうから、必然的に澤村拓一に興味を示す球団は増え、交渉成立する確率も高いと思われるのが2つ目の理由になります。


 

澤村拓一投手は先発、中継ぎ、抑えの経験があり全て対応できる。球速の最速は159キロでメジャーでのパワー勝負も可能!?

最後の理由として、澤村拓一投手は先発、中継ぎ、抑え全ての役割の経験を持っており、メジャー球団にとっては、補強ポイントの選択肢が広がるため、菅野智之よりも需要が幅広いということが言えると思います。

個人的には、澤村拓一がメジャーで活躍するとなると中継ぎになるだろうと思っていますが、十分に先発で活躍できる可能性も秘めているため、その点はメジャー球団にも魅力的に映っているはずです。

また、澤村拓一の球速は最速で159キロ。球の伸びもさることながら、パワータイプの押しのピッチングをしていく投手です。逆に、このパワー勝負というところがメジャーリーグの野球には合っているのではないかという期待も少しあります。(もちろん、その更に上を行くパワーをメジャーの強靭な打者は持っているので、どこまで通用するかは定かではありませんが。。。)

参考までに、メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有投手は、ツイッターで澤村拓一について「澤村選手なら(メジャーでも)力で勝負できるかも」というツイートをしています。2020年シーズン、メジャーリーグで最多勝をあげた投手が言っているので説得力がありますね!

https://twitter.com/faridyu/status/1330700251154558977

 

澤村拓一投手が巨人からロッテにトレードした際のロッテの相手選手は誰?

こちらも参考情報になりますが、2020年シーズン途中に澤村拓一が巨人からロッテへ電撃トレードした際のロッテ側の選手は、香月一也内野手です。24歳で大阪桐蔭高校の出身。2014年にドラフト5位でロッテに入団している選手です。



 

澤村拓一投手はロッテに移籍して大活躍!巨人から移籍した多くの選手が活躍するのはなぜ?

巨人からトレード、人的補償などを含めて移籍した選手の多くは活躍していることが多いです。例えば、巨人から日本ハムにトレードで移籍した太田泰示は、現在は日本ハムで不動のレギュラーとなりゴールデングラブ賞まで受賞しています。

また、大竹寛投手が広島から巨人へFA移籍した際の人的補償として、巨人から広島へ移籍した一岡竜司投手も中継ぎとして防御率0点台でリーグ優勝に貢献するなど、大活躍しました。

澤村拓一も同様ですが、やはり大球団の巨人というチーム独特のプレッシャーなのか、それとも巨人の選手層の厚さが理由なのか定かではありませんが、他球団に移ると何か吹っ切れて大活躍するケースが多いのかもしれません。

澤村拓一の場合は、巨人からロッテに移籍して既に2020年シーズンで大活躍をしましたが、そのフィールドを世界、アメリカに移しても尚、吹っ切れた大活躍を見せてくれそうな気がしてなりません。澤村拓一投手のメジャーリーグでの挑戦が実現し、今後益々の飛躍を期待したいと思います。


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