松本隆之介の年俸、背番号は?2020年ドラフト横浜3位の査定評価

松本隆之介の年俸、背番号は?2020年ドラフト横浜3位の査定評価

今回は2020年ドラフトで横浜DeNAベイスターズから3位指名を受けた横浜高校の松本隆之介投手についてです。

最速153キロの本格派左腕で、将来の有望株として上位指名されました。前評判では2位以内の指名で消えてしまうのではないかという予想もありましたが、横浜DeNAファンの中では運よく3位で獲得することができた!という振り返りがされていました。

横浜ベイスターズから3位指名を受けた横浜高校の松本隆之介は、契約金5,000万円、年俸560万円で仮契約を合意。背番号は「40」に決まった。

高卒の3位指名としては相場通りの妥当な契約金・年俸だと思います。個人的には、もっと上位での指名でもおかしくないと思っていましたが、2020年ドラフトではどの球団も即戦力投手・野手の指名が相次いだため、芽が出るまでに時間のかかる高卒選手の指名は少し後ろ倒しになったイメージです。

いずれにせよ、松本隆之介の素材は超一級品ですので、今後の成長が楽しみな選手です。


 

松本隆之介は高額年俸を手にするか?中学、高校時代の成績は?出身は横浜でベイスターズファン?

松本隆之介(まつもと・りゅうのすけ)。2002年7月31日生まれ18歳。出身は神奈川県の横浜市。左投げ左打ち、投手。身長187cm、体重84kg。

小学校から野球を始めて地元横浜のリトルリーグのチームに所属。中学でもリトルシニアのチームに所属。高校は地元の名門・横浜高校に進学して投手として活躍。

松本隆之介の一番の魅力はなんと言っても、左腕でありながら長身から高い角度で投げ下ろされる152キロの速球です。非常にスケールの大きな選手であり、まだまだ粗削りなところも多々ありますが、将来に大化けする可能性を存分に秘めた逸材です。

生まれも育ちも神奈川県横浜市のようで、根っからのベイスターズファンとのこと。横浜DeNAベイスターズにとっても、地元出身の将来スター候補となり得る選手を獲得できたわけですからよかったですね。まさに相思相愛のドラフト指名だったと思います。

それにしても、横浜DeNAベイスターズって本当に左投手が好きですよね。これまでも今永昇太、濱口遥大、東克樹など多くの左投手を指名してきました。

2020年ドラフトは、チーム事情を考慮した補強ポイントを踏まえ、右の即戦力投手、即戦力内野手を1位、2位で大学生を指名しましたが、3位指名できっちり左投手を指名してきました。

前述したように近年続いた左投手の補強により、ある程度左腕がダブついてきたこともある程度は右投手や野手を上位指名した一因になっているかもしれません。それでも高校生左腕を指名した理由は、育成に時間のかかる高校生を獲ることで、将来の左投手の層を厚くするという戦略というか球団の方針がしっかりと見て取れました。

新監督の三浦大輔は投手出身ですので、1軍に上がりさえすれば松本隆之介も貴重なアドバイスをもらえるかもしれませんね。

でもまずは、2軍でしっかりとした体づくり、フォームづくりに励み、ケガのないように少しずつステップアップしていってほしいところです。くれぐれも、チームの目先の戦力に目を向けるあまり、高卒ルーキーをすぐに1軍で使う、最悪な場合は中継ぎで使うということがくれぐれもないようにしてもらいたいですね。

まぁ横浜ベイスターズは、そんな育成の仕方をするようなチームではないですけどね。少なくとも、松本隆之介投手は即戦力という感じの仕上がりではなく、潜在能力型のスケールな投手ですので、少し長い目で見て育成していかなければならないと思います。

 

松本隆之介の球速、球種と投球フォームは?ドラフト指名からの査定評価は?

松本隆之介の球速の最速は152キロ。高校生の左腕で152キロという逸材はそうそういないと思います。非常に希少価値が高い選手の一人です。

主な球種はストレート、スラーダー、ツーシーム、チェンジアップ、フォーク。変化球の切れもそこそこであり、なにより手足が長いため、打者にとってはマウンドが近く見えるタイプの投手で、しかも球の出所が見にくい投手ではないかと思います。

投球フォームも、長い手足を活かしたしなやかなフォームであり、体のバネがありそうな素材の良さを感じます。


 

松本隆之介投手は横浜高校でなぜエース番号「1」じゃなかった?横浜高校のエースは誰?

横浜高校には、松本隆之介投手以外にも木下幹也という投手がいます。彼がエースナンバー「1」をつけているため、松本隆之介は「10」「11」という2桁番号を横浜高校では背負っていました。

プロ目線の素材という観点では、松本隆之介の方が圧倒的に上のようですが、試合を作っていくゲームメイク、安定感という点では木下幹也の方が上という評価のため、エースナンバーは彼に託されていたようです。木下幹也は2020年ドラフトの育成枠4位で巨人に指名されています。

木下幹也は右投手であり、身長185cm、最速152キロと松本隆之介に負けず劣らずの実績ではありますが、やはり今後の伸びしろという点で、プロのスカウト目線では松本隆之介に軍配が上がったのですね。

私が木下幹也の立場なら、なんで同じような体格、球速、しかも自分が横浜高校のエースナンバーを背負っているのに、ドラフトでは松本隆之介が支配下登録の3位指名、自分は育成枠の4位指名なのか?と思ってしまいそうですが、プロのドラフトの世界は現時点の実績・成績だけが全てではなく、将来の伸びしろや潜在能力が問われるため、相当悔しい思いをしていることと思います。

是非これからの努力と活躍で、指名しなかった球団を後悔させるような成長を遂げていただきたいと思います。


 

年俸1億円を松本隆之介は目指せる投手!?将来の活躍に向けた今後の課題は?

潜在能力と素材が一級品の松本隆之介ではありますが、プロで活躍するにはまだまだ課題がたくさんあります。その中でも一番重要になってくるのが、体づくりだと思います。

投球映像をチェックする限り、まだ150キロに耐えうる体つきになっていないのと、下半身の力を十分にボールに伝えきれていないフォームに見えます。今後、肘、肩への負担を軽減させていくためにも、まずはプロの世界で戦える体づくりとフォームづくりに励んでほしいと思います。

目指すは3年後の開幕ローテーション入り、というのが中期での当面の目標になるのではないでしょうか。これからの活躍と成長に期待します。


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