山口俊が巨人復帰?ブルージェイズを戦力外、し烈なメジャー生き残り

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山口俊が巨人復帰?ブルージェイズを戦力外、し烈なメジャー生き残り

今回はメジャーリーグのブルージェイズを戦力外になり、日本球界、古巣巨人への復帰が噂されている山口俊投手についてです。2月10日に日本を出発して2年目のメジャーシーズンに向けて意気込んでいた矢先、11日に戦力外通告になるという、メジャーリーグならではの非情な解雇でした。

アメリカらしいと言えばアメリカっぽいことではありますが、通告を受けた山口俊本人にとっては寝耳に水の話でしょうし、ましてやシーズンオフの2月中旬における急な決定ですから相当驚いたことと思います。いくら2020年オフシーズンの移籍市場が鈍化していたとは言え、戦力外にするならもう少し早く教えてくれよというのが本音ですよね。

日本に復帰するにしても、既に日本プロ野球の各チームは2月1日からキャンプインしており、チーム編成も固まりつつあるチームがほとんどだと思います。実績がある山口俊投手とは言え、支配下登録選手数や球団の選手年俸の予算にだって限りがあるわけですから、時期が遅くなればなるほど不利になることは間違いありません。

ちなみに、日本球界の支配下登録選手の上限数は70人になっています。そして、山口俊投手の移籍先最有力の候補である巨人は既にこの上限70人に達しているため、仮に山口俊が巨人に復帰することになると誰かが支配下登録選手枠から外れることになるかもしれませんね。やはり、実力主義のプロ野球の世界は厳しいですね。



 

山口俊投手の年俸と契約条件は?メジャーリーグ、ブルージェイズ所属時の契約は?戦力外から巨人への復帰に向けて検証

山口俊投手のブルージェイズとの契約は、2年総額635万ドル(約6億6700万円)。1年目の昨季の成績は救援として17試合に登板し2勝4敗1ホールド、防御率8・06。

山口俊投手のメジャーリーグでの年俸は、大よそ3億3000万円ちょっとの2年契約でした。その2年目の契約を残した中での戦力外通告だったので衝撃でした。

少し納得してしまうのが2020年の山口俊投手の成績で、当初は先発としての活躍が期待されていたものの、思ったような成績を残すことができずに途中からは中継ぎなどの救援投手として登板することが多くなりました。

また、恐らく戦力外になった一番の要因と思われる防御率が8点台という成績。打ち込まれてリリーフ失敗という印象が球団の中では強かったのかもしれません。

慣れない環境、慣れないマウンド、そして極めつけがコロナウイルスによりアメリカでの調整不足もある程度影響していたと思います。メジャー1年目を過ごすにはあまりに過酷な年だったと言えるでしょう。

非常に残念ではありますが、結果が全ての世界ですので言い訳を言ってもあとの祭りですね。そういった意味でいうと、メジャーリーグへの移籍を断念した菅野智之投手はある意味英断だったのかもしれませんね。

全ては結果論なので未来のことは誰にも分からないことではありますが、単に実力があるから通用するという世界ではありません。やはりプレーする環境や調整環境というものはプロ野球選手にとってとても大きなファクターとなるわけですから、現在のアメリカのコロナウイルスの状況や治安・情勢の不安定さなど厳しいところに身を移すことは極めてリスクの高い挑戦なんだと痛感しました。



 

山口俊投手は戦力外でメジャーでは通用しなかったのか?メジャーリーグでの成績と熾烈な生き残り争い。ブルージェイズがレッドソックスから投手獲得?巨人復帰が加速?

結論から言ってしまえば、残念ながら山口俊投手はメジャーリーグでは通用しなかったという結果になってしまいました。もちろん、ここから先メジャー球団からオファーがあり、2021年シーズンに逆転底力を見せ、大きな活躍をする可能性も考えられますが、現時点での移籍市場を眺める限りは非常に厳しい状態かと思います。

山口俊が戦力外になった一因とも言われているように、ブルージェイズは新たに若い投手を獲得しました。

レッドソックスからウエーバー公示された救援右腕ジョエル・パヤンプス(26)を獲得。

このように、次から次へとライバルが沸き起こり、熾烈な競争が来る広げられるわけですから、メジャーリーグでプレーすることがいかに大変なことか、改めて感じるいい機会となりました。



山口俊投手の戦力外からの移籍先は巨人?古巣が最有力候補であるとともに、巨人の優勝、独走体制が加速か?

山口俊投手は、ブルージェイズを戦力外になったわけですが、まだメジャーの他球団からオファーが届く可能性だってありますし、マイナー契約でアメリカに残るという選択肢も残っています。しかし、現在のアメリカの状況、コロナウイルスの影響を踏まえると日本球界に復帰する可能性が一番高いのではないでしょうか。

そうなると移籍先の最有力候補となるのは、前述しているように古巣のジャイアンツになってくるでしょう。アメリカでは厳しい評価、査定を受けた山口俊投手ですが、日本球界に帰るとなると話は別になるかと思います。

私個人としては、山口俊は十分に先発投手として活躍できる資質をまだ持っていると思います。勝手な予想ですが、7勝、いや上手くアジャストできれば10勝二桁の成績を上げる力は持っていると思います。現に、2019年には15勝4敗の成績を残し、最多勝、奪三振王、勝率1位の投手三冠を獲った実績があります。少なく見積もっても5勝は勝ち星をチームにもたらすことは可能なはずです。

こうなると、巨人の先発投手陣の層が一段と厚くなってくることになります。

・菅野智之

・戸郷翔征

・サンチェス

・メルセデス

・井納翔一

・山口俊

これで先発ローテーション6人が出揃う形になります。菅野智之の残留、井納翔一のFA移籍と、より盤石な先発布陣が出来上がりましたね。また、この他にも畠世周、今村信貴、田口麗斗、桜井俊貴など若手・中堅層の投手も多数控えています。

さらには、2020年ドラフト1位の亜細亜大学から入団した平内龍太投手もいるわけですから、誰かが故障したり調子を落としてもすぐに替えのピッチャーをスタンバイさせることができますね。

何より、先発ローテーションに入れなかったピッチャーを中継ぎや抑えで起用することだってできるわけですから、チーム全体の底上げにも繋がります。

こうしてみると、巨人のセリーグ制覇は固く見えてきてしまいますね。単に野球を楽しみたい、いちプロ野球ファンとしては巨人がまた独走してしまわないか少し心配ではありますが、他球団も戦力補強などを重ね、チーム力を高めていることでしょうから、シーズン開始を楽しみにしたいと思います。

以上、今回は山口俊投手に関する情報でした。新天地での活躍を祈念しております。



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