高橋宏斗の年俸と背番号は?中京大中京から中日2020ドラフト1位

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高橋宏斗の年俸と背番号は?中京大中京から中日2020ドラフト1位

今回は2020年ドラフトで中日ドラゴンズから1位指名を受けた、中京大中京のエース、髙橋宏斗投手についての情報です。2019年秋の新チーム結成以来、公式戦28戦無敗を誇り、最速153キロを投げる本格派右腕です。スローな動きだしから、独特のタメを作って投げるフォームは、まだまだこれからの成長と伸びしろを感じますし、体が出来上がってくればさらに急速も上がっていくのではないでしょうか。

高橋宏斗の契約金は、推定1億円+出来高5,000万円 年俸は推定1,600万円と満額での仮契約となったようです。

球団の新人最高額ということから、中日ドラゴンズの期待の高さが伺えます。さらに、背番号についてエースナンバー「19」が提示されたようで、今シーズン限りで引退する中日の吉見一起投手の番号を継承するようです。吉見と言えば、落合政権下で中日ドラゴンズのリーグ連覇、日本一に大貢献した大エースです。その吉見一起のエース番号を高卒ルーキーが継承するわけですから、高橋宏斗も周囲からの大きな期待を肌でひしひしと感じていることでしょう。

また、中日の監督の与田剛氏で投手出身となるため、WBCなど日本代表の投手コーチを務めた経験からも、高橋宏斗のさらなる成長へのアドバイス、糧になるような助言を通じた育成に期待したいと思います。

それにしても、近年の高校生のレベルの高さには驚かされます。球速も150キロを投げる高校生はゴロゴロいますし、変化球の切れや投球フォームの完成度も非常に高いレベルです。やはり情報化社会になり、日本のプロ野球選手やメジャーリーガーなどお手本にすべき投手の動画映像、技術、トレーニング方法に至るまで、トップアスリートの情報に簡単にアクセスできるようになったことが影響しているかもしれません。

また、高校野球の強豪は、専属トレーナーをつけてウエイトトレーニング、柔軟、さらには栄養士をつけての食事コントロール、体づくりまで指導していると聞きます。私が高校生だった時とは、比べ物にならないくらいのレベルアップであり、プロ顔負けの育成だなと思います。


高橋宏斗の小学、中学、高校時代と成績について。ドラゴンズファン?

高橋宏斗(たかはし・ひろと)。2002年8月9日生まれの18歳。愛知県出身。
身長183cm、84kgの右投げ右打ち。小学校から野球を始め、中学ではリトルシニアで硬式クラブに所属。高校は愛知県の中京大中京に進学し、1年生の夏からベンチ入りを果たしている。

ちなみに、小学校6年生の時には、ドラゴンズジュニアにも選ばれており、本人も地元球団への憧れを持っていたのではないでしょうか。プロ志望届の提出後は12球団OKということでしたが、やはり地元の中日ドラゴンズへの1位指名の入団は相思相愛で良いドラフトになったのではないかと個人的には思っています。

高橋宏斗が3年生の時の甲子園は、コロナウイルスの影響により春も夏も開催されなかったため、公式記録ではありませんが、代替試合として開催された交流試合に出場して智辯和歌山と対戦。高橋宏斗は10イニングに登板して11奪三振を奪い、さらにプロの注目を集めることとなりました。冒頭でも記載しましたが、中京大中京は新チーム結成以降で公式戦は28連勝無敗。

このうち、秋に行われた明治神宮大会では優勝を果たしています。コロナさえなければ、、というたらればの話になりますが、予想するに選抜甲子園も夏の甲子園も上位の成績を残せたのではないでしょうか。もしくはどちらも優勝していた可能性すらありますね。高橋宏斗の春夏連覇を目撃できなかったことは残念ですが、ポジティブに捉えれば肩や肘の消耗が最小限に抑えられたかと思います。プロのスカウト陣は安堵したのではないでしょうか。プロに入ってからの活躍に期待したいところです。

高橋宏斗の進路は慶応大学を希望、受験するも不合格したのはなぜ?

高橋宏斗は高校卒業後の進路について、当初は大学進学を希望していました。兄と同じ慶應大学への進学を第一希望にしていたそうです。気持ちは少し分かりますね。なんか慶應ってかっこいいイメージがあります。慶應ボーイと呼ばれたり、少し品があるイメージがありますよね。あくまでうわべの話ですが笑。。

ところが、私も知らなかったのですが、慶應大学は野球成績や野球能力がずば抜けて高いだけでは入学できないらしいんです。初めて知りました。。しっかり学力が伴っていないと試験に合格することができない大学なんだそうです。野球のレベルが高ければ誰でも入学できるのかと勝手に思っていましたが、そんな甘くはない関門なんですね。さすが名門という感じ。

結果として、高橋宏斗は入試の不合格により、慶應大学への進学を諦めてプロへの道を選択してプロ志望届を提出したようです。なかなかない決断過程だったと思います。希望する大学に行けなかったので、プロに行くことにします!といって、それでも順当に人気球団から1位指名を受けたわけですから大したものです。

それだけ、プロのスカウト陣も高橋宏斗の大学合否の結果には、神経を尖らせていたようです。そりゃそうですよね、チームのドラフト戦略に大きな影響をもたらすわけですから、高橋宏斗の動向を注視していたようです。

結果として、高橋宏斗を1位指名で獲得できた中日ドラゴンズにとっては、高橋が大学進学せずにプロの道を選んでくれてよかったと思っているかもしれません。地元の愛知県の選手であり、非常に将来性ある投手ですので、期待度が高かったのだと思います。



 

高橋宏斗の球種とフォームについて

高橋宏斗の球種は、下記になります。
・ストレート
・カーブ
・スライダー
・カットボール
・スプリット
150キロを超えるストレートの他にも、変化球も一級品というプロのスカウトの評価でありました。右の本格派という印象が強いです。今シーズンの高卒ドラフトの中では、明石商業の中森と双璧を成す逸材と言われていましたが、個人的な完成度で言えば高橋宏斗の方が少し上かもしれません。

特に、内角、外角への投げ分けはストレート、変化球ともに制球力が抜群の印象があります。ソフトバンクの千賀投手のように、左足を上げた際にサードベースに正対する形で軸足に体重を乗せて、その後に投げ出していくという安定感が制球力の高さに繋がっているのかもしれません。

また、変化球の中でも外のスライダーは、大きく外れたように見えても打者が振ってしまっているので、相当切れがあるんだなぁと思いました。アベレージで140キロ台の速球、時々150キロが計測されるストレートは打者の手元で一伸びしているように見えます。浮き上がるような球質のストレートであり、まだプロでは痛打されてしまうかと思いますが、これから磨きをかければ前に飛ばないようなストレートになるかもしれません。
課題としては、高さのコントロールが挙げられます。高校最後の試合となった強打・智辯和歌山との甲子園での交流戦を見ましたが、少し高さが甘めに入ったボールは球速が出ていても捉えられていたため、プロの世界では簡単にスタンドに運ばれてしまうように感じました。この高さのコントロール、投げ分けについては今後克服していくべき課題かもしれません。

高橋宏斗の今後の活躍予想

右の本格派投手ということからも、中継ぎや抑えではなく、やはり先発投手として
育成していくことと思います。高卒であるため、まずは体づくりや2軍での経験、調整が最初のステージになると思われますが、能力的には1軍で使ってみたくなるような投手です。焦らずに1つひとつの経験を重ねて、日本を代表するような大投手に成長してもらいたいです。


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