小川泰弘投手がFA移籍から一転してヤクルト残留を発表!なぜ!?

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小川泰弘がFA移籍から一転してヤクルト残留を発表!なぜ?

2020年シーズンオフでFA宣言をしていたヤクルトの小川泰弘投手が、FA移籍から一転、ヤクルトに残留することが決まりました。

残留を決意した一番の決め手は、やはりこのチームで日本一になりたい!という思いだったようです。また、苦楽を共にしてきた山田哲人が夢に出てきたということや仲間の顔が浮かんだというような記事もありました。

2020年シーズンは、チームの勝ち頭として10勝8敗、防御率4.61という成績を残しています。相対的に見て決して良い成績とは言えないまでも、チーム状態が低迷し、特に投手力の低下が目立っているヤクルトにとって、2桁勝利を上げられるエースが抜けてしまうことは大きな痛手になるところでした。ヤクルト球団、ヤクルトファンにとっては大きなクリスマスプレゼントになったと思います。


 

小川泰弘投手のヤクルト残留の年俸と契約内容は?FA宣言により年俸はどのくらい上昇するのか?

ヤクルト小川泰弘の契約更改が行われ、4年で総額7億5000万円の契約を結んだ。

(金額は推定)

選手やチームによりますが、結論から言うとほぼ倍増するみたいです。

今回の小川泰弘の契約総額から年換算で計算してみると年俸は約1億7,500万円。小川泰弘の現在の年齢は30歳。4年契約なので、34歳までの契約ということで、まぁ普通に考えれば4年後もバリバリ最前線で活躍できる年齢でしょうから年数提示としては妥当だと思いました。

年俸額については、やはりFA宣言したことで跳ね上がりましたね。小川泰弘の2020年シーズンの年俸は9,000万円(推定)。きっちり2倍とまではいきませんでしたが、ほぼ倍増の金額での4年契約なわけですから、ヤクルトとしても目一杯の誠意を見せたと思います。

余談ですが、コロナ禍の中で世の中の企業の多くが業績不振や経営状態の悪化に苦しむ中、ヤクルトは健康食品事業が主軸ということもあってかそれほど大きなダメージは受けていないようです。

むしろ、Newヤクルト類などの一部商品は前年を上回る売り上げをあげているようで、球団としてもコロナ禍で積極的な戦力補強を行っており、先日もソフトバンクの内川聖一選手や日本ハムの東大出身左腕の宮台康平投手の獲得を発表しています。

2020年シーズンオフに、ヤクルトでは小川泰弘を含む主力3選手(山田哲人、石山泰稚)がFA移籍するかもしれないという危機に陥りましたが、見事に3人とも残留する結果となりました。ヤクルトファンにとっては、この上ない朗報ですね。

FA宣言をすることは、選手が年俸を上げる手段として非常に有効だと思います。他球団との競争原理を働かせることで、当然としてその選手の市場価値は高まるでしょうし、ようやく手にしたFA権ですから有効活用しない手はありません。

日本ではよくFA移籍する選手のことを、チームへの恩義はないのかとか、裏切り者と扱うケースも見受けられますが、選手の立場からしてみれば、当然の権利であり、プロとして市場価値を高めることに努めるべきです。そういった意味でも、今回の小川泰弘のFA宣言については、良かったのではないでしょうか。



小川泰弘投手(ヤクルト残留)のFAでの獲得調査に巨人、阪神、中日、日本ハムは動いていた?

小川泰弘の獲得に乗り出していたと言われている球団は、巨人、阪神、中日、日本ハムと噂されていました。

巨人はエースの菅野智之がメジャーリーグに移籍してしまう可能性があるため、先発投手の補強に動いていたようです。まぁ巨人の場合は、先発投手に関係なく、毎年FA宣言する一流選手を誰それ構わず狙いにいっていますけどね笑。

阪神、中日も同様に先発投手の補強を急務に掲げている球団。また、パリーグの日本ハムでも有原航平がメジャーリーグ移籍を目指していることから、小川泰弘に白羽の矢を立てていたと言われています。

ここで少し冷静に見てみたいと思いますが、結論として投手がセリーグからパリーグに移籍するのはかなりリスクが高いと思います。

2020年の日本シリーズで巨人がソフトバンクにコテンパにやられたことや、昨年までの交流戦を見ても圧倒的にパリーグチームがセリーグチームを退治していることから分かるように、近年はパ強セ弱の傾向が顕著です。

投手、打者ともにパリーグ選手の方が実力が1枚も2枚も上手であるように感じます。そのため、仮に小川泰弘がパリーグに移籍したとしても、セリーグ以上の成績を上げることはなかなか難しいのではないかと予測していました。

逆に、パリーグの選手がセリーグに移籍してくる場合はチャンスがあるかもしれません。パリーグのピッチャーの球速は平均して、セリーグのピッチャーよりも高速であるため、パリーグからセリーグに移籍してくる打者にとっては、打ちやすい環境になるかもしれないのです。

まさに、ソフトバンクからヤクルトに移籍してくる内川聖一なんかは、来シーズン打率3割、20本近いホームランを打ってしまうのではないかと予想しています。

話を小川泰弘に戻しますが、入団1年目に上げた16勝という記録以降、下降トレンドを辿り、正直パッとした成績を上げてこられなかった小川泰弘としては、セリーグ・ヤクルトに残留したことは英断だったのではないかと思っています。


ヤクルト小川泰弘投手のように、最近はFA権を取得しても残留する傾向が強い?今シーズンも既に15名以上が残留を表明!!

近年はFA権を獲得しても所属チームにそのまま残留する選手が非常に増えてきたように思います。今シーズンも既に15名以上が残留を表明しております。

有名どころで言えば、中日の大野雄大、広島の田中広輔、松山竜平、日本ハムの宮西尚生、ソフトバンクの長谷川勇也、ロッテの唐川侑己などなど、正式に移籍に乗り出せば高額年俸で他球団からオファーが殺到しそうな選手でも残留する傾向にあることに驚きです。

それだけ現代の選手たちの価値観も変わってきているのかもしれませんし、外に出ることだけが全てではにという新しい価値観も生まれてきているのかもしれませんね。

いずれにせと、今回ヤクルトに残留すると決めた小川泰弘投手には、来シーズン15勝、防御率1点台の成績を目指し、名実ともにエースと言われるようなピッチングをしてもらいたいと思います。


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