梶谷隆幸外野手が横浜DeNAベイスターズから巨人へFA移籍か?

梶谷隆幸外野手が横浜DeNAベイスターズから巨人へFA移籍か?

梶谷隆幸が2020年シーズン終了後のオフに横浜DeNAベイスターズからFA権を行使して移籍する可能性が出てきました。特に最有力と言われているのは巨人。またか、、という気がしますが、選手にとっては人生の岐路であり、年俸が上がったり、よりよい環境でプレーする機会を得るためのチャンスですから、ぜひ有効活用してほしいですね。もし、梶谷隆幸が巨人に行ったら年俸1億円は超えるのではないでしょうか。

FA権を取得できるということは、これまでの実績があり、一流として認められた証でもあるわけですから誇らしいことです。FA権を取得できない選手の方が多いわけですから、それだけですごいこと。

 

国内FA、海外FAの取得条件とは? 人的補償?ランクとは?

FA権を取得するための条件は、一軍登録年数が下記の基準をクリアしていることとなります。

【国内FA取得条件】

〇高卒選手  :累計8年

〇大卒・社会人:累計7年 ※2007年以降のドラフト選手

【海外FA取得条件】

〇全て:累計9年

→国内、海外ともに権利を行使しなければ、翌年に権利は持ち越し。

 

ちなみに、FA移籍する選手は以下の3ランクに分けられます。

ランク分けは移籍前に所属していた球団の中で何番目に年俸の高さかによって分けられます。

Aランク:所属している球団の年俸ランキング3位以内

Bランク:所属している球団の年俸ランキング4~10位以内

Cランク:所属している球団の年俸ランキング11位以以下

Aランク、Bランクの選手をFA移籍で獲得した球団は、人的補償か金銭補償を元球団へ行わなければなりません。

毎年、FA移籍で話題になるのは、獲得される選手もそうですが、獲得する球団側のどの選手がプロテクト漏れし、誰が他球団に連れていかれてしまうのか?ということです。

過去には、巨人から大竹寛が移籍する際にプロテクト漏れで広島へ移籍し、中継ぎとして活躍していた一岡竜司。横浜ベイスターズで先発投手として活躍している平良拳太郎。最近では大物流出が続き、炭谷銀仁朗の補償でプロテクト漏れして西武へ送り出された内海哲也、丸佳浩の補償で広島に行った長野久義などは特に衝撃でした。

まぁいずれも、巨人絡みであることからお察しのように、FAで選手を獲得することが圧倒的に多いのは巨人。内海や長野のように、長年チームに貢献してきたベテランをプロテクトから外すというのはなんとも切ないですし、監督、コーチをはじめとした首脳陣も苦渋の決断だったでしょう。プロテクト漏れと言っても、色々なことを考慮しなければならないためとても難しい選定のようです。

例えば、ドラフトで獲得したばかりの若手を外すわけにはいかないとか、ベテランだけどFAで獲得したばかりの選手だから外せないなど、巨人の球団関係者は頭を悩ませていたでしょうね。そして、また巨人は今年もFAで選手を獲得しようとしているわけですから、またまた誰かが流出する可能性が出てきたわけですね。特に巨人入りが有力視されている梶谷隆幸はBランクの選手であるため人的補償が付く可能性が高いです。



 

梶谷隆幸の小学校、中学、高校時代(甲子園)を含めた経歴

梶谷隆幸(かじたに・たかゆき)。1988年8月28日生まれ32歳、180cm、88㎏、島根県松江市出身のプロ野球選手。右投左打。松江市立持田小学校の時軟式野球を始める。松江市立第二中学校野球部を経てクラブチームの乃木ライオンズシニアに所属。開星高等学校への進学後は、3年夏の甲子園に出場。その後、2006年のドラフトで横浜ベイスターズに3位で入団。(当時は内野手として入団)。

俊足好打、しかもホームランも打てる長打力を持ったバッティングが特徴的で、横浜ベイスターズではクリーンアップを任されることもしばしば。外野守備にも定評あり、俊足を生かした広い守備範囲はもちろんのこと、今シーズンもファインプレーをする場面を見かけました。ベテランの域に入りつつありますが、まだまだ今後の活躍が期待できる選手の一人です。

梶谷隆幸の年俸と成績2020年シーズン

梶谷隆幸の2020年シーズンの推定年俸は7,400万円。

巨人からしてみれば安いもんですよね。Bランクという人的補償が付くこと以外を考えれば非常にお買い得な選手と感じたのでしょうか。

2020年シーズンは109試合に出場。打率.323、本塁打19本、打点53、盗塁14、長打率.527、出塁率.387。

今シーズンは好成績を残しました。特に打率と最多安打がリーグ2位の成績でしたので、あと少しでタイトルという位置だっただけにもったいなかったですね。ちなみに、打率1位は同じチームの佐野恵太でした。あと5厘差だけだったので、本当にもったいなかったです。しかし、同じチームから2人が打率1位、2位とはDeNAの攻撃力もスゴイですね。

意外だったのは、出場試合数です。梶谷隆幸のすごさは以前から知っていましたが、如何せん故障が多い選手であったため、ここ2年ほどは出場試合数が50試合を切ったシーズンが続いておりました。コンディションさえよければ、まだまだ今シーズンくらいの成績、いや下手すると首位打者タイトルなども狙えるのかもしれません。

 

梶谷隆幸外野手の通算成績と過去のホームラン数、個人タイトル、首位打者経験などは?

梶谷隆幸外野手のこれまでの成績やタイトルを確認してみました。2014年に盗塁王を獲得していますが、これ以外は大きなタイトルというのはありませんでした。

意外だったのは、ゴールデングラブ賞を受賞しているかなと勝手に思っていたのですがなかったようです。2020年の今シーズンは打撃でもよい成績を残し、元々守備が上手い選手ですから好印象で初のゴールデングラブ賞の受賞があるかもしれませんね。



 

梶谷隆幸のFA移籍とランク、巨人が最有力?

前述しましたがFA権を取得した梶谷隆幸はBランクであるため、仮に巨人が横浜DeNAベイスターズから梶谷隆幸を獲得した場合は、人的補償が求められる可能性が出てきます。巨人も今シーズンオフは、20人規模の大リストラ、戦力外通告を発動したようですから、だいぶ人員整理しているのだと思いますが、依然として有望な若手選手がゴロゴロしています。

個人的には、こういった生え抜きの巨人の若手選手を育て、出場機会を与えてほしいのですが、梶谷隆幸のような実績あるFA選手が来てしまうと若手の芽を摘むことになってしまいますよね。この点を強く懸念しています。

特に、今年2020年シーズンでややブレイクした外野手の松原聖弥などは、掴みかけたレギュラーの座が梶谷隆幸の加入でまた険しくなってしまいます。中軸を打つセンターの丸は欠かせないでしょうから、まず1つのポジションが消えます。残る2つの席の奪い合いとなるわけですから、若手のモチベーション低下が心配されます。

若手中堅は他にも立岡、重信、若林、増田大などがおり、さらにはベテラン勢で亀井、陽岱鋼、ウィーラーもいるわけですから激戦ですよね。これに梶谷まで加わったらToo Many!!!選手層が厚いのは良いことですが、正直あまりいい補強とはいいがたいです。

 

梶谷隆幸が巨人に加わった場合のスターティングメンバ―予想

~守備ポジション~

キャッチャー:大城

ファースト:中島

セカンド:吉川

サード:岡本

ショート:坂本

レフト:ウィーラー(松原?亀井?)

センター:丸

ライト:梶谷

 

~攻撃打順~

1番 吉川

2番 坂本

3番 梶谷

4番 岡本

5番 丸

6番 ウィーラー

7番 中島

8番 大城

 

右左打ちをジグザクに組むため、坂本を敢えて2番に持ってきましたが、打順もかなりバリエーション豊富になることから攻撃の厚みは確かに増しますね笑。選手層は厚くなるけど、なんか心からは腑に落ちない感じなんですよね。

とは言え、梶谷隆幸にとっても一度きりの人生、大勝負でしょうし、後悔のない選択をして野球人生を楽しんでほしいです!梶谷隆幸は来シーズンどこのチームのユニフォームを着てプレーするのか。梶谷隆幸の来シーズンのさらなる活躍を期待したいと思います。


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