鈴木博志がサイドスロー・中日の中継ぎ、2017ドラフト1位の査定評価、年俸

予想

鈴木博志がサイドスローへ中日中継ぎ、2017年ドラフト1位の査定評価、年俸

今回は、2017年ドラフト1位で入団した鈴木博志投手についてです。昨年9月頃からサイドスローへ転向し、今シーズンここまでのオープン戦で完璧に近い内容の好成績を残しており、中日ドラゴンズの守護神候補として名前が挙がっている投手です。

 

【鈴木博志の契約金、背番号と年俸推移】※金額はいずれも推定

・2017年ドラフト1位で指名され、契約金は1億円、年俸は1,500万円、背番号は「46」で契約合意。

社会人のヤマハからドラフト1位指名で即戦力候補として中日に入団した鈴木博志投手ですから、入団当時の契約金、年俸は高い水準で契約合意されています。

しかし、ここ数年は伸び悩みと、昨年2020年に至っては成績不振もあった影響で年俸は限度額いっぱいの25%の大幅減で1650万円に減少しています。鈴木博志自身もここまで減額になるとは思っていなかったかもしれませんが、やはりプロの世界は結果が残せない選手に対しては厳しくなりますね。

 

【鈴木博志の年俸推移】※金額は推定

2018年:1500万円

2019年:2200万円

2020年:2200万円

2021年:1650万円

鈴木博志投手も既に十分理解していると思いますが、今年2021年シーズンは非常に重要な年になるでしょう。ここで踏ん張れるか、踏ん張れないかが彼の野球選手人生の岐路になるであろうことを察知しているのかもしれません。

その決意がサイドスローへの転向という形に現れているのだと思います。そのくらい、上投げからサイドスローに転向するということは大きなリスクを伴いますし、相当な覚悟がないとできないことだと思います。



 

サイドスローに転向した鈴木博志投手の中日に入ってからの成績と現在は?抑え、中継ぎとして活躍も二軍降格を経験

【鈴木博志の一軍成績】

2018年53試合登板、4勝6敗、4セーブ、12ホールド、防御率4.41

2019年25試合登板、0勝2敗、14セーブ、1ホールド、防御率4.32

2020年6試合登板、0勝0敗、0セーブ、0ホールド、防御率12.91

鈴木博志は、1年目は即戦力の中継ぎエース、守護神候補として53試式合に登板し、ある程度の実績を上げることができました。2年目は25試合の登板に留まりましたが、14セーブをあげる成績を残して踏みとどまりました。

しかし、2020年では一軍での登板がわずか6試合と激減してしまいました。というのも防御率に着目していただければと思いますが、2020年は12点台と大崩壊してしまい、そのまま二軍でくすぶる日々となってしまいました。

そもそも、ある程度成績を残していた2018年も2019年も防御率は4点台であり、中継ぎ、抑えとしては不十分な数字でありました。特に一番の課題として挙げられるのはコントロールでしょう。

中継ぎ、抑えは短いイニングで登板するため、一球の重みが先発投手以上にシビアになる役割です。コースが甘くなるにとや、ボールが少し浮いて高めにいってしまうなど、わずかなコントロールミスで試合終盤にホームランなど打たれようものなら、そのままチームの勝敗に直結してしまう重要なポジションです。

そのため、150キロを超える剛速球を投げる鈴木博志であっても、プロの世界で成功を収めるためには、もうワンステップ上のコントロール、制球力を磨きあげなければならないという壁にぶち当たったのだと私は推察しています。その壁こそが2020年の成績に現れていると思います。



 

サイドスローに鈴木博志投手の投球フォーム、中継ぎに転向したことで球速、球種に変化は?サイドヘチェンジしたきっかけは中日・与田監督の進言?

一説には、鈴木博志投手がサウドスローへの転向を決意するきっかけとなったのは、与田監督からの進言だと言われています。元々、フィールディングからの送球時などはサイド気味に腕が出ていたようで、その点に着目した与田監督から進言されたと言われています。

一般的にサイドスローに変更して一番懸念されるのは、上投げよりも球速が落ちてしまうことです。しかし、幸いにして鈴木博志投手はサイドスローに転向してからも最速152キロをマークしており問題はなさそうですね。

むしろ、サイドスローで少し腕を下げ状態で150キロ以上出ていることはスゴイことだと思いますし、セリーグの中でも珍しいタイプの投手になるので貴重だと思います。

変化球については、上手投げの時から投げていたカットボールなど、横に変化するボールの曲がりがさらに鋭くなるというメリットが生まれました。そして何より、一番の課題であった制球力がサイドスローにしたことで安定してきたように思います。

サイドスローは合う投手、合わない投手が極端に分かれる投げ方だと思いますが、鈴木博志投手にとってはピッタリはまった形になったようです。さすがは、投手出身の与田監督のアドバイスだなと感心した次第です。

2021年のここまでのオープン戦での鈴木博志の成績は、

5試合、4.2イニングに登板、被交女打3、被本塁打0、与四球1、失点0、防御率0.00。

抜群の安定感を見せ、首脳陣からの信頼を勝ち得ていると思われます。



 

サイドスローの鈴木博志の中継ぎ成績予想(2021年)と中日のライデルマルティネス投手の来日が影響する守護神争いは?

上記にあるように、オープン戦での好成績を受け、中日の守護神候補に鈴木博志投手の名前が挙がりつつあるという報道が一部では出始めています。というのも、昨年21セーブをあげた守護神であるライデルマルティネスがコロナウイルスの影響によりキューバから来日できておらず、チームに合流していない現状を受け、鈴木博志投手には千載一遇のチャンスが到来してきています。

よって、私の勝手な鈴木博志投手の成績予想は下記になります。

50試合登板、勝敗北15ホールド12セーブ

オープン戦、このままの調子でいけば、ライデルマルティネスが来日&チーム合流するまでの間、鈴木博志投手が守護神の大役を任されるのではないかと見ています。そこで12セーブくらいは上げてしまうというのが私の見立てです。

その後、ライデルマルティネスが来日、チーム合流して守護神に返り咲いたとしても、鈴木博志投手は中継ぎに回って15ホールドくらいは上げられると予想しています。そのくらい、サイドスローがぴったりハマっていますし、元々は剛速球タイプの高い資質を持った投手ですので、期待したいと思います。

場合によっては、ライデルマルティネスの来日が大幅に遅れることや、地元キューバでの調整が不十分で思うような成績を上げられない場合など、状況によってはそのまま鈴木博志投手が抑えに居座る可能性もゼロではないと思います。与田監督としても、チームの勝ちパターンの投手をそう易々とは変えたくないでしょうから、全ては鈴木博志投手の結果次第によると思っています。

サイドスローに転向し、再起をかけた大事な一年になると思いますので、ぜひとも鈴木博志投手には活躍してもらいたいと思います。

以上、今回は中日ドラゴンズで2021年の活躍が期待される鈴木博志投手についてでした。



コメント

タイトルとURLをコピーしました