プロ野球選手の変化球の種類と投げ方、握り方、軌道

プロ野球において、ピッチャーがバッターを抑える手段として変化球は欠かせません。変化球が一級品で「これぞ!」という勝負球を持っているピッチャーは一流選手になる傾向があります。例えば、巨人、レッドソックスで活躍した上原投手のスプリットや、ソフトバンクの千賀投手のお化けフォークなど、打者を惑わす決め球があるだけで投球の幅がガラリと変わり、一気に世界レベルの投手となります。

プロ野球の変化球で主に使われている種類、軌道

変化球と言っても、昔とは違って進化を遂げているため現代ではたくさんの種類があります。現在、主にプロ野球で使われている変化球の種類を挙げてみました。もちろん、これが全てではないですがほぼ網羅されていると思います。


スライダー
カットボール


カーブ
ナックルカーブ


フォーク
スプリット
チェンジアップ
ナックル


シンカー


シュート
ツーシーム



まず、変化球は大きく分けて2つの基軸があります。①縦横斜めの変化、②緩急の変化です。この2つの基軸の変化により打者のタイミングやバットの芯を外すことが変化球の目的であり、アウトを取ることに繋がります。

どのタイプの変化球を使うかは、投手のタイプ、スキルにもよります。近年は変化球のバリエーションも豊富になり、レベルも上がってきていると思います。

日本のプロ野球の変化球については、アメリカ・メジャーリーグの影響を大きく受けていると言われています。例えば、②の緩急に該当するチェンジアップなどは、メジャーで主流になり、それが日本でも取り入れられてきたという経緯を聞きます。

これまでは、遅いボールを投げるという概念は、あまりなかった考え方でしたがメジャーリーグでバッターのタイミングをずらすという投球術が有効であることが認められ、広まり始めた後に同じく日本でもチェンジアップが普及し始めたという話を聞きました。近年では、ほとんどのプロ選手が持ち球としてチェンジアップを投げており、高校生ですらチェンジアップを駆使していますね。

さらには、①の縦横の変化についても、ツーシーム、カットボールなど小さな変化のボールが出てきたのは、同じくメジャーで主流になった後に日本にも広がってきたと言われています。やはり、メジャーが最先端であるということは、認めざるを得ないかもしれませんね。

私が高校生だった20年以上前とは比較にならないレベルの世界ですよね。我々の学生時代はスライダーが主流だったと思います。私はちょうど松坂世代に近かったもので、当時は「高速スライダー」なんて言葉が流行り、変化球もストレートとスライダー、せいぜいカーブくらいの組み合わせが主流だったと記憶しています。一部フォークを投げる投手も稀にいましたが。。

あの時は、スライダーですらどうやって打つのだろうと思っていましたが、今やフォークやスプリットなど縦の変化にも対応しなければならないからハイレベルですよね。

また、ストレートの球速もとんでもない進化を遂げていると思います。20年前は高校生で140キロ台後半のストレートを投げていたら、プロ注目選手と目されていましたし、現にドラフトでプロ入りした選手がたくさんいましたが、今や140キロ台を投げる高校生なんてそこら辺りにゴロゴロいますよね。150キロ台を投げる投手については、昔で言えばそれだけで新聞トップニュースになったりしていましたが、今や珍しいことではなくなってしまいました。

むしろ、大谷翔平くんなどを筆頭に高校生でも160キロを投げることが現実的であると証明されているため、どんどん球速レベルが上がってきているのが実状ですね。160キロの球がどれほどなのか、私には全く想像もできないくらいスゴイことですよね。

余談ですが、私の高校時代は前述した松坂世代の前後であったため、松坂モデルのグローブ(ミズノの水色のマーク)なんかも流行っていました。実際に私も高校時代は松坂モデルのグローブを買って使っていましたし、未だに思い出として大切に保管しています。笑


野球変化球の主な種類の投げ方、持ち方、握り方と軌道

野球の変化球の投げ方、持ち方、握り方を主なものだけ簡単に記載します。ただし、変化球は人によっても投げ方は様々ですので、あくまでも一例の参考程度にご参照ください。投げる人の指の大きさや握力、腕の降り方など様々な要素で変わりますからね。

 

・スライダー

中指の感覚がいい方の指を縫い目にかけて握る。さらに親指、薬指もかけるようにして握る。

 

・カーブ

人差し指を縫い目にかけて握り、親指も縫い目にかけて、投げる時に指をロックするイメージで指をかける。

 

・フォーク

縫い目の外側に中指、人差し指の2本で挟むように握る。握る深さは人によって様々。

 

・スプリット

縫い目にそって浅く握り、親指の位置が中心に来るように握る。

 

・チェンジアップ

親指と人差し指で輪を作るようにして軽く握る。ボールを抜くイメージで投げる。

私も高校時代に先輩から投げ方や握り方を教わって、その通り投げてみたものですが、なかなか上手くいきませんでした。それぞれコツがあったり、その人特有の投げ方にも影響しますので、自分に合った変化球、投げ方、ボールの握り方を見つけたいですね。一度、プロに直接教わってみたいですよね。

軟式野球でのおすすめ変化球

私も素人が混ざった草野球程度の軟式野球をすることがあり、時々は野球経験者(ピッチャー経験はないのですが、、)ということもありピッチャーをすることがありますが、使うのはスライダー、カーブですね。

おすすめはカーブが一番投げやすいと思います。ボールへの指のかけ方と手首をロックしたイメージで、ストレートと同じ腕の振りで簡単に投げられるのが特徴的です。また、スライダーも同様にボールへの指のかけ方を調節するだけで、軟式は曲がりやすくなりますので、前述の握り方も参考に、

さらには最近はユーチューブなどにもたくさん投げ方映像がアップされていますので、見てみてください。素人がやる遊びレベルの軟式野球であれば、この2つで十分だと思います。

※何かの大会やもっとガチのレベルでやる人は、もちろん、チェンジアップやフォークなど様々な球種を駆使した方がいいですね。

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました