広島カープのショート(遊撃手)の2022年のレギュラー予想と争い
今回は、広島カープのショートのレギュラー予想についてです。
2016年から2018年までセリーグ3連覇を果たし、黄金期を築いていた広島カープですが、ここのところは優勝からもAクラスからも遠のいています。
そんな中でも、今回は内野手のショートのポジションに着目したいと思います。それでは私のレギュラー予想の見解を具体的にランキング形式で見ていきたいと思います。
広島カープのショート(遊撃手)の2022年のレギュラー予想ランキング
2022年における広島カープのショートの私のレギュラー予想をランキングで表すと以下になります。順番に個別選手を見ていきたいと思います。
1位 小園海斗(こぞのかいと)
2位 田中広輔(たなかこうすけ)
3位 矢野雅哉(やのまさや)
○1位 小園海斗(こぞのかいと)
まず私が1位に選んだのは、小園海斗(こぞのかいと)選手です。今シーズンは開幕からショートでのスタメン出場を果たし、レギュラーの第一候補として躍動しています。
昨年の開幕は2軍スタートでしたが、ファームでの試合で結果を残し、打率も3割まで上げてきていたため、4月早々に一軍への昇格。4月22日以降は不調の田中広輔(たなかこうすけ)に替わってショートのスタメンのチャンスを得るようになりました。
【2021年の小園海斗の成績】
113試合出場、打率.298、本塁打5、打点35、盗塁4、出塁率.320
一軍に昇格してからも、好調さをキープして打率も途中までは3割台をキープしていました。盗塁こそ4であるものの、出塁率.320は見事なものだと思います。
昨年、小園海斗(こぞのかいと)はありましたが、不運なことにコロナウイルスのPCR検査で陽性になってしまったため、登録が抹消されてしまいました。
PCR検査で陽性にはなったものの、体調を大きく崩しているわけではなく、早々に戦線復帰を果たしてくるとは思いますが、これまでずっと好調を維持していただけに、この登録抹消によって今までの良いリズムが消えてしまわないかが少し気がかりでしたが、復帰後は見事な活躍だったと思います。
あとは、同じような活躍を今年も実践できるかどうかがレギュラーの座を確立するためには必須となるでしょう。
まだまだシーズンは始まったばかりだと思いますので、まずはコンディションを整え、残りの期間で取り戻せるよう頑張ってもらいたいと思います。
○2位 田中広輔(たなかこうすけ)
第2位に選んだのは、田中広輔(たなかこうすけ)選手です。
経験と実績がある田中広輔は、これまでのシーズンでメインの遊撃手として、一番多くの試合数にショートとして出場していました。まだ圧倒的に小園海斗や矢野雅哉が、田中広輔を実力で抜き去ることができない以上、経験と実績に勝る田中広輔を佐々岡監督は起用する場面が出てくると見ています。
ただし、その田中広輔は非常に際どい打撃成績になっています。
【2021年の田中広輔の成績】
81試合出場、打率.206、本塁打2、打点3、盗塁8、出塁率.308
もはや二軍落ちしていてもおかしくない低調な成績になっています。案の上、4月22日以降はショートのスタメンに小園海斗が起用されるようになり、スターティングメンバ―から外される試合も増えてきてしまいました。昨年の5月中旬以降はチーム内でのコロナ陽性者の発生に伴い、再びスタメンで起用されるようになってきていましたが、結果として100試合に届かない出場になってしまいました。
以前のようなリードオフマンとしての面影はなく、出塁率が3割を切り、打率が1割台まで落ちてしまうほど、スランプに陥っているものと推察しています。言葉は悪いですが、現在のところは消去法で起用されているだけであり、1日でも早くスランプから抜け出して活躍するようなきっかけを掴んでもらいたいと思います。
○3位 矢野雅哉(やのまさや)
3位は矢野雅哉(やのまさや)選手です。2020年のドラフト6位の選手でありますが、非常に守備に定評のある選手です。2022年のレギュラー予想という観点からは、3位にしておりますが、私個人として広島カープの将来的なショートとしては、この矢野雅哉を押したいと思っています。
それくらい守備力が高く、バッティングについても1軍での経験を積んでいけば、十分に適応していける能力を持った選手だと思います。
【矢野雅哉(やのまさや)の詳細記事はこちら】
広島カープのショート(遊撃手)の歴代レギュラーを見て2022年のレギュラー予想をランキング、黄金期は田中広輔の貢献度は?
広島カープのショート(遊撃手)の歴代レギュラーを見てみると、改めて田中広輔の功績は大きかったのだと分かります。
【広島カープの歴代ショート】
2000年~2002年:東出輝裕
2003年~2004年:シーツ
2005年~2013年:梵英心を中心とした小窪哲也、石井琢朗、木村昇吾の時代
2014年~2020年:田中広輔
田中広輔がレギュラーとして定着するまでは、長くても2~3年単位でレギュラー選手が入れ替わり、1人の選手を長年固定できずにいました。
ところが、田中広輔が加入してからは、実に7年間に渡って広島カープのショートのレギュラーの座に君臨してきたわけですから大したものです。しかも、このうち2016年から2018年ではリーグ3連覇を果たした中心人物でいたわけですから、球団に対する貢献度は計り知れないでしょう。
とは言え、過去の栄光は過去の実績として、客観的に見つめなおさなければならない時期にきているのも事実です。田中広輔は今年で32歳、まだまだ現役選手として活躍できる年齢ではありますが、ショート(遊撃手)としてのピークが過ぎ始めたのかなと思うところもあります。
特に、堅実な守備と出塁率、機動力が売りの選手であるため、どうしても年齢を重ねてくると不利に働いてしまうところが難点でしょうか。
新たなステージ、新たな田中広輔に生まれ変わるための試練だと思って、このピンチをチャンスに変えられるような進化を見せてほしいと思います。
逆に、小園海斗(こぞのかいと)や矢野雅哉(やのまさや)に至っては、このチャンスを生かせなければレギュラーの座を確たるものにすることはできないというくらいの意気込みで2022年シーズンに臨んでほしいと思います。
今年以降のドラフト、もしくはFA移籍などでどんな大物ルーキーや大物選手が来るかは予想がつきません。奪える時に奪えなければ、生き残っていくことはできないのがプロの世界ですので、田中広輔から一気にショートのポジションを奪うつもりで頑張ってほしいですね。
広島カープのショート(遊撃手)の2022年のレギュラー争いから考える2~3年後のショートならびに内野ポジションについて
2022年のショートのポジションについて、ランキング形式で見てきましたが、中長期的な広島カープの内野陣を考えた場合に、私が推奨したいのはショート(遊撃手)に矢野雅哉(やのまさや)、セカンドに小園海斗(こぞのかいと)という布陣です。
2人とも守備力は一級品でありますし、この高い守備力を誇る2人がセンターラインの二遊間を占めるチームは強くなると思います。あとは、課題である打撃面をどう克服していけるか。また、セカンドには不動の二塁手として君臨していく菊池涼介もいます。この高い壁をどう超えていけるかも1つのポイントになってきそうです。
やはりこれまでの優勝チームを見てみてもセンターラインである、キャッチャー、セカンド、ショート、センターがレギュラーとして固定されているチームは強いですよね。広島も黄金期のようなセンターラインが確立できるといいですね。
以上、今回は広島カープのショート(遊撃手)の2022年のレギュラーについての記事でした。
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